【結論】第18回TAMA映画賞の最優秀作品賞は『急に具合が悪くなる』『さとこはいつも』の2作品です。授賞式は11月28日(土)に開かれます。
- 最優秀男優賞は本木雅弘・柄本佑
- 最優秀女優賞は吉岡里帆・今田美桜
- 新進女優賞に出口夏希・南琴奈、新進男優賞に黒崎煌代・山時聡真
- 授賞式はパルテノン多摩 大ホール。チケット抽選は10月31日から受付予定
「今年は誰が受賞したの?」「授賞式はいつ、どうやって見に行ける?」と気になって検索した方も多いはずです。
この記事では、受賞作品・受賞者の一覧、授賞式とチケットの日程、そして最優秀作品賞の2作品がどんな映画かを、報道と公式情報をもとに整理します。
【考察】TAMA映画賞の『急に具合が悪くなる』は今後の映画賞レースでも主役になる?
結論から書きます。『急に具合が悪くなる』は、このあと続く国内の映画賞でも作品賞の有力候補であり続けると編集部は予想します。TAMA映画賞は国内映画賞のトップバッターと位置づけられる賞で、ここでの受賞は賞レースの最初の目安になります。
そう予想する理由は3つあります。
理由1:カンヌ国際映画祭で女優賞を受けた作品
濱口竜介監督の『急に具合が悪くなる』は、第79回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品されました(リアルサウンド、ぴあ映画)。5月23日の閉幕式では、主演のヴィルジニー・エフィラと岡本多緒が女優賞を受け、岡本は日本人として初めての受賞と伝えられています(THR Japan、フィガロジャポン)。
世界三大映画祭のコンペで賞を受けた日本映画は、国内の賞でも注目度が一段高くなります。海外での評価という「看板」があるぶん、選考で名前が挙がりやすいと編集部は見ます。6月19日の国内公開から時間がたっても話題が続いている点も、秋から冬にかけて発表が続く賞で有利に働くと考えます。
理由2:作品賞と新進男優賞の「ダブル受賞」
今回のTAMA映画賞で、『急に具合が悪くなる』は最優秀作品賞に加え、出演した黒崎煌代が最優秀新進男優賞を受けました。受賞理由では、3時間を超える物語の「重心を静かに支えた」と評されています(シネマトゥデイ)。
作品と俳優の両方が評価されたことは、作品全体の完成度が認められた証拠と言えます。作品賞だけでなく、俳優部門でも受賞者を出せる作品は、ほかの賞でも複数部門にノミネートされやすいと編集部は読みます。
理由3:3時間16分の長尺でも評価が割れていない
本作の上映時間は3時間16分(196分)です(映画ナタリー)。それでもカンヌでは「196分の上映時間すべてに価値がある」という評価が伝えられています(シネマカフェ)。
長尺の作品は観客を選ぶ一方、見た人の満足度が高いと賞の選考では強みになります。TAMA映画賞は市民ボランティアの映画ファンが選ぶ賞で、映画ファンの支持を得た点は、批評家や業界関係者が選ぶ賞でも追い風になると編集部は考えます。
同時受賞の『さとこはいつも』も含め、今年の賞レースは濱口作品を軸に進むというのが編集部の見立てです。
以上は報道をもとにした編集部の予想であり、断定ではありません。ほかの映画賞の結果は、それぞれの発表で確かめる必要があります。
第18回TAMA映画賞の受賞作品・受賞者一覧
第18回TAMA映画賞の受賞作品・受賞者は10月2日に発表されました(TAMA映画フォーラム実行委員会)。各部門の受賞は次のとおりです。
| 部門 | 受賞 |
|---|---|
| 最優秀作品賞 | 『急に具合が悪くなる』(濱口竜介監督) 『さとこはいつも』(沖田修一監督) |
| 特別賞 | 塚本晋也監督ほか(『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』) 河合健監督ほか(『みんな、おしゃべり!』) |
| 最優秀男優賞 | 本木雅弘、柄本佑 |
| 最優秀女優賞 | 吉岡里帆、今田美桜 |
| 最優秀新進監督賞 | 中川駿監督、孫明雅監督 |
| 最優秀新進男優賞 | 黒崎煌代、山時聡真 |
| 最優秀新進女優賞 | 出口夏希、南琴奈 |
各部門とも2人(2作品)ずつの同時受賞となっている点が目を引きます。
俳優部門の対象作品
| 受賞者 | 主な対象作品 |
|---|---|
| 本木雅弘 | 『黒牢城』『八月の声を運ぶ男』 |
| 柄本佑 | 『メモリィズ』『星と月は天の穴』『木挽町のあだ討ち』『黒牢城』『白鳥とコウモリ』 |
| 吉岡里帆 | 『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』『シャドウワーク』 |
| 今田美桜 | 『白鳥とコウモリ』『映画ラストマン -FIRST LOVE-』 |
| 黒崎煌代 | 『急に具合が悪くなる』ほか |
| 山時聡真 | 『90メートル』『ブルーロック』 |
| 出口夏希 | 『ルックバック』『万事快調』ほか |
| 南琴奈 | 『90メートル』ほか |
吉岡里帆の受賞理由では、『ストリート・キングダム』の躍動感と『シャドウワーク』の抑えた演技を挙げ、「陽」と「陰」の両極に確かな実在感を与えたと評されています。今田美桜は『白鳥とコウモリ』で、台詞に頼らず眼差しと全身で感情を伝えた点が評価されました(シネマトゥデイ)。
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授賞式は11月28日|会場とチケットの申し込み
第18回の授賞式は11月28日(土)、東京都多摩市のパルテノン多摩 大ホールで開かれます。授賞式チケットの抽選申し込みは10月31日から受け付ける予定です(オリコンニュース、シネマトゥデイ)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 授賞式 | 11月28日(土) |
| 会場 | パルテノン多摩 大ホール(東京都多摩市) |
| チケット抽選 | 10月31日から受付予定 |
| 映画祭の上映 | 11月14日〜29日、多摩市内3会場(休映日あり) |
公式サイトでは、授賞式チケットの支援会員向け優先申し込み(抽選)を9月20日から30日まで受け付けたと案内されています(TAMA映画フォーラム実行委員会)。一般の方は、10月31日からの抽選が申し込みの機会になります。
地元メディアの多摩ポンは、本木雅弘、吉岡里帆、今田美桜らの授賞式への登壇が決まったと伝えています(多摩ポン)。登壇者は変わる場合もあるため、最新情報は公式サイトで確かめてください。
最優秀作品賞の2作品はどんな映画?
『急に具合が悪くなる』(濱口竜介監督)
哲学者・宮野真生子さんと人類学者・磯野真穂さんの往復書簡をもとにした作品です。6月19日に全国公開されました(CEG)。受賞理由では、忍び寄る死に抗いながら言葉を尽くした対話で濃密な時間を重ねる2人の姿が、「人が人と向き合うとはどういうことか」を問いかけたと評されています(シネマトゥデイ)。
『さとこはいつも』(沖田修一監督)
年齢も境遇も違う3人の“さとこ”が、自分の物語を書くことで凝り固まった日々から解き放たれていく姿を描いた作品です。受賞理由では、「誰の人生も語るに足る一冊」と肯定し、観客の毎日をそっと祝福したと評されています(シネマトゥデイ、モデルプレス)。
TAMA映画賞とは?選考の仕組み
TAMA映画賞は2009年に始まった映画賞です。「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる<いきのいい>作品・監督・俳優」を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰しています(シネマトゥデイ)。
対象は前年10月から当年9月に一般劇場で公開された作品と、その監督・キャスト・スタッフです。選考するのは市民ボランティアの実行委員で、業界関係者ではなく映画ファンが選ぶ点に特色があります(モデルプレス)。シネマトゥデイは、TAMA映画賞を国内映画賞のトップバッターとして注目される賞と紹介しています。
第18回TAMA映画賞のQ&A
Q1. 最優秀作品賞はどの作品ですか?
濱口竜介監督の『急に具合が悪くなる』と、沖田修一監督の『さとこはいつも』です。
Q2. 吉岡里帆はどの作品で受賞しましたか?
『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』と『シャドウワーク』での演技が対象です。
Q3. 授賞式はいつ、どこで開かれますか?
11月28日(土)に、東京都多摩市のパルテノン多摩 大ホールで開かれます。
Q4. 授賞式のチケットはどう申し込みますか?
抽選申し込みが10月31日から受付予定と報じられています。申し込み方法は公式サイトの案内で確かめてください。
Q5. どんな作品が対象ですか?
前年10月から当年9月に一般劇場で公開された作品です。市民ボランティアの実行委員が選考します。
Q6. 考察の「賞レースの主役になる」は確定ですか?
いいえ。報道をもとにした編集部の予想であり、断定ではありません。
受賞作を見るなら
11月14日から29日にかけて開かれる映画祭TAMA CINEMA FORUMでは、多摩市内の3会場で各種上映プログラムが組まれます(シネマトゥデイ)。上映作品の詳細は、公式サイトで発表される番組表を確かめるのが確実です。
原作のある受賞作は、先に原作を読んでおくと映画の見方が深まります。『急に具合が悪くなる』の往復書簡や、『黒牢城』『ルックバック』の原作は書店や通販で手に入ります。
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まとめ
- 最優秀作品賞は『急に具合が悪くなる』『さとこはいつも』
- 最優秀男優賞は本木雅弘・柄本佑、最優秀女優賞は吉岡里帆・今田美桜
- 授賞式は11月28日、パルテノン多摩 大ホール
- チケット抽選は10月31日から受付予定
映画ファンが選ぶ賞として、国内映画賞の口火を切ったTAMA映画賞。受賞作を見ていない方は、11月の映画祭や授賞式に合わせて作品に触れてみてはいかがでしょうか。

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