【ひとことで】長谷部佳宏さんは、研究所出身の花王の社長。洗剤や髪の研究を重ねてきた理系の博士です。
10月1日のカンブリア宮殿は、花王がテーマ。
番組表では「業績を急回復させる花王・長谷部社長」と紹介されています。
放送はテレビ東京で2026年10月1日(木)夜11時06分から。
その前に、社長がどんな道を歩いてきた人なのかをのぞいてみましょう。
- 1960年生まれ、宮城県出身
- 東京理科大学の大学院で博士課程を修了
- 1990年に研究職として花王へ
- ヘアビューティ研究所の所長も経験
- 2021年1月に社長に就任
- 長谷部社長の基本データ
- 研究所めぐりの30年
- 前社長を「兄貴」と呼んだ理由
- 界面技術で何をしようとしているのか、編集部の予想
まずは編集部の予想から始めます。
【予想】花王の「次の一手」は、社長が歩いた研究所の順番に隠れている
ここからは編集部の予想です。
わたしたちは、界面技術を洗剤やコスメの外に持ち出す戦略は、研究所を次々に移ってきた長谷部さんだからこそ描けたと考えています。
根拠を8つ挙げます。
根拠1:社長が化学の博士。
東京理科大学の工業化学科を卒業し、1990年に大学院の博士課程を修了しています(Wikipedia)。
技術の話を自分で語れるトップです。
根拠2:スタートは素材の研究。
入社して最初に配属されたのは、和歌山研究所で素材などを研究する部署だったそうです(東洋経済オンライン)。
商品になる前の「材料」からのスタートでした。
根拠3:研究所を3つ渡り歩いた。
公式の略歴では、化学品研究所→ハウスホールド研究所→ヘアビューティ研究所の順に移っています(花王公式サイト)。
同じ技術をいろいろな商品に使い回す目が育ちそうな道のりです。
根拠4:研究部門をまるごと見た。
2015年には研究開発部門の統括に。
ひとつの研究所ではなく、花王の技術ぜんぶを見渡す立場です。
根拠5:デジタルの担当も経験。
2018年からは、花王のデジタル化を進める先端技術戦略室の統括でした。
その担当者をトップにしたところに人事の狙いが見える、と東洋経済は書いています。
根拠6:前の社長も技術畑。
前社長の澤田道隆さんは、長谷部さんが入社したときの上司でした。
技術出身のトップから技術出身のトップへ、バトンがつながった形です。
根拠7:番組のテーマがまさに「界面技術の使い道」。
番組紹介では、メイク落としや洗濯洗剤から農業まで、界面技術を組み直して事業を広げる戦略に迫るとしています。
いろいろな研究所を見てきた人でないと、畑に持っていく発想はなかなか出てこないはずです。
根拠8:中期計画の旗印が「シャープトップ」。
公式サイトによると、長谷部さんは2023年に中期経営計画「K27」をつくり、「グローバル・シャープトップ」と呼ぶ事業を育てる方針を掲げています。
名前からは「尖った強みで勝てる分野」を選ぶ方針と読めるので、界面技術の新しい使い道はその候補になりやすいと考えられます。
ちなみに東洋経済は、ふたりを「同じ技術畑の出身」と書いています。前社長時代に伸ばした会社を、研究とデジタルの両方を知る後輩が受け継いだ。技術から事業を考える花王らしさが、人事にもあらわれていると言えそうです。
というわけで、界面技術の広がりは長谷部さんの経歴の続きだと予想します。
本人がそう話したわけではないので、あくまで編集部の見立てです。
長谷部社長の基本データ
| 項目 | データ |
|---|---|
| 読み方 | はせべ よしひろ |
| 誕生日 | 1960年7月30日(放送日時点で66歳) |
| 出身 | 宮城県 |
| 学歴 | 東京理科大学 工学部工業化学科 → 同大学院 博士課程修了 |
| 入社 | 1990年4月 |
| いまの肩書き | 代表取締役 社長執行役員 |
ふだん使っているシャンプーや洗剤も、じつは「界面」の技術でできています。
番組を見たら、おうちの日用品を少し違う目で見られるかもしれません。
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研究所めぐりの30年
| とき | 長谷部さんの歩み |
|---|---|
| 1990年 | 花王に入社(和歌山研究所) |
| 2003年 | 化学品研究所の室長 |
| 2008年 | ハウスホールド研究所の室長 |
| 2011年 | ヘアビューティ研究所の所長 |
| 2015年 | 研究開発部門の統括 |
| 2018年 | 先端技術戦略室の統括 |
| 2019年 | 代表取締役 |
| 2021年 | 社長執行役員に |
ざっと見ると、工業用の化学品 → 家庭の洗剤 → 髪のケアという流れ。
身近な商品に近づいていくように研究所を移っています。
公式サイトによると、いまは花王芸術・科学財団の理事長も務めています。
前社長を「兄貴」と呼んだ理由
社長交代が発表されたのは2020年9月29日。
花王にとって8年半ぶりのトップ交代でした。
記者会見で長谷部さんは、前社長の澤田さんを「兄貴」と呼んでいます。
入社したときの上司で、「最も尊敬する先輩」だったそうです。
澤田さんのほうは長谷部さんを「クレバーで、違う切り口で物事を進めるタイプ」と評していました。
30年来の先輩と後輩の間でつながったバトンです。
気になる疑問Q&A
Q. 長谷部社長は何歳?
放送日の10月1日時点で66歳です。
Q. どこの大学?
東京理科大学です。大学院の博士課程まで進んでいます。
Q. どこの出身?
宮城県の出身と伝えられています。
Q. 社長になったのはいつ?
2021年1月です。
カンブリア宮殿の見どころ
番組紹介によると、2026年上期の営業利益は過去最高。
その原動力は、創業以来の「界面制御技術」だそうです。
メイク落としや洗濯洗剤の技術が、農業でどう役立つのか。
MCの金原ひとみさん、ヒャダインさんがどんな質問をするのかも楽しみです。
おわりに
長谷部佳宏さんは、宮城県出身の66歳。
東京理科大学で博士課程を終え、花王の研究所を渡り歩いて社長になりました。
界面技術の話は10月1日(木)夜11時06分からのカンブリア宮殿でどうぞ。

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