カーボンエクストラクトって何の会社?アンパラレルドで話題のCO2回収ベンチャーの出資元と提携先

    【結論】カーボンエクストラクトは、空気中のCO2を「膜」でこし取る装置を開発している会社。総合商社の双日が中心となり、九州大学などと2023年に立ち上げました。

    テレビ東京「アンパラレルド〜ニッポン発、世界へ〜」、
    10月7日(水)午後11時6分からの回のテーマは
    「会議室の“ハァ〜”からレタスが育つ」。
    そのカギを握るのが、
    カーボンエクストラクト(Carbon Xtract)という会社です。
    聞きなれない社名なので、
    何をしている会社なのかをまとめました。

    本記事はプロモーションを含みます。

    • 設立は2023年5月、まだ若い会社
    • お金を出しているのは双日・九州大学・ナノメンブレン
    • 膜でCO2を集めるm-DAC®という技術が武器
    • JA全農や清水建設、東京応化工業などとタッグ
    この記事のポイント
    • 会社の基本データ
    • どうやって生まれた会社か
    • 手を組んでいる相手
    • 放送前の予想
    目次

    【予想】番組を見ると「CO2がお金になる時代」のイメージがつかめそう

    ここからは放送前の予想です。
    番組を見終わったとき、
    「CO2って捨てるだけのものじゃなく、売り買いできる資源なんだ」と感じる人が多いのではないかと思います。
    そう考える理由を7つ紹介します。

    1つ目は、会社の生まれです。
    カーボンエクストラクトは、総合商社の双日が中心となって作った会社です(創業手帳)。
    商社は「モノを必要な人に届けてお金にする」プロ。CO2にも同じ発想を持ち込んでいます。

    2つ目は、農業との連携です。
    2024年3月には、JA全農、九州大学、双日、三菱UFJ銀行と、ビニールハウスなどの施設園芸で使うための連携協定を結びました(JA全農)。
    CO2を足すと作物の光合成が進むため、農家にとっては「買いたいCO2」になります。

    3つ目は、ビルの中での実験です。
    清水建設の拠点「温故創新の森NOVARE」(東京都江東区)では、会議室の空気から取り出したCO2を植物の栽培に回す実証が行われています(BuildApp News)。
    番組紹介の「ハァ〜からレタス」はこの取り組みのことです。

    4つ目は、量産の準備が進んでいることです。
    半導体材料で知られる東京応化工業と共同開発契約を結び、膜の量産を任せる形をとっています(東京応化工業)。
    研究室の技術を「商品」にする段階に入っているといえます。

    5つ目は、番組の紹介文そのものです。
    番組表には「CO2を資源に変えて新たな価値とビジネスを創出させたい」という森山哲雄CEOの挑戦に迫る、と書かれています(番組表.Gガイド)。

    6つ目は、燃料にまで話が広がることです。
    番組表では、大阪・関西万博で都市ガスの代わりに使う展示を行ったことや、合成燃料(e-fuel)への応用にも触れています。
    野菜から燃料まで、CO2の行き先がいくつも紹介される回になりそうです。

    7つ目は、装置が小さいことです。
    森山さんはインタビューで、この方式は熱も水も使わず、電源さえあれば砂漠でも高山でも海の上でもCO2を回収できると説明しています(デジタルグリッド)。
    大きな工場がいらないからこそ、農家やビルなど「使う人のすぐそば」で集めて、その場で使えるわけです。

    もちろん、どんな内容になるかは放送を見るまで分かりません。
    ここでの話は、あくまで予想です。

    カーボンエクストラクトの基本データ

    項目内容
    会社名Carbon Xtract(カーボンエクストラクト)株式会社
    できた日2023年5月26日
    社長森山哲雄さん(元・双日)
    技術の責任者藤川茂紀さん(九州大学 主幹教授)
    出資しているところ双日/九州大学/ナノメンブレン
    活動の拠点九州大学 伊都キャンパス(福岡市西区)
    株式上場していない

    どうやって生まれた会社?

    もとになったのは、九州大学が長年研究してきた
    「空気を膜でろ過してCO2を集める」技術です。

    2022年2月、双日と九州大学が、この技術を世の中で使えるようにするための覚書を結びました。
    1年あまり後の2023年5月、双日が中心となって会社を設立。
    理化学研究所から生まれた膜のベンチャー「ナノメンブレン」も一緒です。

    設立後には九州大学も出資を決めました。
    九州大学にとって、大学として初めての出資だったそうです(九州大学の発表)。

    ほかのCO2回収と何が違う?

    空気からCO2を直接集める技術はDAC(ダイレクト・エア・キャプチャー)と呼ばれます。
    一般的なDACは、薬品にCO2をくっつけてから熱で取り出すため、大きな設備が必要になりがちです。

    カーボンエクストラクトの方式は、ポンプで空気を引き込み、膜に通すだけ。
    そのため机に置けるサイズの試作機から始められ、たくさん並べて使うこともできるそうです(デジタルグリッドのインタビュー)。

    手を組んでいる相手

    • JA全農ほか:ビニールハウスで使う装置の開発・実証(2024年3月に協定)
    • 東京応化工業:膜の量産に向けた共同開発(2024年6月に契約)
    • 清水建設・双日:ビルの空気からCO2を集めて使う実証(東京都の事業)

    集めたCO2は、炭酸水や炭酸シャワーの原料にする使い方も考えられているそうです(BuildApp Newsが紹介したプレスリリース)。
    おうちで「CO2を使う」身近な道具といえば、やっぱり炭酸水メーカーですね。

    ※在庫や価格は各ショップでご確認ください。

    気になるQ&A

    Q1. なんて読むの?

    カーボンエクストラクトです。

    Q2. 株は買えますか?

    上場していないので、一般の人は買えません。

    Q3. 家庭用の装置はある?

    今のところ、家庭向けの販売は発表されていません。

    Q4. 社長はだれ?

    森山哲雄さんです。双日の出身です。

    Q5. 放送日時は?

    10月7日(水)午後11時6分〜11時55分、テレビ東京です。

    おわりに

    カーボンエクストラクトは、九州大学の膜の技術と、双日の商社力を組み合わせて生まれたCO2回収の会社でした。
    農業やビル、燃料まで、CO2の使い道がどう語られるか楽しみです。

    放送は10月7日(水)午後11時6分から、テレビ東京「アンパラレルド」です。

    参考にした情報

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