【結論】吉田正尚がNPBに戻る場合でも、古巣オリックスと契約しなければならないという規定は見当たりません。ただし、その前にレッドソックスとの契約の扱いが決まる必要があります。
- ポスティングで渡った選手がNPBに戻るとき、旧所属球団と契約しなければならない条文はないと報じられています
- 吉田選手は2027年までレッドソックスと契約があり、その間は日本の球団が本人と交渉できないとされています
- 動画が挙げた巨人・オリックス・ソフトバンクのうち、報道で名前が出たのは巨人とソフトバンクだけで、どちらも匿名や伝聞の話です
「吉田正尚が日本に戻るなら、やっぱりオリックス?」
米国で放出の予想が出たことで、こんな疑問を持った方も多いはずです。
考察動画でも、復帰先の候補として3つの球団が挙げられていました。
この記事は、「戻るとしたら、どんな手順になるのか」に絞って整理します。
古巣に優先権があるのか、そもそもいつ交渉できるのかを、報道とNPBの記録で確かめます。
- ポスティング組がNPBに戻るときのルールと前例
- 吉田選手が日本の球団と交渉できるようになるまでの段階
- 動画が挙げた3球団と、報道の中身の早見表
- オリックスに優先権があるかについての編集部予想
【考察】吉田正尚がNPBに戻るなら、オリックスに優先権はあるのか
ここからは編集部の予想です。
先に答えを言います。
オリックスに優先権はなく、戻るなら他球団と横一線の交渉になると予想します。
ただし交渉の前に、米国との契約から自由になる段階がもう一つ必要です。
根拠は3つです。
根拠1:古巣と契約する義務の条文がない
デイリースポーツは2024年12月、上沢直之投手のソフトバンク入りを取り上げました。
記事は、ポスティングで渡った選手がNPBに戻る場合、旧所属球団と契約しなければならない条文は存在しないと書いています(デイリースポーツ)。
日本ハムから渡った有原航平投手も、ソフトバンクに入団しました。
2025年8月のスポーツナビのコラムも、この仕組みに見直しを求める声があると伝えています(スポーツナビ)。
その後、ルールの改定が決まったという報道は、確認できた範囲では見つかりませんでした。
私は、吉田選手にも同じ扱いが当てはまると読みます。
吉田選手のケースでは、レッドソックスが1540万ドルの譲渡金をオリックスに支払う条件でした(AFPBB)。
ポスティングは、所属球団が認めたうえで米球団と交渉させる仕組みです。
私は、オリックスは移籍の時点で保有する権利を手放したと読みます。
根拠2:契約が残る間は、古巣も先に動けない
日刊ゲンダイは10月28日の記事で、契約が残る限り、本人と交渉できるわけではないと書きました(日刊ゲンダイ)。
記事が書いているのは巨人についてですが、私はオリックスにも同じように当てはまると読みます。
つまり「古巣だから先に話せる」という場面は、制度の上では起きにくいと私は見ます。
巨人の名前が出た記事でさえ、交渉の壁を自ら書き添えている点は見逃せません。
根拠3:自由の身になる道筋は、まだ見方が割れている
日刊ゲンダイで米特派員は、レッドソックスが残りの年俸を負担して自由契約にする道を挙げています(日刊ゲンダイ)。
一方、ココカラネクストは、NPB球団と契約するには本人が残りの年俸保証を手放す決断と、球団の合意が要ると書いています(ココカラネクスト)。
実際、上沢投手はメジャーの40人枠を外れてFAになった後に、ソフトバンクへ入団しています(スポーツナビ)。
決着の形によって、日本の球団がどれだけの年俸を用意すべきかも変わってきます。
もちろん反対の見方もあります。
デイリースポーツの記事は、上沢投手が古巣を選ばなかったことに批判が集まった点を取り上げていました(デイリースポーツ)。
制度に優先権がなくても、世間の目や選手の思いが古巣に傾く余地は残ります。
それでも私は、古巣かどうかより、米国での扱いが決まった時点で条件を出せる球団が有利になると考えます。
オリックスへの復帰を望む方には少し寂しい読みですが、手続きの上では特別扱いはないというのが私の予想です。
あくまで予想であり、断定ではありません。
米国で出た「放出予想」をおさらい
今回の話題は、地元メディア「マスライブ」のレッドソックス担当、クリス・コティーロ記者の記事から始まりました。
10月27日(現地)の戦力分析で、吉田選手はチームを去る可能性が高いと書かれています(東スポWEB)。
記者の予想は、40人枠から外す「事実上の戦力外」の手続きでした。
これは予想であって、球団の発表ではありません。
2027年は5年総額9000万ドルの契約の最終年で、年俸は1800万ドルです(Full-Count)。
オリックス時代の吉田選手を応援してきた方は、古巣のグッズで思い出を振り返るのもよさそうです。
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早見表:動画が挙げた3球団と報道の中身
動画は、復帰するなら巨人・オリックス・ソフトバンクが本気で取りに来ると予想しました。
これは投稿者の見立てです。
報道で確かめられた中身を並べると、次のようになります。
| 球団 | 報道の中身 | 情報源 | 確かさ |
|---|---|---|---|
| 巨人 | 「調査を進めているといいます」(10/6)/松井新監督への「ご祝儀補強」として名前が浮上(10/28) | 日刊ゲンダイ・米特派員の話/複数の球界関係者 | 伝聞と匿名・10/28の記事に調査の記述なし |
| ソフトバンク | 「調査を進めているといいます」(10/6) | 日刊ゲンダイ・米特派員の話 | 伝聞・球団の確認なし |
| オリックス | 獲得を伝える報道は見つからず | ― | 投稿者の予想のみ |
10月6日の記事で米特派員は「巨人やソフトバンクも調査を進めているといいます」と話しています(日刊ゲンダイ)。
どの球団についても、球団幹部が吉田選手の名前を出した発言は見つかっていません。
数字で見る3球団の2026年
動画は、各球団に吉田選手が必要な理由も語っていました。
NPBの記録で、2026年の数字を確かめます。
| 球団 | 2026年の順位 | チーム打率 | 本塁打 |
|---|---|---|---|
| 巨人 | セ2位(76勝64敗3分) | .234 | 103本 |
| オリックス | パ4位(65勝76敗2分) | .241 | 96本(パ最少) |
| ソフトバンク | パ1位(91勝49敗3分) | .261 | 162本 |
セ・リーグの順位と打撃成績はNPBの記録です(NPB)。
巨人の103本は、阪神とDeNAの125本より22本少ない数字です。
セ・リーグは2027年からDH制になります(中日スポーツ)。
パ・リーグの順位(NPB)と打撃成績(NPB)も確認しました。
ソフトバンクは日本シリーズでDeNAに4連勝し、2年連続13度目の日本一です(NPB)。
「復帰」の話を見分けるチェックリスト
今後も「吉田正尚が日本へ」という話は、何度も出てきそうです。
次の4点を確かめると、話の段階が分かります。
- レッドソックスの発表があったか(記者の予想とは別)
- 吉田選手が自由の身になったと報じられたか
- 情報源が球団幹部の発言か、匿名の関係者か
- スポーツ紙や通信社の複数が同じことを伝えているか
今のところ、4点とも満たされていません。
現段階は「米国の記者が予想した」「日本の夕刊紙が匿名で報じた」という入口の段階です。
よくある疑問Q&A
Q1. 吉田選手はオリックスにしか戻れないのですか?
そうした決まりは見当たりません。
ポスティングで渡った選手が旧所属球団と契約しなければならない条文はないと、デイリースポーツが2024年に報じています。
その後に改定が決まったという報道も、確認できた範囲では見つかっていません。
Q2. 過去にメジャーから古巣以外へ戻った例はありますか?
あります。
有原航平投手はレンジャーズを経てソフトバンクへ、上沢直之投手もレイズ、レッドソックスを経てソフトバンクへ入りました(デイリースポーツ)。
どちらも日本ハムからポスティングで渡った投手です。
Q3. オリックス時代の成績はどれくらいでしたか?
2020年と2021年に、2年連続でパ・リーグの首位打者になっています。
打率は2020年が.350、2021年が.339です(NPB)。
2022年オフにポスティングでメジャーへ渡りました。
Q4. 巨人は本当に獲得へ動いているのですか?
日刊ゲンダイが匿名の関係者の話として名前が浮上したと報じた段階です。
同じ記事に、巨人が調査や接触をしたという記述はありません。
球団の発言は確認できていません。
Q5. 吉田選手は今いくつですか?
1993年7月15日生まれで、2026年10月時点で33歳です。
契約が終わる2027年のシーズン中に、34歳になります。
年齢も、日本の球団が条件を考えるときの材料になりそうです。
Q6. 考察の内容は確定情報ですか?
いいえ。考察は編集部の予想です。
ルールについても、2024〜2025年の報道で確認できた範囲で書いています。
改定の発表があれば、前提が変わる点にご注意ください。
この先、どこを見ればよいか
まず注目したいのは、レッドソックスが吉田選手の契約をどう扱うかです。
トレードならメジャーに残り、日本の球団の出番はありません。
自由の身になったと報じられたときが、復帰の話の本当のスタートです。
次に、ポスティング組の復帰ルールに変更があるかも見ておきたい点です。
新庄剛志監督は12球団の監督会議で、短期間で戻って他球団へ行く流れを改めてほしいと訴えたと紹介されています(スポーツナビ)。
見直しを求める声は以前からあり、改定されれば古巣の扱いが変わる可能性があります。
まとめ
- ポスティング組が戻るとき、旧所属球団と契約する義務の条文はないと報道(2024年時点)
- 吉田選手は2027年まで契約があり、その間は交渉できないとされる
- 巨人・ソフトバンクの名前は匿名や伝聞。オリックスは報道が見つからない
- 編集部は、戻るなら他球団と横一線の交渉になると予想
「古巣に戻ってきてほしい」という気持ちと、制度の上での扱いは別の話です。
吉田選手の次の一歩は、まず米国で決まります。
その知らせを待ってから、日本の球団の動きを見ていきましょう。

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