【結論】よく挙がる3つの不安のうち、来年への影響が一番大きいのは佐藤輝明の去就と見ます。移籍時期は未定で、捕手の年齢と森下翔太の死球増は数年単位の課題です。
- 佐藤輝明と森下翔太の2人で今季71本塁打
- 佐藤のポスティングは1月の契約更改で確約なし
- 今季出場の多い捕手3人は全員30代(32〜36歳)
- 森下の死球は19個、それでも本塁打は自己最多の35本
- 来年の阪神が厳しいと言われる理由
- 佐藤輝明が抜けた場合の穴の大きさ
- このオフに決まること・決まらないこと
- 捕手と森下翔太について分かっている数字
連覇まであと一歩の阪神ですが、
SNSの投稿では早くも来年を心配する見立てが紹介されています。
「佐藤が抜ける」「捕手が高齢」「森下が攻められる」。
この3つが、来年から優勝が厳しいとする理由として挙がっています。
どこまで数字で裏づくのかを、このオフに決まることと合わせて整理しました。
【考察】阪神は来年から優勝が厳しくなるのか
ここからは編集部の予想です。
私の読みは、
3つの不安の中で来年に一番響くのは佐藤輝明の扱いというものです。
もちろん来季の強さは投手陣や補強、故障、他球団の戦力にも左右されます。
そのうえで、捕手の年齢と森下の死球増は本当の課題ですが、
どちらも1年で急に崩れる種類のものではありません。
理由を、影響の大きい順に3つ挙げます。
理由1:佐藤輝明の穴は、打線の数字で見るとかなり大きい
佐藤は今季36本塁打・98打点、打率は.313です(NPB公式 佐藤輝明 個人成績)。
森下翔太の35本塁打と合わせると、
2人で71本になります。
ただ、移籍の時期はまだ見えていません。
1月の契約更改でポスティングは球団から確約を得られなかったと報じられています(日本経済新聞)。
海外FA権は早くても2029年のシーズン中という見方もあり(Full-Count)、
「来年いない」と決まった話ではありません。
理由2:捕手は3人とも30代だが、今季も1軍で出場している
今季1軍の出場が多い捕手は坂本誠志郎(32歳・92試合)、伏見寅威(36歳・49試合)、梅野隆太郎(35歳・24試合)です(NPB公式 阪神タイガース選手一覧)。
出場試合数は代打なども含む全出場です。
年齢層が高いのは確かですが、
少なくとも9月23日公開の球団公式動画で紹介された試合では、
伏見がスタメンマスクで4打点、先発の髙橋遥人を15勝目に導いたと紹介されています(阪神タイガース公式YouTube)。
1試合の例ではありますが、来季開幕時も坂本は33歳で、
出場最多の捕手の年齢が急に限界を迎えるとは読みにくいところです。
理由3:森下の死球は増えたが、数字は落ちていない
森下の死球は2023年11個、2024年12個、2025年12個と推移し(ベースボールチャンネル)、
今季は19個まで増えました。
ただ、これが配球が厳しくなった結果なのかは確認できません。
そのうえで今季の成績は打率.296・35本塁打・83打点です(NPB公式 森下翔太 個人成績)。
「佐藤がいなくなると森下がさらに攻められる」という見方は、
起きていないことについての予想なので、今は確かめようがありません。
むしろ死球が増えても結果を出した1年だったと見ています。
3つを並べると、
この3つの中では佐藤の去就の影響が突出しています。
逆に言えば、佐藤がもう1年残るなら、
「来年から厳しい」という見立てはかなり弱まると考えます。
反対に、このオフに移籍が認められた場合は、
佐藤の36本塁打分の得点力をチーム全体でどう補うかが大きな課題になるはずです。
オフに動きそうなこと・持ち越しそうなこと早見表
「来年どうなるか」を考えるときに、
このオフで答えが出そうなものと、
来季以降まで持ち越しそうなものを分けました。
| 論点 | いま分かっていること | このオフに決まるか |
|---|---|---|
| 佐藤輝明の去就 | ポスティングは確約なし(1月報道) | 契約更改で動きが出る可能性 |
| 捕手の世代交代 | 主な3人は32〜36歳、20代の出場は少ない | 数年単位。来季の若手起用が目安 |
| 森下翔太の死球 | 死球19個でも35本塁打。増えた理由は不明 | 来季の成績でしか確かめられない |
表のとおり、
この3つの論点では、オフに動きが出る可能性があるのは佐藤の件です。
残りの2つは、来季の起用と成績を見ないと判断できません。
補強や契約など、ここで扱っていない論点もあります。
今の阪神はどれくらい優勝に近いのか
来年の話の前に、今年の状況です。
9月24日、阪神は試合がありませんでしたが、
2位の巨人が広島に敗れ、
優勝マジックは6に減りました。
ゲーム差は2、残りは9試合です(日刊スポーツ)。
決まれば2025年に続く連覇です。
「最後の優勝かも」という話は、
連覇目前だからこそ出てきた先回りの心配とも言えます。
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数字で見る捕手陣と中軸の2人
今季出場の多い捕手3人の年齢と、出場試合数(代打なども含む全出場)です。
| 選手 | 年齢 | 今季出場 | 来季開幕時の年齢 |
|---|---|---|---|
| 坂本誠志郎 | 32歳 | 92試合 | 33歳 |
| 伏見寅威 | 36歳 | 49試合 | 36歳(5月に37歳) |
| 梅野隆太郎 | 35歳 | 24試合 | 35歳(6月に36歳) |
坂本の今季の打率は.194で(NPB公式 坂本誠志郎 個人成績)、
3人の中では出場が最も多い捕手です。
支配下には中川勇斗(22歳)、町田隼乙(23歳)、嶋村麟士朗(23歳)もいますが、
中川の今季出場は10試合にとどまります。
森下については、8月29日の巨人戦で今季16個目の死球を受けた時点で、
巨人戦だけで5個、リーグ最多と報じられました(スポニチアネックス)。
体への負担を心配する声が出るのも、自然な流れです。
来年の阪神についてのQ&A
Q1. 佐藤輝明が抜けると阪神は弱くなりますか?
今季36本塁打・98打点の打者が抜ければ、
打線への影響は大きいと考えられます。
ただし、抜ける時期はまだ決まっていません。
補強や若手の成長でどこまで埋められるかも、現時点では分かりません。
Q2. ポスティングと海外FA権は何が違うのですか?
ポスティングは球団が認めた場合に使える移籍の方法です。
海外FA権は一定の登録日数を満たすと選手が自分で行使できる権利です。
佐藤の海外FA権は、早くても2029年のシーズン中という見方が報じられています。
Q3. 捕手の若手は育っていないのですか?
支配下には20代前半の捕手が複数在籍しています。
ただ、今季の1軍出場は中川勇斗の10試合など少なめです。
育成の状況は、来季の1軍出場数で見えてくると考えられます。
Q4. 森下翔太の死球が多いのはなぜですか?
理由を公式に説明した資料は見当たりません。
内角を攻められていると指摘されることはありますが、
この記事では死球の数の推移だけを事実として扱っています。
Q5. 阪神は今年優勝できそうですか?
9月24日終了時点でマジック6、2位とは2ゲーム差、残り9試合です。
優位な立場にあるのは確かですが、
決まるまでは最終的な結果は分かりません。
Q6. この記事の考察は事実ですか?
【考察】は編集部の予想です。
成績・年齢・順位は公式データと報道で確かめていますが、
来年の戦力の見通しは断定できません。
このあと注目したいポイント
シーズン中は、残り9試合で連覇を決めるかが一番の注目です。
オフに入ると、佐藤輝明の契約更改が最大の焦点になります。
ポスティングについて球団がどう判断するかで、
来年の打線の形は大きく変わります。
捕手は若手の起用数、森下は死球の数と体調が、
来季の見どころになりそうです。
まとめ
「阪神は来年から優勝が厳しい」と言われる3つの理由を整理しました。
佐藤輝明と森下翔太は2人で71本塁打、
主な捕手3人は全員30代で、森下の死球は19個です。
ただし佐藤の移籍時期は未定で、
捕手と森下の課題は数年単位で見るべきものです。
来季の強さは投手陣や補強にも左右されます。
今回の3つの不安の中で最も大きいのは、佐藤の去就だと考えます。

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