池澤春菜『台湾、お菓子の旅』はどんな本?前作から8年空いた事情と台湾本3冊の違い

    【結論】最新刊『台湾、お菓子の旅』は前2冊と違ってエッセイ集。ガイドブックではありません。

    • 発売は2026年5月1日/主婦と生活社/1,980円(税込)
    • 前作からの間隔は約8年。1冊目→2冊目は1年だった
    • 版元もKADOKAWAから変更されている
    • 訪台回数は70回以上まで積み上がった
    この記事で分かること
    • 最新刊の基本データ(価格・判型・ページ数)
    • 前2冊とどこが違うのか
    • 8年空いたあいだに何があったか
    • どの1冊から読むといいか

    2026年8月11日(火)21時30分、
    NHK Eテレ「心おどる あの人の本棚」に
    池澤春菜さんが登場します。

    この人を「声優」だと思っていた人ほど驚くのが、
    台湾についての本を3冊も出しているという事実です。
    しかも最新刊はこの春に出たばかり。
    まずはそこから見ていきます。

    目次

    【予想】台湾本の4冊目は出るのか

    ここからは編集部の予想です。
    結論から書くと、4冊目は出る。ただし数年単位で先になるとみています。
    そう見る根拠を9つ挙げます。

    根拠①:刊行の間隔がすでに開いているから。
    1冊目が2017年8月5日、2冊目が2018年7月27日で約1年
    ところが3冊目は2026年5月1日で、
    前作から約8年空いています(版元ドットコム)。
    ペースは明らかに落ちています。

    根拠②:その8年間に本業が増えたから。
    2021年に星雲賞の日本短編部門を受賞し、
    2024年5月には初の短編集を刊行。
    小説の仕事が入ってきた期間と、
    台湾本が止まっていた期間はきれいに重なります。

    根拠③:それでも台湾へは行き続けているから。
    2018年時点の著者プロフィールは「渡航歴は50回に迫り」でしたが、
    2026年には「70回以上」誠品生活日本橋)。
    本を出していない間も通っていた、ということです。
    素材は溜まり続けます。

    根拠④:版元を替えて出し直せることが分かったから。
    1冊目・2冊目はKADOKAWA、3冊目は主婦と生活社
    シリーズの続刊という縛りから外れた形で
    企画が成立しています。
    4冊目の受け皿は1社に限られません。

    根拠⑤:テーマの切り出し方に余地があるから。
    1冊目・2冊目が「ごはん」、3冊目が「お菓子」。
    飲み物・市場・街など、
    まだ独立した1冊にできる切り口が残っています。

    根拠⑥:3冊目が最も厚い本になっているから。
    128ページ→112ページ→160ページ
    価格も1,540円から1,980円(いずれも税込)へ。
    企画として縮小しているのではなく、
    むしろ大きくなっていることが分かります。

    根拠⑦:刊行イベントが開かれているから。
    2026年5月16日、誠品生活日本橋で
    定員50名のトークイベントが行われました。
    台湾書籍を扱う書店側が動く程度には、
    読者の需要が見込まれているということです。

    根拠⑧:3冊目でジャンルを変えられたから。
    ガイドブックからエッセイ集へ移したことで、
    お店情報の鮮度に縛られなくなりました
    ガイドは数年で古くなりますが、
    読み物なら寝かせても価値が落ちません。
    次を急がなくてよい体制になった、ということです。

    根拠⑨:書く動機が仕事の外にあるから。
    1冊目の紹介文で本人は
    「この本には、私が好きな台湾を、宝箱のようにぎゅっと詰め込みました
    と書いています。
    依頼があるから書く、という構造ではない
    それなら8年空いても4冊目は消えません。

    もっとも、次作の予定は発表されていません。
    ここまではあくまで刊行データからの予想であり、
    外れる可能性は十分にあります

    最新刊『台湾、お菓子の旅』の基本データ

    書名台湾、お菓子の旅
    著者池澤 春菜
    出版社主婦と生活社
    発売日2026年5月1日
    体裁A5判/160ページ
    価格1,800円+税(1,980円 税込)
    ISBN978-4-391-16555-5

    版元の紹介文はこうです。
    「大の台湾好き作家・池澤春菜が台湾の絶品スイーツを求めて一人旅するエッセイ集。
    読んで、食べて楽しい1冊。台湾スイーツ案内つき」。

    ポイントは「案内つき」という言い方です。
    お店情報は付録の扱いで、
    本体はあくまで読み物だと分かります。

    刊行イベントの案内によれば、
    お菓子そのものだけでなく
    「お菓子を巡る日台の数奇な縁」にも触れているとのこと。
    グルメ本の枠に収まらない内容です。

    過去2冊はどんな本だったか

    書名発売日体裁・価格
    最愛台湾ごはん 春菜的台湾好吃案内2017年8月5日A5判128ページ/1,540円(税込)
    おかわり最愛台湾ごはん 春菜的台湾好吃案内2018年7月27日A5判112ページ(左開き)/1,540円(税込)

    1冊目は初の旅グルメガイドブックでした。
    紹介文で本人が
    「台湾はもう何回か行って、定番の所は見たけど、
    もっと何かないかな、という人に」と書いており、
    リピーター向けだと明言されています。

    この本は2017年9月3日の朝日新聞朝刊で書評に取り上げられました。

    2冊目は範囲がぐっと広がります。
    台北、花蓮、宜蘭、高雄、澎湖……オール台湾」。
    離島の澎湖まで入っており、
    1年でここまで回収したことになります。

    1冊目・2冊目は刊行から年数が経っており、版元ドットコムの書誌でも出版社在庫は「不明」の表示です。新刊書店での入手は難しい可能性があります。

    訪台回数の増え方が一番おもしろい

    3冊の紹介文には、
    毎回のように訪台回数が書かれています。
    並べると変化がはっきりします。

    時点書かれ方
    2017年「40回以上、たぶんもうすぐ50回近く行っている」
    2018年「台湾渡航歴は50回に迫り」
    2026年「70回以上」「70回ほど訪台」

    1冊目のときの「もうすぐ50回近く」という予告は、
    翌年の2冊目で「50回に迫り」として回収されています。
    そこから2026年までで、さらに20回ほど。

    本が出ていない8年のあいだも
    通い続けていた、ということです。
    仕事だから行くのではなく、行くから本になる
    この順番が3冊のデータから読み取れます。

    よくある質問(Q&A)

    Q1. 『台湾、お菓子の旅』はいくらですか?

    1,980円(税込/本体1,800円)です。主婦と生活社から2026年5月1日に発売。A5判160ページ、ISBNは978-4-391-16555-5です。

    Q2. 前の2冊と何が違いますか?

    いちばん大きいのはジャンルです。前2冊は「ガイドブック」でしたが、最新刊は「エッセイ集」で、お店情報は「台湾スイーツ案内つき」という付録扱いになっています。テーマも「ごはん」から「お菓子」に絞られました。

    Q3. なぜ8年も空いたのですか?

    公式に理由が説明されているわけではありません。ただしこの間に池澤さんは2021年の星雲賞受賞、2024年の初短編集刊行と小説家としての活動が続いており、時期が重なっています。

    Q4. 台湾には何回行っていますか?

    最新刊の紹介と刊行イベント案内では「70回以上」とされています。2017年の1冊目では「40回以上」でした。

    Q5. どれから読むのがおすすめですか?

    いま新刊で買えるのは3冊目です。読み物として楽しみたい人はそのまま最新刊へ。お店を具体的に探したい人は、1冊目・2冊目を電子書籍や図書館で探すのが現実的です。

    これからどうなりそうか

    最新刊が出たのは2026年5月で、
    まだ3か月ほどです。
    当面はこの1冊が最新であり続けます。

    放送で名前が出れば検索は増えますが、
    過去2冊は在庫が読めません。
    動くとすれば最新刊と電子書籍でしょう。

    そして訪台回数は、次に本が出るころには
    80回台に入っている可能性があります。
    紹介文の数字を追いかけるのも、この人の本の楽しみ方のひとつです。

    まとめ

    『台湾、お菓子の旅』は2026年5月1日発売、
    主婦と生活社、A5判160ページ、1,980円(税込)。
    前2冊と違ってエッセイ集です。

    台湾本は全部で3冊
    刊行間隔は1年→8年と大きく開き、
    そのあいだに小説家としての受賞と初短編集がありました。

    それでも訪台回数は40回台から70回台へ。
    本が止まっても、通うことは止まっていなかった
    3冊を並べて分かるのは、その一点です。

    参照リンク

    よかったらシェアしてね!
    • URLをコピーしました!
    • URLをコピーしました!

    コメント

    コメントする

    CAPTCHA


    目次