七十二候とは一年を72に分けた暦!「百年ピアノ」で聴く奈良の季節を解説

    【結論】七十二候とは一年を72に分けた、およそ5日刻みの暦です。

    本記事はプロモーションを含みます。

    • 一年を72に分ける(1候はおよそ5日)
    • 二十四節気を三つに分けたもの
    • もとは中国の暦、日本へは奈良時代
    • 江戸時代に日本の四季に合わせて改変
    • 川上ミネさんが72曲すべてを作曲
    • 「百年ピアノ」は100年を経た楽器のこと
    この記事で分かること
    • 七十二候の意味と成り立ち
    • 二十四節気との対応関係
    • 候の名前がどんな言葉でできているか
    • 「百年ピアノ」について分かっていること
    • 8月27日の放送データ

    番組名の「やまとの季節七十二候」
    読めても意味が分からない、
    という人は多いはずです。
    七十二候は、一年を72に区切った暦の名前
    放送を見る前に、
    この言葉から押さえておきましょう。

    目次

    【予想】なぜ「72」という細かさが残ったのか

    ここからは編集部の予想です。
    言い切ると、
    暮らしに直結する道具として作られたからだと見ています。
    風流のためではありません。

    理由1:もともと農作業の目安だったから。
    NHKエンタープライズの解説には、
    七十二候は日常生活や農作業の目安としたものだと明記されています(NHKエンタープライズ)。
    使うための暦だったということです。

    理由2:5日刻みは作業の単位だから。
    1つの候はおよそ5日
    種をまく、水を張る、刈り取る——
    農作業の判断は月単位では粗すぎます。
    1か月では遅いから細かくなった、と考えられます。
    5日というのは、
    ひとつの作業を段取りして片づけるのにちょうどいい幅です。

    理由3:名前が観察そのものだから。
    「玄鳥至る」はツバメが来ること、
    「桜始めて開く」は桜が咲き始めること。
    目で見て確かめられることが名前になっています。
    暦を持たない人でも判断できます。
    「蛙始めて鳴く」「蟋蟀戸に在り」のように、
    音で分かる候まであります。

    理由4:日本向けに作り直されているから。
    中国から入ってきたものを、
    江戸時代に日本の四季・動物・植物・読み方に合わせて改変したと記されています。
    使えないところを直した、
    という実用品の扱いです。

    理由5:二十四節気だけでは足りなかったから。
    立春・雨水・啓蟄……といった二十四節気は15日ごと
    それを初候・次候・末候の3つに割ったのが七十二候です。
    既存の暦の上に細かい目盛りを足した形になっています。

    理由6:一年で必ず一巡するから。
    72候は毎年同じ順で戻ってきます。
    覚えれば一生使える、
    という反復性が定着を助けたと考えられます。

    理由7:いまも音楽や番組の題材になっているから。
    川上ミネさんはこの72候すべてに曲をつけ、
    NHKラジオ深夜便で放送し、CDにもしました。
    NHK奈良でも「やまとの季節 七十二候」が2019年から2022年3月まで続いています。
    実用を離れても生き残ったということです。
    農作業の道具だったものが、
    いまは季節を味わうための言葉として使われています。

    理由8:映像と相性がいいから。
    5日ごとに変わる季節は、
    写真や映像で切り取りやすい単位です。
    72という数はそのまま72の場面になります。
    映像作品の骨組みとして使いやすいのです。

    ここまではあくまで編集部の予想です。
    暦の成立事情を専門的に検証したものではありません。

    七十二候の基本

    分け方一年を72に分ける
    1候の長さおよそ5日
    構成二十四節気×3(初候・次候・末候)
    由来中国の暦
    日本へ奈良時代に取り入れられた
    改変江戸時代、日本の四季・動植物に合わせて
    目的日常生活や農作業の目安

    季節の移ろいや変化を、
    気象や自然、動植物の成長・行動に託して具体的に表したもの。
    それが七十二候の説明です。
    抽象的な「秋」ではなく、目の前の出来事で季節を測るという考え方になります。

    ▼ 72曲を通して聴くならこちらから

    ※暦の入門書から写真集まで、読み物としても楽しめます。

    二十四節気との対応を見る

    二十四節気初候次候末候
    立春東風凍を解く黄鶯鳴く魚氷を上ずる
    春分雀始めて巣くう桜始めて開く雷乃ち声を発す
    小暑温風至る蓮始めて開く鷹乃ち学を習う
    処暑綿の柎開く天地始めて粛し禾乃ち登る
    大寒款冬の華く水沢腹堅る鷄始めて乳く

    放送のある8月下旬は「処暑」にあたります。
    綿の花が開き、
    天地の暑さがおさまり、
    穀物が実る——という3つの候が並ぶ時期です。

    「百年ピアノ」について

    番組表の紹介文にあるのは一文だけです。
    ピアニスト・川上ミネさんが「百年ピアノ」で奏でるオリジナル曲——。

    読み取れるのは100年という年数
    演奏者、そして曲がオリジナルであることの3点です。
    楽器そのものについては、
    それ以上の説明がありません。

    どこにあるどの楽器なのか、製造年やメーカーは何か。番組情報や公式プロフィールでは確認できませんでした。推測は書かず、分かっている範囲だけを記載しています。

    川上さんは公式サイトによれば、
    キューバ滞在中にピアノの調律や修理を教わったと記しています。
    古い楽器の癖を引き受けられる演奏家だということです。

    候の名前は自然の観察そのもの

    72の候にはすべて名前がついています。
    川上ミネさんのCDでは、
    その名前がそのまま曲名になっています。

    • 玄鳥至る=ツバメが来る(清明の初候)
    • 菜虫蝶となる=青虫が蝶になる(啓蟄の末候)
    • 寒蝉鳴く=ヒグラシが鳴く(立秋の次候)
    • 熊穴に蟄る=熊が冬ごもりに入る(大雪の次候)

    どれもその場で確かめられる出来事ばかりです。
    暦を見なくても季節が分かる、
    という仕組みになっています。

    よくある質問

    Q1. 七十二候はどう読むのですか?

    「しちじゅうにこう」です。
    番組名では「やまとの季節七十二候」と表記されています。
    「候」は季節のきざしを表す字です。

    Q2. 二十四節気とどう違うのですか?

    細かさが3倍違います。
    二十四節気1つを初候・次候・末候に分けたものが七十二候。
    24×3で72になります。

    Q3. いつ日本に入ってきたのですか?

    奈良時代と説明されています。
    もとは中国の暦に記載されていたもので、
    江戸時代に日本の四季に合わせて改変されました。

    Q4. 「百年ピアノ」はどんなピアノですか?

    100年の時を経たピアノを指す言葉です。
    ただし所蔵先やメーカーは番組情報では明かされていません。
    放送で映るかどうかも含めて、
    見てのお楽しみの部分です。

    Q5. 72曲は全部聴けますか?

    番組では聴けません。
    52分の放送で流れるのは、
    番組表によれば「やまとの季節七十二候」「AVE MARIS STELLA」です。
    72曲すべてはNHKエンタープライズの2枚組CDに収録されています。

    Q6. 映像は誰が撮っているのですか?

    奈良在住の映像作家・保山耕一さんです。
    番組表では「映像:保山耕一/ピアノ:川上ミネ」と並記されています。

    8月27日の放送データ

    番組映像詩「やまとの季節七十二候」
    日時2026年8月27日(木)午前3時8分〜4時0分
    チャンネルNHK総合1・東京
    初回放送2020年7月4日

    体感は26日水曜の深夜
    録画機の日付は27日木曜です。
    初回は2020年なので、
    今回は再放送にあたります。

    まとめ

    七十二候は一年を72に分けた暦で、
    1候はおよそ5日
    二十四節気を初候・次候・末候に三分割したものです。

    もとは中国の暦で、奈良時代に日本へ。
    江戸時代に日本の四季に合わせて作り直されました。
    川上ミネさんはこの72候すべてに曲をつけています。

    「百年ピアノ」は100年を経た楽器のこと。
    放送は2026年8月27日(木)午前3時8分、NHK総合です。

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