【結論】観客数は過去最多の水準ですが、球団ごとの差は約1.75倍。12球団の半分は1試合平均3万人未満です。
- 2025年の入場者数は過去最多
- 2026年も1試合平均3万1729人(9月23日時点)
- 最多の阪神と最少の楽天で約1.75倍の差
- 12球団中6球団が平均3万人未満
- 観客数は球団を増やす根拠になるのか
- 2026年の球団別1試合平均
- セ・リーグとパ・リーグの差
- 16球団構想とファームの新球団
「人気があるなら球団を増やせばいいのでは?」
そんな疑問に、日本野球機構の観客数データで答えてみます。
【考察】観客数は球団を増やす根拠になるのか
ここからは編集部の予想です。
リーグ全体の数字は高い水準ですが、球団ごとの差も大きく、観客数だけで「増やせる」とも「増やせない」とも言えないと読んでいます。
理由を3つ挙げます。
理由1:全体では過去最多の水準
2025年のセ・パ公式戦の入場者数は2704万286人、1試合平均3万1515人でした(日本野球機構)。
NPBは年間入場者数の過去最多を更新したと発表しています(日本野球機構)。
2026年も9月23日時点で1試合平均3万1729人と、前年を214人上回っています。
プロ野球全体の人気は、数字の上では高い水準にあります。
「人気が落ちているから球団を増やせない」という説明は、少なくとも全体の数字とは合いません。
理由2:最多と最少で約1.75倍の差
2026年の球団別1試合平均を見ると、最多は阪神の4万1574人、最少は楽天の2万3769人です(日本野球機構)。
その差は約1.75倍。
12球団のうち6球団は平均3万人に届いていません。
内訳はセ・リーグがヤクルトと広島の2球団、パ・リーグがオリックス・ロッテ・西武・楽天の4球団です。
2025年も最多の阪神(4万1722人)と最少の楽天(2万3713人)で約1.76倍で、差は1年たってもほとんど縮まっていません。
全体平均は、阪神・読売・ソフトバンクなど1試合平均の高い球団にも押し上げられています。
理由3:セとパでも差がある
2026年の1試合平均は、セ・リーグが3万4110人、パ・リーグが2万9343人です。
2025年もセが3万4313人、パが2万8718人でした。
2025年と2026年のいずれも、リーグ間に5000人前後の差があります。
ただ2026年はパの平均が伸び、差は2025年の5595人から4767人に縮まっています。
新しい球団がどちらのリーグに入っても、今の平均を保てるかは地域と球団次第だと見ています。
なお、新しい球団に必要な観客規模について、今回確認した資料には公式な基準はありません。
まとめると、観客数は拡張を考える材料のひとつにはなるものの、それだけで判断できるものではないというのが編集部の見立てです。
NPBはファームに新球団を迎えていますが、その施策と1軍拡張との関係は公表資料からは確認できません。
数字は「人気がある」ことを示す一方で、球団ごとの観客数の差も映しています。
2026年の球団別1試合平均
| 順位 | 球団 | 1試合平均 |
|---|---|---|
| 1 | 阪神 | 4万1574人 |
| 2 | 読売 | 3万9646人 |
| 3 | 福岡ソフトバンク | 3万9022人 |
| 4 | 中日 | 3万5687人 |
| 5 | 横浜DeNA | 3万2334人 |
| 6 | 北海道日本ハム | 3万1130人 |
| 7 | オリックス | 2万9347人 |
| 8 | 東京ヤクルト | 2万7933人 |
| 9 | 広島東洋 | 2万7137人 |
| 10 | 千葉ロッテ | 2万6535人 |
| 11 | 埼玉西武 | 2万5462人 |
| 12 | 東北楽天 | 2万3769人 |
数字は日本野球機構の2026年セ・パ公式戦 入場者数(9月23日現在)によります。
並べ替えは編集部で行いました。
上位3球団はいずれも1試合平均3万9000人以上です。
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2025年から平均が増えた球団・減った球団
| 球団 | 2025年 | 2026年 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 埼玉西武 | 2万4395人 | 2万5462人 | +1067人 |
| オリックス | 2万8571人 | 2万9347人 | +776人 |
| 福岡ソフトバンク | 3万8281人 | 3万9022人 | +741人 |
| 中日 | 3万5012人 | 3万5687人 | +675人 |
| 千葉ロッテ | 2万6018人 | 2万6535人 | +517人 |
| 東北楽天 | 2万3713人 | 2万3769人 | +56人 |
| 東京ヤクルト | 2万7944人 | 2万7933人 | −11人 |
| 読売 | 3万9761人 | 3万9646人 | −115人 |
| 阪神 | 4万1722人 | 4万1574人 | −148人 |
| 北海道日本ハム | 3万1442人 | 3万1130人 | −312人 |
| 横浜DeNA | 3万3245人 | 3万2334人 | −911人 |
| 広島東洋 | 2万8356人 | 2万7137人 | −1219人 |
2025年は通年、2026年は9月23日時点の1試合平均です(日本野球機構)。
増えた球団と減った球団はちょうど6球団ずつでした。
増加幅が最も大きいのは西武の+1067人、減少幅が最も大きいのは広島の−1219人です。
全体が伸びていても、球団ごとの動きはばらばらだと分かります。
2025年と2026年の全体の比較
| 項目 | 2025年(通年) | 2026年(9月23日時点) |
|---|---|---|
| 入場者数 | 2704万286人 | 2579万5997人 |
| 試合数 | 858 | 813 |
| 1試合平均 | 3万1515人 | 3万1729人 |
| セ・リーグ平均 | 3万4313人 | 3万4110人 |
| パ・リーグ平均 | 2万8718人 | 2万9343人 |
2026年は、セの平均がわずかに下がり、パの平均が上がっています。
全体の平均は2025年を上回るペースです。
シーズンはまだ続いているため、最終的な数字は変わります。
16球団構想とファームの新球団
プロ野球の16球団構想は、2014年に自民党の日本経済再生本部がまとめた「日本再生ビジョン」に盛り込まれたものです(笹川スポーツ財団)。
政府やNPBが決めた計画ではありません。
その後NPBは2023年4月にファームへの新規参加を認め、2026年のファームにはオイシックス新潟アルビレックスBCとハヤテベンチャーズ静岡が加わっています(日本野球機構)。
よくある質問
Q1. 観客が一番多い球団はどこですか
2026年(9月23日時点)の1試合平均では阪神の4万1574人です。
Q2. 観客が一番少ない球団はどこですか
同じく東北楽天の2万3769人です。
本拠地球場の広さなど条件が違うため、単純な人気の比較ではありません。
Q3. プロ野球の観客は増えているのですか
2025年に過去最多を更新し、2026年も1試合平均は前年を上回るペースです。
Q4. 1試合平均3万人未満の球団はどこですか
2026年(9月23日時点)では、オリックス・ヤクルト・広島・ロッテ・西武・楽天の6球団です。
このうち4球団がパ・リーグです。
Q5. 2025年より観客が増えた球団は
1試合平均で見ると、西武・オリックス・ソフトバンク・中日・ロッテ・楽天の6球団が増えています。
増加幅が最も大きいのは西武の+1067人です。
Q6. 考察は確定した情報ですか
いいえ、考察は編集部の予想です。
観客数は公式データですが、
拡張との関係についての読みは編集部の見立てです。
まとめ
プロ野球の観客数は過去最多の水準ですが、
球団別には阪神4万1574人から楽天2万3769人まで約1.75倍の差があります。
12球団の半分は平均3万人未満。
データから言えるのは、リーグ全体は高い水準、球団間には大きな差というところまでです。

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