キッチンミノルは絵本作家でもある!自前の出版社を持つ狙いを予想

    【結論】キッチンミノルさんの本業は写真ですが、いまは絵本づくりが中心。出版社まで自分で持っています。

    • 名乗りは写真家しゃしん絵本作家の二枚看板
    • 絵本に力を入れ始めたのは2021年から
    • 2024年に「テキサスブックセラーズ」を設立
    • よく知られた作品は『たいせつなぎゅうにゅう』『マグロリレー』
    • 大人向けには『キッチンミノルの写真教室』
    この記事を読むと分かること
    • 出ている絵本・本のラインナップ
    • 「しゃしん絵本」というジャンルの中身
    • わざわざ自分で出版社を持った狙いの予想
    • 作品全体を貫いている視点

    8月2日にNHK総合で流れる
    「アイカタ」に出てくる
    キッチンミノルさん。

    職業欄は写真家ですが、
    ここ数年の仕事の柱は
    子ども向けの「しゃしん絵本」のほうです。

    おまけに2024年、
    出版社を自分で作ってしまいました

    目次

    【予想】大手から本が出せる人が、なぜ自社を持ったのか

    ここからは編集部の予想です。

    言い切ってしまうと、
    テキサスブックセラーズは儲けるための会社ではなく、作りたいものを止められないための会社だと見ています。

    手がかりを3つ挙げます。

    手がかり1:すでに有名版元から出せている

    この方の本は
    白泉社の『たいせつなぎゅうにゅう』、
    福音館書店の『マグロリレー』(月刊かがくのとも)、
    筑摩書房の『キッチンミノルの写真教室』と、
    どれも名の知れた出版社から出ています(アイスム)。

    つまり出す先に困っている人ではないのです。
    それなのに自分の会社を作った。

    企画会議の可否に振り回されずに動きたかった——
    そう読むのが自然でしょう。

    手がかり2:社名がまるで商売向きでない

    テキサスブックセラーズという名は、
    ご本人が生まれたアメリカ・テキサス州から取られています。

    取引先に一発で伝わる名前とは言えません。
    どちらかというと個人的な名前です。

    会社を大きくしたいなら、
    もっと分かりやすい看板を選ぶはず。
    自分ひとりの旗として立てた会社と考えたほうが納得できます。

    手がかり3:肩書の表記までひらがなにしている

    公式の肩書は「しゃしん絵本作家」
    「写真絵本」ではなく、
    あえてひらがなです。

    読む相手が子どもだから、
    ジャンル名の書き方まで
    そちらに寄せているのでしょう。

    ここまで細かい人が、本づくりを丸ごと他人に任せきるのは難しいはずです。
    自前の出版社は、
    そのこだわりの延長でしょう。

    ここまではすべて編集部の予想です。ご本人が設立の理由を語った記録は見つかっていません。確かなのは、2024年に作ったという事実と社名だけになります。

    出ている作品をまとめて

    公式サイトと著者ページで
    確かめられた作品を並べます。

    タイトル形態・出しているところ
    たいせつなぎゅうにゅうしゃしん絵本/白泉社
    マグロリレーしゃしん絵本/福音館書店「月刊かがくのとも」
    たいせつなたまごしゃしん絵本
    山の木、とどけ!しゃしん絵本
    ひこうきがとぶまえにしゃしん絵本
    あさがおとはるくんしゃしん絵本
    キッチンミノルの写真教室単行本/筑摩書房

    それぞれの刊行年は、確かな出どころが取れなかったため書いていません。正しい発行年を知りたい方は、各出版社の公式ページをご覧ください。

    このほか共著もあり、
    料理家のツレヅレハナコさんの本で
    写真を担当したこともあります。

    作品ぜんぶに共通する視点

    タイトルを並べてみると、
    ある癖が浮かび上がります。

    ぎゅうにゅう、マグロ、たまご、山の木、ひこうき。
    どれも「目の前のものが、どこから来たのか」を追いかけています

    牛乳がコップに入るまで。
    マグロが皿にのるまで。
    飛行機が空へ上がるまで。

    公式プロフィールにも
    「身の回りの面白い事象を多くの人と共有する」という言葉があります。
    作品はその通りに作られています。

    もともと料理写真で評価されてきた方です。
    食べものを撮り続けた人が、
    その一歩手前を見に行った。
    そう考えると、つながりが見えてきます。

    そもそも「しゃしん絵本」って何?

    イラストではなく写真でページを作る絵本のことです。

    描いた絵と違って、
    本物がそのまま写っているのが強み。
    「マグロって本当はこうなんだ」と
    子どもにそのまま伝えられます。

    ただし作るのは大変です。
    絵ならペンで描ける場面も、
    写真だと現地へ行って撮るしかないのですから。

    取材にも撮影にも時間がかかる。
    それを続けているところに、
    この方の性格が出ています。

    8月2日の放送について

    放送は2026年8月2日(日)11時20分から11時49分、NHK総合
    番組は「アイカタ 〜大切な人の“イイところ”撮ってきてください〜」シーズン2の第2回です。

    撮るのは落語家の春風亭一之輔さん。
    キッチンミノルさんは撮られる立場になります。

    8月2日の枠は再放送です。最初の放送は2026年7月7日(火)の夜でした。録画される方は8月2日で予約してください。

    気になる点をQ&Aで

    Q1. 絵本はどこで手に入りますか?

    白泉社や福音館書店から出ている作品は、普通の書店やネット書店で扱われています。テキサスブックセラーズの本については、公式サイトで買い方を確かめるのが早いでしょう。

    Q2. 何歳の子ども向けですか?

    作品によって変わります。『マグロリレー』が載った福音館書店の「月刊かがくのとも」は、おおむね幼児から小学校低学年が読者層です。正確な対象年齢は各出版社の表示をご確認ください。

    Q3. テキサスブックセラーズはどんな会社?

    キッチンミノルさんが2024年に立ち上げた個人出版社です。名前はご本人の生まれた土地であるテキサス州から。何冊出しているか、規模がどれくらいかは公表されていません。

    Q4. 『写真教室』は初心者でも読めますか?

    筑摩書房の単行本で、写真の楽しい撮り方を広めるというご本人の活動と地続きの内容とされています。ただし具体的な難易度までは確認できていないので、書店で中身を見てみてください。

    Q5. いつから絵本を作り始めたのですか?

    公式プロフィールでは2021年から本格化とあります。写真家として動き出したのが2005年なので、16年ほど写真をやってから絵本へ移った計算になります。

    Q6. 写真の仕事はやめたのですか?

    やめていません。雑誌・書籍・広告の撮影が本業で、人物と料理に定評があると紹介されています。絵本はそこに加わったもので、写真から離れたわけではありません。

    Q7. 番組で本の話題は出ますか?

    放送前なので分かりません。「アイカタ」は人柄を撮る番組ですから、作品紹介より普段の姿や関係性が中心になりそうです。ここは当日を待ちましょう。

    Q8. 写真のコンクールでの実績はありますか?

    公式サイトによると、学生時代の2001年に六大学写真展で銀賞を受けています。その後もAPA公募展に2005年・2009年・2019年と入選しており、20年近く応募を続けてきたことが分かります。

    Q9. そもそもどういう経歴の方ですか?

    1979年にアメリカ・テキサス州フォートワースで生まれ、3歳で来日しています。18歳で落語家を目指して挫折し、不動産販売会社の営業を経て、2005年に写真家へ転身という変わった道のりです。

    おわりに

    キッチンミノルさんは
    しゃしん絵本の作り手でもあり、
    『たいせつなぎゅうにゅう』『マグロリレー』など
    いくつもの作品を世に出しています。

    2021年に絵本へ舵を切り、
    2024年にはテキサスブックセラーズという
    自分の出版社まで構えました。

    作品を貫いているのは
    「これはどこから来たのか」という問い。
    料理を撮り続けた写真家らしい目のつけどころです。

    8月2日の放送で気になった方は、
    ぜひ絵本のほうも開いてみてください。

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