【結論】張本智和選手は卓球アジア選手権の男子シングルス決勝で、19歳のカットマン李天陽選手に0-2から逆転し、2連覇を達成しました。日本男子の連覇は長谷川信彦さん以来52年ぶりです。
- 決勝は2026年10月25日、ウズベキスタン・タシケント
- スコアは1-11、9-11、11-7、11-8、11-7のフルゲーム
- 相手は世界ランク66位・19歳のカットマン李天陽選手(中国)
- 日本男子の連覇は1972年・1974年の長谷川信彦さん以来
- 妹の張本美和選手は金2つ・銀2つ。女子シングルスは銀メダル
第1ゲームを1-11で落とすという苦しい立ち上がりから、張本智和選手がアジアの頂点を守りました。「なぜ逆転できたのか」「52年ぶりとはどれほどの記録なのか」が気になっている方も多いと思います。
この記事では、逆転できた理由を編集部の予想として示したうえで、決勝の流れ・記録の意味・次の舞台を整理します。
【考察】張本智和が0-2から逆転できた理由は「回転の読み替え」と予想
結論です。逆転の決め手は、第3ゲーム以降にカットの回転を読み替え、攻める球を選び直したことと私は読みます。地力の差だけで押し切った試合ではありません。理由は3つあります。
理由1:序盤はカットにまったく合っていなかった
第1ゲームは1-0とリードしたあと11点連続で失う展開でした(テレ東卓球NEWS)。両者はこの試合が初対戦で、張本選手は試合後、序盤は相手のカットに対応できず、韓国のカットマンとは回転の変化が大きく違ったと振り返ったと報じられています(THE ANSWER(dメニューニュース))。
初見の相手に2ゲームを使って情報を集め、第3ゲームから答えを出した。私はこの試合を「2ゲーム分の授業料を払って解き方を見つけた試合」と見ています。
理由2:回転と落下点を読んで攻撃の成功率を上げた
THE ANSWERは、張本選手が回転の傾向や落下点を読み、攻撃の成功率を上げていったと伝えています(THE ANSWER)。スコアも第3ゲーム11-7、第4ゲーム11-8と安定しました。
カットマン相手は、むやみに強打すると自滅します。打つ球と粘る球を分け直したことが、ゲームの流れを変えた核心だと私は読みます。
理由3:最終ゲームの5連続失点でも崩れなかった
最終ゲームは7-2から5連続失点で7-7に追いつかれました(テレ東卓球NEWS)。そこから4点を連取して11-7で締めています。終盤はフォアハンドの決定打で試合を決めたと報じられています(スポーツ報知)。
流れを失った場面で戦術を変えず、つかんだ解き方を信じ切れた点に、2024年大会を制した経験が生きたと私は見ています。以上はあくまで予想であり、断定ではありません。
アジア選手権男子シングルス決勝の結果
第29回アジア卓球選手権は10月19日から25日までウズベキスタン・タシケントで行われました。男子シングルス決勝で世界ランク3位の張本智和選手(トヨタ自動車)が李天陽選手を3-2で破り、連覇を果たしました(時事ドットコム)。
| ゲーム | 張本智和 | 李天陽 |
|---|---|---|
| 第1ゲーム | 1 | 11 |
| 第2ゲーム | 9 | 11 |
| 第3ゲーム | 11 | 7 |
| 第4ゲーム | 11 | 8 |
| 第5ゲーム | 11 | 7 |
勝ち上がりでは、準決勝で温瑞博選手(中国)に3-0、準々決勝で馮翊新選手(台湾)に3-2で勝っています(テレ東卓球NEWS)。中国選手を2人破っての優勝です。
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「52年ぶり」の意味|長谷川信彦さん以来2人目
アジア選手権の男子シングルスで日本選手が連覇したのは、1972年と1974年に優勝した長谷川信彦さん以来です(時事ドットコム)。張本選手は日本男子で2人目の連覇達成者になりました(スポーツ報知)。
前回の2024年大会(カザフスタン・アスタナ)では、決勝で中国の林詩棟選手を3-1で破り、日本男子として50年ぶりの優勝を果たしていました(テレ東卓球NEWS)。この快挙には日本卓球協会から報奨金も贈られています(デイリースポーツ)。
| 大会 | 優勝者(日本男子) |
|---|---|
| 1972年 | 長谷川信彦 |
| 1974年(横浜) | 長谷川信彦(連覇) |
| 2024年(アスタナ) | 張本智和(50年ぶり) |
| 2026年(タシケント) | 張本智和(52年ぶりの連覇) |
誤解しやすい点|「66位に苦戦=不調」ではない
世界3位が66位の選手に2ゲームを先行されたため、「調子が悪かったのでは」と受け取った方もいるかもしれません。ただ、相手は攻撃も混ぜるカットマンで、張本選手にとって初対戦でした。
カットマンは、ボールに強い下回転や変化をかけて相手のミスを誘う守備型の選手です。攻撃型の選手が多い中で、対戦経験を積みにくいタイプとされます。準決勝では中国の温瑞博選手に3-0で快勝しており、決勝の苦戦は相性と初見の影響が大きかったと読むのが自然です。
妹・張本美和選手の結果
同じ日に行われた女子シングルス決勝では、妹の張本美和選手が陳熠選手(中国)に0-3で敗れ、銀メダルでした(卓球王国)。きょうだい同日優勝はならなかったものの、2人そろってメダルを手にしています(スポーツ報知)。
美和選手は大会全体で女子団体と混合ダブルス(松島輝空選手と)で金、女子ダブルス(早田ひな選手と)と女子シングルスで銀と、出場した種目すべてでメダルを獲得しました(卓球王国)。
張本智和アジア選手権2連覇のよくある質問
Q1. 決勝の相手・李天陽選手はどんな選手ですか?
中国の19歳のカットマンで、決勝時点の世界ランクは66位と報じられています。アジア選手権では初の決勝進出で、張本選手とはこの試合が初対戦でした。
Q2. 「52年ぶり」は何の記録ですか?
アジア選手権の男子シングルスで日本選手が連覇した記録です。前回は1972年・1974年の長谷川信彦さんで、張本選手は日本男子2人目の連覇達成者になりました。
Q3. 何ゲーム目から逆転が始まりましたか?
第1ゲーム1-11、第2ゲーム9-11と落としたあと、第3ゲームを11-7で取って反撃が始まりました。第4ゲームを11-8、最終ゲームを11-7で取り、3ゲームを連取しています。
Q4. 次の大きな大会はいつですか?
スポーツ報知によると、張本選手は今回の結果で来年5月の世界選手権個人戦の出場権を得たとされています。詳しい日程や代表の扱いは、日本卓球協会の発表をご確認ください。
Q5. 「回転の読み替えが勝因」という考察は確かですか?
考察セクションは報道をもとにした編集部の予想であり、断定ではありません。本人の詳しい説明は、今後のインタビューなどで明らかになる可能性があります。
今後の見通し
今回の優勝で、張本選手は来年5月の世界選手権個人戦の出場権をつかんだと報じられています(スポーツ報知)。アジアで2大会続けて中国勢を退けたことで、世界の舞台でも中国勢に挑む日本の中心として注目が集まりそうです。
一方、今回の決勝では初対戦のカットマンに2ゲームを先行されました。回転の変化が大きい相手への序盤の入り方は、次の大舞台に向けた課題として語られる可能性があります。
まとめ
- 張本智和選手がアジア選手権男子シングルス2連覇
- 決勝は0-2から3ゲーム連取の逆転勝ち
- 日本男子の連覇は長谷川信彦さん以来52年ぶり・2人目
- 妹・美和選手は金2つ・銀2つ
第1ゲームを1-11で落としてからの逆転は、初見の相手を試合の中で解いた勝利でした。考察部分は編集部の予想ですので、詳しい試合内容は各報道や公式発表もあわせてご確認ください。

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