【結論】公式が出している数字は「1試合で約2万杯分のカップ回収」と「年間回収率48.7%」の2つです。
@shougun0315 甲子園のビールって1日で果たしていくら売れてるのか予想してみた!#野球 #阪神 #甲子園
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- カップは1個約14g。1試合で250〜300kg回収される
- 重さから計算すると約2万杯分が回収されている
- 2025年の年間回収率は48.7%(2020年は約20%)
- 生ビールは3銘柄すべて850円
- 売り子は1日160人前後。タンクは器具込みで約15キロ
- 甲子園のビールが1試合でどれくらい売れているかの目安
- その数字がどの公式データから出てくるのか
- 売り子の売上と球場全体の売上は別だという話
- 逆算した数字のどこに幅があるのか
「甲子園のビールは1日いくら売れているのか」。
動画やSNSで取り上げられる問いです。
ただし球場が販売数や売上額そのものを公表した資料は見つかりませんでした。
ただし、カップのリサイクルに関する数字は公開されています。
そこから逆算すると、規模がかなり具体的に見えてきます。
【考察】甲子園のビールは1試合でいくら売れている?編集部は「約3,400万円規模だが売り子の数字ではない」と読みます
ここからは編集部の予想です。
結論から書きます。
公式データに前提を1つ置けば、1試合あたり約4万杯・3,400万円台という規模が出てきます。
ただしそれは球場全体の数字です。
売り子の売上と同じではありません。
理由1:公式の回収データから逆算できます。
球場企画担当の重森弘毅さんは、カップについて「1個が約14g」、「1試合で250㎏から300kg程度回収されています」と説明しています。
そして「単純計算でいうと約2万杯分のカップが回収されたことになります」とも述べています(阪急阪神ホールディングス)。
同じ記事で「2025年の年間回収率は48.7%」と公表されています。
回収が2万杯で回収率が48.7%なら、売れた総数は約41,000杯。
850円をかけると約3,485万円になります。
理由2:その数字は売り子だけでは作れません。
生ビールの売り子は1日160人前後です。
アサヒ側の担当者が「1日、だいたい140人前後くらいですね、生ビールだけで」と話し、球場側の担当者が「1日に160人前後が生ビールを販売しています」と補っています(Yahoo!ニュース エキスパート)。
41,000杯を160人で割ると1人あたり約256杯。
タンクは中身10リットル、器具込みで約15キロです。
これを背負って階段を往復する仕事で、全員が256杯はさすがに厳しい。
つまりコンコースの売店で売れている分が、かなり含まれているはずです。
理由3:逆算にはきちんと幅があります。
48.7%は「2025年の年間」の回収率です(阪急阪神ホールディングス)。
1試合ごとに必ず48.7%になるわけではありません。
回収量も250kgと300kgで約3,500杯の差が出ます。
さらに、回収されるのは「ビールカップ」と説明されていますが、同じ形のカップは他の飲み物にも使われます。
「4万杯すべてがビール」と言い切れる公式資料は見つかりませんでした。
参考までに、逆算の途中式も置いておきます。
回収量250kgなら約17,900杯、300kgなら約21,400杯。
公式が言う「約2万杯」とちょうど重なります。
これを0.487で割ると36,700〜44,000杯。
850円をかけると約3,120万〜3,740万円の幅に収まります。
それでも、数字の出どころがはっきりしている点は強みです。
回収率が2020年の約20%から2025年に48.7%まで伸びた経緯も公表されています。
複数の前提を置いた試算として、「1試合で数千万円規模」という見方は成り立つと読みます。
ただしこれは実際のビール売上額を示すものではありません。
いっぽうで「売り子が3,400万円を売っている」という言い方は不正確です。
あくまで予想であり、球場が発表した売上額ではありません。
公式が出している数字を並べる
逆算のもとになった数字を表にします。
いずれも球場側・グループ会社が公表しているものです。
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| カップ1個の重さ | 約14g |
| 1試合の回収量 | 250〜300kg程度 |
| 回収された杯数 | 約2万杯分 |
| 2025年の年間回収率 | 48.7% |
| 2020年の回収率 | 約20% |
| 生ビール価格 | 850円(3銘柄とも) |
回収率が伸びたきっかけは、2021年に宣言された「KOSHIEN eco Challenge」という環境保全プロジェクトです。
集まったカップは再生繊維になります。
2023年シーズンからはアルプススタンドのラバーフェンスの中材に使われています(阪急阪神ホールディングス)。
さらに約150席の特別仕様シートのクッション材にも採用されました(阪神電気鉄道)。
甲子園の生ビールは3銘柄とも850円
2026年の売り子メニューは分かりやすい構成です。
ビールは3銘柄で、価格はすべて同じでした。
| 銘柄 | 価格 | 備考 |
|---|---|---|
| アサヒスーパードライ | 850円 | — |
| アサヒ生ビール マルエフ | 850円 | — |
| キリン一番搾り | 850円 | 外野エリアのみ |
価格は球場の公式メニューで確認できます。
ビール引換券のページにも「一杯850円を超えるビールについては、差額をいただきます」と書かれています(阪神甲子園球場)。
つまり850円が基準だと分かります。
観戦のお供をそろえるなら、応援グッズもあわせて用意しておくと当日が楽になります。
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売り子の仕事は15キロを背負って階段を往復する
数字の裏には、かなり体力のいる仕事があります。
背負うタンクについて、担当者は「中身が10リットルのビールで、それにホースや外側など器具を全部合わせると15キロくらいですね」と説明しています。
タンクを持って出た売り子については「早い子だと15分くらいで帰ってきますね」と説明されています(Yahoo!ニュース エキスパート)。
報酬の仕組みも説明されています。
「最低賃金は保証されていますし、その上で歩合制」という形です。
担当者は「自分が頑張った分がお給料に反映されるのも、やりがいになると思いますね」とも話しています。
具体的な時給や日給の金額は公表されていません。
SNSでは「日給2万円」といった数字も流れますが、公式に確認できるものではありません。
誤解しやすい点|「2万杯」は売れた数ではありません
いちばん混同されやすいのが「2万杯」の意味です。
これは回収されたカップの数であって、売れた数ではありません。
2025年の年間回収率48.7%を1試合にも当てはめるなら、売れた数は回収数の倍近くという計算になります。
ただし試合ごとの回収率や飲み物の内訳は分かりません。
ここを取り違えると、売上が半分に見えてしまいます。
もうひとつは「1杯の容量」です。
SNSでは1杯600mlとして計算されることがあります。
ただし甲子園の1杯が何ミリリットルかを示す公式の記載は見つかりませんでした。
タンクが10リットルなので、1杯400〜500mlと置けば1タンク20〜25杯という計算になります。
これは編集部の仮定です。
そして売り子の平均杯数も、公式には出ていません。
「1日120杯」「人気の子は180杯超」といった数字はSNS発の情報です。
裏づけのある数字として扱わないほうが安全です。
甲子園のビールに関するQ&A
Q1. 甲子園の生ビールはいくらですか?
850円です。
アサヒスーパードライ・アサヒ生ビール マルエフ・キリン一番搾りの3銘柄で、価格は同じでした。
ただしキリン一番搾りは外野エリアのみの取り扱いです。
Q2. 1試合で何杯くらい売れているのですか?
球場は販売数そのものを公表していません。
公表されている回収量(約2万杯)と回収率(48.7%)から逆算すると約4万杯という規模になります。
ただし、これは編集部の計算です。
Q3. 売上はいくらになりますか?
4万杯×850円で計算すると約3,400万円です。
回収量の幅(250〜300kg)を考えると、数百万円単位で動きます。
また球場全体の数字であり、売り子だけの売上ではありません。
Q4. 売り子は1日にどれくらい稼げますか?
最低賃金が保証され、その上に歩合が乗る形だと説明されています。
具体的な金額は公表されていません。
SNSで出回る日給の数字は、公式の裏づけがありません。
Q5. 回収されたカップはどうなりますか?
再生繊維として再利用されています。
2023年シーズンからはアルプススタンドのラバーフェンスの中材に使われました。
さらに約150席の特別仕様シートのクッション材にも採用されています。
Q6. この記事の考察はどこまで確かですか?
数字の出どころは公式資料ですが、逆算と結論は編集部の予想です。
回収率は年間の数値なので、1試合ごとの実数とは差が出ます。
「4万杯すべてがビール」とも断定できません。
今後の見通し|回収率はどこまで伸びるか
注目したいのは回収率の伸び方です。
2020年に約20%だった数字が、2025年に48.7%まで来ました。
5年で約2.5倍という伸びです。
もし回収率がさらに上がれば、同じ「2万杯回収」でも逆算される販売数は減ります。
回収率が低いほど割り算で誤差も一緒に膨らむため、回収率が上がるほど逆算のブレは小さくなります。
ただし年間の数字を1試合に当てはめる限界は残ります。
球場が販売数そのものを公表するようになれば、話はもっと早く決着します。
それまでは公開されている環境データが、いちばん確かな手がかりです。
まとめ
- 1試合で250〜300kg=約2万杯分のカップを回収
- 2025年の年間回収率は48.7%
- 逆算すると約4万杯・3,400万円規模(編集部の計算)
- 生ビールは3銘柄とも850円
- 売り子は160人前後。球場全体の売上とは別物
甲子園のビールは、ただの飲み物ではありません。
その1杯が回収されて座席やフェンスに変わる仕組みが動いています。
数字を追うと、売上の規模と環境の取り組みがつながっていると分かります。
次に球場へ行くときは、カップの回収とリサイクルにも目を向けたいところです。

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