【ひとことで】明治生まれの人は、いま全員114歳以上。報道では、国内に残るのは1人とみられています。
NHKのドキュメント20min.「最後の明治人」が、9月28日(月)午前0時と9月30日(水)午前11時30分にもう一度放送されます。
タイトルを見て「明治生まれって、まだいるの?」と気になった方も多いはず。
番組で語っている賀川滋子さんは、2026年8月27日に115歳で亡くなっています。
ここでは、明治生まれのいまを数字で追ってみます。
- 明治が終わったのは1912年7月29日
- 番組の取材時(2025年夏)は4人
- 番組の語り手・賀川滋子さんは2026年8月に死去
- いまの国内最高齢は京都市の岸本ふよさん
- 岸本さんは国内最後の明治生まれとみられる
- 元号の区切りと、いまの年齢
- この1年で何が起きたか
- 賀川さんと岸本さんのちがい
- 番組タイトルについての編集部の予想
まずは編集部の予想から。そのあとで数字を並べます。
【予想】「最後の明治人」は、放送のたびに言葉の重みが増していく
ここからは編集部の予想です。
わたしたちは、2025年につけられたこのタイトルは、1年たった今、ほぼ言葉どおりの意味になったと見ています。
根拠は8つです。
根拠1:明治生まれは、計算上みんな114歳以上。
明治は1912年7月30日に大正に変わりました。
明治の最後の日に生まれた人でも、2026年9月末には114歳です。
根拠2:番組を作ったときにはもう4人だった。
番組紹介によると、全都道府県に取材して見つかった明治生まれの人は4人でした(ステラnet)。
根拠3:お話を聞けたのは1人だけ。
プロデューサーは、ディレクターが直接お話を聞けたのは賀川さんだけだったと話しています。
4人のうち、自分の言葉で語る姿が残ったのは1人でした。
根拠4:その賀川さんが旅立った。
2026年8月27日、賀川さんは115歳で亡くなりました(東京新聞)。
今回の放送は、語り手がいなくなってからの放送です。
根拠5:残るのは1人とみられている。
京都新聞は、老年学の研究者の団体の情報として、国内の明治生まれは岸本ふよさんただ一人とみられると報じました(京都新聞)。
根拠6:岸本さんも同じ明治44年生まれ。
京都市の発表によると、岸本さんのお誕生日は明治44年12月20日です(京都市)。
賀川さんとは同い年で、7か月ほど後の生まれです。
根拠7:大正生まれも100歳の壁へ。
大正は1926年12月24日まで。
大正生まれでいちばん若い人も、2026年12月に100歳になります。
明治の次は、大正の記憶が少なくなっていく番です。
根拠8:企画そのものが「間に合わなかった後悔」から生まれた。
プロデューサーは、明治生まれのおばあさまが亡くなったとき、もっと話を聞いておけばよかったと後悔したことが企画のきっかけだったと明かしています。
番組は最初から、いま聞かないと聞けなくなる声を残すために作られていたのです。
もちろん「最後の1人」は、あくまで報道で「とみられる」と書かれている段階です。表に出てこない方がいる可能性はあります。それでも、番組がつくられたころより、このタイトルの重さがぐっと増していることは確かだと思います。
以上が編集部の予想です。
NHKが再放送の理由を話しているわけではないので、そのつもりで読んでください。
元号の区切りと、いまの年齢
| 生まれ | いつからいつまで | 2026年9月末の年齢 |
|---|---|---|
| 明治生まれ | 1912年7月29日まで | 114歳以上 |
| 大正生まれ | 1912年7月30日〜1926年12月24日 | 99〜114歳 |
| 昭和生まれ | 1926年12月25日〜1989年1月7日 | 37〜99歳 |
年齢は区切りの日で計算したおおよその目安です。
明治44年(1911年)は、明治の終わりから2番目の年にあたります。
番組を見る前後に、明治の暮らしを写真や本でのぞいてみるのもおすすめです。
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この1年で何が起きたか
| いつ | できごと |
|---|---|
| 2025年7月29日 | 賀川さんが国内最高齢に |
| 2025年夏 | 番組の取材(明治生まれは4人) |
| 2025年10月19日 | 番組がはじめて放送される |
| 2026年8月27日 | 賀川さんが115歳で亡くなる |
| 2026年8月31日 | 京都市が岸本さんの国内最高齢を発表 |
| 2026年9月28日・30日 | 番組の再放送 |
賀川さんと岸本さんのちがい
ふたりとも明治44年生まれですが、番組に出ているのは賀川さんだけです。
| 賀川滋子さん | 岸本ふよさん | |
|---|---|---|
| お誕生日 | 5月28日 | 12月20日 |
| 住まい | 奈良県大和郡山市 | 京都市上京区 |
| 番組 | 語り手として出演 | 出演なし |
| いま | 2026年8月に死去 | 国内最高齢 |
番組で賀川さんが語っていること
番組表の紹介文によると、賀川さんが語るのは次のような暮らしの記憶です。
- はじめて洋食を食べたときの違和感
- はじめて靴を履いたときの驚き
- 人間が空を飛んだ!と心躍らせた飛行機のこと
- 太平洋戦争末期のこわい体験
紹介文には、生まれた明治44年は徳川慶喜や夏目漱石もまだ健在だったころとも書かれています。
朝ドラ『虎に翼』のモデル・三淵嘉子さんや、『あんぱん』のやなせたかしさんよりも年上です。
「虫眼鏡で大谷翔平の記事を読むのが日課」という一文もありますが、これは2025年夏の撮影当時のお話です。
気になる疑問Q&A
Q. 番組の「最後の明治人」ってだれ?
奈良県大和郡山市の賀川滋子さんです。
元お医者さんで、2026年8月27日に亡くなりました。
Q. 明治生まれは何人いるの?
公式な人数は出ていません。
京都新聞によると、岸本ふよさん1人とみられています。
Q. 放送はいつ?
NHK総合で9月28日(月)午前0時〜0時20分と、9月30日(水)午前11時30分〜11時50分です。
おわりに
明治生まれの人は、いま全員114歳以上。
番組の語り手・賀川さんは亡くなり、国内最後の明治生まれとみられるのは京都市の岸本ふよさんです。
「最後の明治人」は9月28日(月)午前0時と30日(水)午前11時30分、NHK総合で放送されます。

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