久保裕也がハリルジャパンで主力になれた理由は「裏へ走る力」か|「歴代テクニシャン」9位、代表全13試合の早見表

    本記事はプロモーションを含みます。

    【結論】久保裕也は代表13試合のうち8試合に先発しました。本人は、本田圭佑に代わって右サイドで起用されたのはハリル監督のスタイルに合ったからだと振り返っています。

    • 「歴代テクニシャン」9位は投稿者の独自ランキング
    • 代表は13試合2得点、うち先発8試合
    • 2得点はどちらも2017年3月の最終予選
    • 本人は本田選手から奪ったというよりスタイルの違いと説明

    「日本代表歴代テクニシャン」の第9位として、SNSで久保裕也の名前が挙がりました。
    紹介では、ハリルジャパン時代に本田圭佑から右ウイングのポジションを奪った選手として描かれています。

    では、なぜ若い久保がハリル体制で重用されたのでしょうか。
    ここでは全13試合の出場記録を一覧にし、当時の報道と本人の言葉から読み解きます。

    この記事で分かること
    • 久保がハリルジャパンで主力になれた理由(編集部の予想)
    • 代表全13試合の相手・結果・出場の仕方
    • 本田圭佑との右サイド争いを本人はどう見ていたか
    目次

    【考察】久保裕也がハリルジャパンで主力になれた理由

    ここからは編集部の予想です。

    私の答えは一つです。
    ハリル監督が求めた「裏へ走るFW」像と、所属クラブで点を取りまくっていた時期がぴったり重なったからです。
    技術の高さだけで選ばれたのではなく、監督の戦い方とタイミングが久保を押し上げたと読みます。

    理由1:ヘント移籍直後の得点ペースを監督が名指しで評価

    久保は2017年1月にベルギーのヘントへ移り、リーグ戦7試合で5得点を挙げていました。
    2017年3月、ハリル監督は「久保は多くの点をとってきていて、非常に興味深く思っている」と語り、「他の選手と比較しても、勇気や思い切りの良さを持っている選手」とも評しています(フットボールチャンネル)。

    同じ時期、代表の海外組で所属クラブでの出場率が最も高かったのが久保だったとも報じられています(フットボールチャンネル)。
    その時点で招集された海外組の中で、リーグ戦の出場率が90%を超えて1位だったという集計です。

    理由2:託された2連戦で結果を出した

    その直後のアラブ首長国連邦戦とタイ戦に、久保は2試合とも先発しました。
    アラブ首長国連邦戦は前半14分の先制点(日本サッカー協会)、タイ戦は57分のミドルシュート(日本サッカー協会)。
    2試合で日本が挙げた6点のうち5点に絡んだと報じられました(フットボールチャンネル)。

    2016年11月の2試合ではまだ得点がありませんでした(フットボールチャンネル)。
    その選手が、出場3試合目と4試合目で続けてゴールを決めた形です。

    評価されて呼ばれ、その試合で結果を出す。
    この「期待と回答の連鎖」が、その後の先発起用につながった最大の要因だと私は考えます。

    理由3:本人もハリル監督のスタイルに合っていたと説明

    久保は2026年5月公開のインタビューで、「ハリルさんは若い選手も抵抗なく試しますし、裏に走るプレーとか、自分のやりたいサッカーを表現してくれる人を選んでいたと思います。」と話しています(ナンバー)。

    さらに自身のYouTubeでも、本田選手の代わりに右で出たのはハリル監督のスタイルに自分が合っていたからで、ポジションを奪ったというよりスタイルの違いだった、という趣旨を語っています(久保裕也公式YouTube)。
    本人の見方は、「実力で押しのけた」より「監督の設計図にはまった」に近いのです。

    主力になれた理由は、技術の一言では片づけられず、監督の設計図と本人の特長、そして好調の時期がそろった結果だったと私は見ます。
    なお本人は、西野体制のスタイルでは自分はメンバーに入れなかったのかな、とも推測していますが、同じインタビューで当時の焦りも挙げており(ナンバー)、外れた理由は一つに決められません。
    いずれにしても、これはあくまで予想であり、断定ではありません。

    【早見表】久保裕也の日本代表全13試合

    日本サッカー協会の試合記録をもとに、久保が出場した13試合をまとめました。
    先発8試合・途中出場5試合です。

    日付相手(結果)久保の出場
    2016/11/11オマーン(4-0)71分から途中出場(デビュー)
    2016/11/15サウジアラビア(2-1)先発・前半で交代
    2017/3/23アラブ首長国連邦(2-0)先発・14分に得点
    2017/3/28タイ(4-0)先発・57分に得点
    2017/6/7シリア(1-1)先発・前半で交代
    2017/6/13イラク(1-1)先発・フル出場
    2017/8/31オーストラリア(2-0)89分から途中出場
    2017/9/5サウジアラビア(0-1)80分から途中出場
    2017/10/6ニュージーランド(2-1)先発・78分まで
    2017/11/10ブラジル(1-3)先発・前半で交代
    2017/11/14ベルギー(0-1)68分から途中出場
    2018/3/23マリ(1-1)先発・70分まで
    2018/3/27ウクライナ(1-2)64分から途中出場

    結果は日本から見たスコアです。デビュー戦は日本サッカー協会、最後の出場となったウクライナ戦は日本サッカー協会の記録で確認できます。

    表を見ると、2017年3月から6月にかけて4試合続けて先発したことが分かります。
    一方、2017年8月末からの最終予選終盤2試合は途中出場でした。
    出場はハリル体制の約1年4か月に集中しており、2018年3月のウクライナ戦が代表での最後の試合になりました。

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    2017年3月の2連戦で何が起きたか

    アウェーのアラブ首長国連邦戦では、酒井宏樹のパスに抜け出して代表初ゴールを決めました。
    試合後は「意外とフリーだったので冷静に打てた」と話し、後半には今野泰幸の得点もアシストしています(フットボールチャンネル)。

    ただ同じ記事は、右サイドにはベンチスタートの本田圭佑もいて、この試合だけで主力に定着したとは言い切れない、とも伝えていました。
    当時はまだ「争いが始まった」段階だったわけです。

    5日後のタイ戦では左足で豪快なミドルシュートを突き刺しました。
    右サイドは長く本田の定位置だったが、久保の台頭が競争を生むはずだ、と報じられています(フットボールチャンネル)。
    本人は「もっとピッチで存在感を出せるようになりたいし、中心的な選手になりたい」と語っていました。

    「本田からポジションを奪った」は本当か

    SNSの紹介では、久保が本田から右ウイングを奪って定着したとされています。
    早見表のとおり先発が続いた時期があるのは事実で、右サイドを争う構図があったことも当時の報道から確認できます。
    同じ時期、本田選手は所属するミランでリーグ戦28試合中5試合・95分の出場にとどまっていたと報じられていました(フットボールチャンネル)。

    ただ、本人の受け止めは少し違います。
    先に触れたとおり、久保は「奪った」というよりスタイルの違いだったと説明しています。
    また、本田が右サイドバックとの連係の取り方などを自然に助言してくれたという趣旨のことも、YouTubeで振り返っています(久保裕也公式YouTube)。

    「消えた天才」「本田から奪った」は紹介した投稿者の表現です。公式記録で確かめられるのは、出場試合数・先発の有無・得点までです。

    ハリルジャパンの久保裕也についてのQ&A

    Q1. 久保裕也のポジションは?

    報道では元日本代表FWと紹介されています(サッカーキング)。
    ハリル体制では右サイドで起用されることが多く、本人もそう振り返っています。

    Q2. 代表で何点取りましたか?

    13試合で2得点です(サッカーキング)。
    2017年3月23日のアラブ首長国連邦戦と、3月28日のタイ戦で1点ずつ決めています。

    Q3. ロシア大会には出ましたか?

    出ていません。大会前にハリル監督が解任され、2018年5月31日に発表された23人に入りませんでした(Jリーグ公式)。
    メンバーから外れた経緯はナンバーのインタビューでも本人が語っています。

    Q4. 久保裕也は今どうしていますか?

    2026年3月3日に32歳で現役引退を発表しました(サッカーキング)。
    最後の所属は米国のシンシナティで、現在は自身のYouTubeで代表時代の話なども発信しています。

    Q5. 考察は事実として書かれていますか?

    いいえ。考察は編集部の予想です。
    監督の発言・試合記録・本人の言葉を材料にしていますが、起用の理由を監督自身が説明したものではありません。

    最後に:テクニシャンというより「ハリル体制に合ったFW」

    • 9位という順位は投稿者の主張
    • 代表は13試合2得点・先発8試合
    • 2017年3月の2連戦から6月まで先発が4試合続いた
    • 本人は右サイド起用をスタイルとの相性と説明

    「テクニシャン」という言葉で語られる久保ですが、記録と本人の言葉からは、監督の求める走りと得点力で道を切り開いたFWの姿が浮かびます。
    代表で過ごしたのは約1年4か月。得点を挙げたのは2017年3月の2試合だけでしたが、その2試合が評価を大きく押し上げました。

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