【結論】連続テレビ小説「風、薫る」第22週「明るい未来」は8月24日(月)から放送され、直美の妊娠と小川の出征、そして多江からの手紙が同じ週に重なります。
- 第22週のサブタイトルは「明るい未来」。放送は8月24日(月)〜8月29日(土)
- 日清戦争が始まり、直美(上坂樹里さん)の妊娠を小川(甲斐翔真さん)が喜ぶものの、小川の出征が決まる
- 多江(生田絵梨花さん)が広島の病院で軍人の看護に苦戦しているという手紙が、りん(見上愛さん)に届く
- 捨松(多部未華子さん)も動き出すと予告されている
- 土曜日の放送は1週間の振り返り。平日は総合テレビで午前8時から
朝ドラ「風、薫る」を毎朝見ている方にとって、第22週は物語が一気に動く週になります。喜びと不安が同じ画面に並ぶ構成で、予告を見ただけでは先が読みにくい作りです。
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【考察】「風、薫る」第22週のあと、りんと直美はどうなる?
私は、りん(見上愛さん)が広島の病院へ向かい、直美とは離れて戦時の看護に踏み込むと読みます。そして直美は東京側に残り、二人が別々の場所で同じ看護に向き合う構図になると考えます。
理由の1つ目は、手紙という仕掛けの置き方です。第22週のあらすじでは、多江が広島の病院で軍人の看護に苦戦しているという手紙がりんに届き、そこへ捨松も動き出すと明かされています(シネマトゥデイ)。手紙は、受け取った人物を動かすために置かれる道具です。しかも同じ週に、慈善活動に力を注ぐ捨松が動くと予告されている点が重要になります。受け手と後押し役が同時に用意された週で、りんがそのまま東京にとどまる展開は考えにくいところです。
理由の2つ目は、史実の裏づけがあることです。日清戦争のとき、広島の陸軍予備病院には日本赤十字社の看護婦が入り、新島八重も篤志看護婦として従軍しています。責任者である看護婦取締の高山みつも広島の病院に勤務しました(国立公文書館)。「風、薫る」は実在した大関和さんと鈴木雅さんという2人のトレインドナースをモチーフにした作品です(ORICON NEWS)。訓練を受けた看護婦が戦時の現場に立った、という史実の山場を、物語が素通りする理由がありません。
理由の3つ目は、直美の側の事情です。直美は妊娠し、夫の小川は出征します。身重の体で戦地に近い病院へ向かう展開は、無理があります。そして「風、薫る」は全26週・130回の作品で、舞台は栃木・東京・新潟です(シネマトゥデイ)。バディものの物語は、二人を引き離してから再び合流させるときに一番大きな山が生まれます。第22週は、その分岐点として置かれた週だと私は見ています。
あわせて言えば、サブタイトルの「明るい未来」は皮肉として機能する可能性が高いです。妊娠という明るい知らせと、出征という暗い知らせが同じ週に置かれています。タイトルが明るいほど、その週の終わりは重くなるのがこの作品の作り方です。
ここまではあくまで編集部の予想であり、断定ではありません。公式に発表されているのは第22週のあらすじまでで、その先の展開は明かされていません。
第22週「明るい未来」のあらすじと放送日程
第22週のサブタイトルは「明るい未来」です。日清戦争が始まり、直美が妊娠したことを小川は喜ぶものの、間もなく小川の出征が決まります。一方で、多江が広島の病院で軍人の看護に苦戦しているという手紙がりんたちのもとへ届き、捨松も動き出します(MANTANWEB)。
公開された予告には、小川が直美のおなかに手を当てるシーンや、「よかった、直美がうれしそうで」と告げるシーンも収められています(MANTANWEB)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 週・サブタイトル | 第22週「明るい未来」 |
| 放送期間 | 8月24日(月)〜8月29日(土) |
| 放送時間(総合) | 月〜土 午前8時00分 |
| 放送時間(BS・BSプレミアム4K) | 月〜金 午前7時30分 |
| 土曜の内容 | 1週間の振り返り |
| 主な出来事 | 日清戦争開戦/直美の妊娠/小川の出征/多江の手紙/捨松が動き出す |
放送枠は、NHK総合が月曜から土曜の午前8時、NHK BSとBSプレミアム4Kが月曜から金曜の午前7時30分です。土曜日は1週間の振り返りにあたるため、平日を見逃した方は土曜にまとめて追いつけます(ORICON NEWS)。
作品は朝ドラ第114作にあたり、全26週・130回で構成されています。原案は田中ひかる氏の著書「明治のナイチンゲール 大関和物語」、脚本は吉澤智子さん、主題歌はMrs. GREEN APPLEの「風と町」です(シネマトゥデイ)。
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直美の妊娠と小川の出征が同じ週に重なった背景
第22週で起きる出来事は、当時の日本の状況とそのまま重なります。日清戦争が始まったのは1894年(明治27年)8月です(広島平和記念資料館)。開戦とともに多くの男性が動員され、家族が引き裂かれました。
直美は第20週の第100回で小川吾郎からのプロポーズに応え、第21週から新婚生活が始まりました(マグミクス)。仕事から帰った直美のために吾郎が夕食を作る場面も話題になっています(ORICON NEWS)。幸せな時間を積み上げた直後に出征が来るという構成です。
- 直美の妊娠は喜びの知らせとして描かれる
- 小川の出征は直後に決まるため、二人の時間は短い
- 多江の手紙はりんを動かす起点になる可能性が高い
物語の主題は看護です。戦争は、看護婦にとって仕事の量も質も一変させる出来事でした。直美は身内を送り出す側になり、りんは看護する側として戦争に触れることになります。同じ出来事を、二人が違う立場から受け止める週になると考えられます。
多江が向かった広島の病院とは?なぜ広島だったのか
多江が苦戦しているのは広島の病院です。ここで「なぜ東京ではなく広島なのか」と気になった方も多いはずです。答えは、当時の広島が事実上の臨時首都だったことにあります。
大本営は開戦当初は東京に置かれていましたが、大陸への出兵基地となっていた広島へ移されました。明治天皇は1894年(明治27年)9月15日から、基町の第5師団司令部を大本営として軍隊を指揮しています。政府の高官も多く広島へ移動しました(広島平和記念資料館)。
広島が選ばれた理由も記録に残っています。1889年(明治22年)に大型船が使える宇品港が開港していたこと、1894年6月10日に山陽鉄道が広島まで開通したこと、同年8月20日に広島と宇品を結ぶ仮設軍用鉄道が開通したことで、軍事輸送がしやすくなっていたためです(広島城)。
兵が集まる場所には、傷ついた兵も帰ってきます。広島の陸軍予備病院には日本赤十字社の看護婦が入り、新島八重も篤志看護婦として従軍しました。看護婦取締の高山みつも、広島の病院で勤務しています(国立公文書館)。多江が置かれた場所は、当時の看護の最前線だったわけです。
捨松が動き出す意味と、視聴者が注目している点
第22週の予告で見逃せないのが、捨松(多部未華子さん)も動き出すという一文です。捨松は“鹿鳴館の華”と呼ばれた実在の貴婦人で、りんと直美の人生に大きな影響を与えてきた人物として描かれています(ORICON NEWS)。
多部さんはインタビューで、捨松について「男性に頼らず、女性としてどう生きるか、自分が何をしたいのかをしっかり持っていらした人」と語り、りんと直美にトレインドナースになる道を示した人物だと説明されています(ステラnet)。
捨松は留学中に看護の勉強もしており、その知識で主人公2人に影響を与える場面があることも明かされています(美術展ナビ)。戦時の看護という難題に、看護を学んだ貴婦人がどう関わるのかが、この週の見どころになります。
誤解しやすい点と、視聴前に知っておきたいこと
まず、甲斐翔真さんが演じる人物の呼び名です。役名は小川吾郎で、直美の夫にあたります(マグミクス)。あらすじ記事ではMANTANWEBが「小川」、シネマトゥデイが「吾郎」と書いており、姓か名かの違いです。別人ではありません。
次に、公開されているのは第22週のあらすじまでという点です。出征した小川がどうなるのか、直美の出産がいつ描かれるのかは公表されていません。ネット上の「この先こうなる」という情報は、史実からの推測が混じっていることがあります。
もう1点、この作品は実在の人物をモチーフにしたフィクションです。大関和さんと鈴木雅さんという実在のトレインドナースをモチーフにしていますが、物語自体はオリジナル作品として作られています(シネマトゥデイ)。史実と劇中の出来事をそのまま重ねると、受け取り方がずれる場合があります。
Q&A
Q1. 「風、薫る」第22週はいつから放送されますか?
第22週「明るい未来」は8月24日(月)から放送されます。土曜の8月29日までが第22週にあたり、土曜は1週間の振り返りです。NHK総合は月曜から土曜の午前8時、NHK BSとBSプレミアム4Kは月曜から金曜の午前7時30分に放送されます。
Q2. 直美は妊娠して看護の仕事を辞めてしまうのですか?
公開されているあらすじには、直美が仕事を辞めるという記述はありません。妊娠したこと、小川の出征が決まることまでが発表されている内容です。その先の描かれ方は放送を待つ形になります。
Q3. 多江が向かった広島の病院はどんな場所ですか?
日清戦争のとき、広島には大本営が置かれ、臨時首都のような状態になりました。広島の陸軍予備病院には日本赤十字社の看護婦が派遣され、新島八重も篤志看護婦として従軍しています(国立公文書館)。当時の看護の最前線にあたる場所です。
Q4. 記事の考察は公式に発表された内容ですか?
いいえ。この記事の考察セクションは編集部の予想であり、公式発表ではありません。公開されているあらすじと、日清戦争当時の記録をもとに組み立てた見立てです。断定として受け取らないようお願いします。
Q5. 甲斐翔真さんの役は「小川」ですか「吾郎」ですか?
役名は小川吾郎で、同じ人物です。MANTANWEBは姓の「小川」、シネマトゥデイは名の「吾郎」と書いています。第21週から直美の夫として登場しています。
今後の見通し
「風、薫る」は全26週・130回の作品で、第22週を終えると残りは4週ほどになります。物語がまとめに向かう段階で日清戦争が始まった形です。
史実では、日清戦争に従軍した看護婦たちは1896年(明治29年)に勲七等宝冠章を授与され、日本人の民間女性では初の勲章授章者になりました(国立公文書館)。訓練を受けた看護婦の存在が、社会から正式に認められた出来事です。
「風、薫る」がこの流れをどこまで描くかは発表されていません。ただ、看護婦という仕事が世の中に認められていく過程は、作品の主題とまっすぐ重なります。第22週は、その到達点へ向かう入口として置かれた週だと見ています。
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まとめ
- 第22週「明るい未来」は8月24日(月)〜8月29日(土)放送
- 日清戦争が始まり、直美の妊娠と小川の出征が同じ週に重なる
- 多江が広島の病院で苦戦しているという手紙がりんに届く
- 広島は当時大本営が置かれた臨時首都で、陸軍予備病院は看護の最前線だった
- 捨松も動き出すと予告されており、戦時の看護へ物語が踏み込む可能性が高い
喜びと不安が同時に来る週で、見ていて気持ちが揺れる展開になりそうです。広島という地名が持つ当時の意味を知っておくと、多江の手紙の重さが変わって見えてきます。

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