宮澤卓宏さんって何者?郵便局バイトから始まった変コントローラー作りの道

    【結論】宮澤卓宏さんは、身のまわりの品をゲームのコントローラーに作り替える個人開発者。大阪芸術大学を出て、銀行系SEは半年で辞めています。

    本記事はプロモーションを含みます。

    • 出身は大阪芸術大学 芸術学部デザイン学科。いまも大阪府が拠点
    • 卒業後に就いた銀行系システムエンジニアは、半年で退職
    • 辞めたあとは郵便局でアルバイトをしながら作品を制作
    • 2006年と2019年、13年をあけて2つの賞を受けている
    • オンエアは2026年8月24日(月) 17時59分から、TOKYO MX1

    TOKYO MX「野田クリの野望〜ゲーム天下統一への道〜」の予告に、宮澤卓宏さんという方が出てきます。
    肩書きは奇抜コントローラー職人
    シャンプーボトルや眼鏡で遊ばせる人、と聞いても人物像は浮かびません。
    そこで公開されている資料をたどってみました。

    この記事で分かること
    • 出た学校と、これまでの職歴
    • 会社勤めをやめてからの道のり
    • 受けている2つの賞の中身
    • 作品に貫かれている「日常」というテーマ
    目次

    【予想】どうして題材がいつも身のまわりのものなのか

    ここからは当ブログの予想です。
    宮澤さんの作品を並べてみると、はっきりした共通点があります。
    満員電車、民家、ゴキブリ、引越し、シャンプーボトル、トイレットペーパー。
    全部、家か通勤路にあるものなのです。

    先に答えを書くと、
    これは趣味の問題ではなく、宮澤さんが作品を成立させるための条件そのものだと予想します。
    手がかりを5つ並べます。

    手がかり1:日常を選ぶことがはっきり書かれている

    これは想像ではありません。
    宮澤さんの作風は「世界を股に掛けた冒険のような非日常なテーマよりは、民家の内部や満員電車など日常的なテーマを好んでおり、それを題材とした作品も多い」と説明されています。
    意識して選ばれている、ということです。

    手がかり2:一作目からして自分のストレスが元ネタ

    公開されている中で最も古いのは、2001年の『雑念打』です。
    中身は満員電車の乗客が抱える雑念を打ち消すタイピングゲーム
    舞台が満員電車になった理由は、宮澤さんが学生の頃にストレスを感じていたからと説明されています。
    スタート地点から、遠い世界ではなく毎日いる場所が題材でした。

    手がかり3:ひとりで作るなら身近なほうが早い

    ここは当ブログの見立てです。
    宮澤さんは個人で制作を続けてきた作り手
    剣と魔法の世界を用意するなら、設定も資料も素材も膨大に要ります。
    その点民家やシャンプーボトルは、説明が一切いりません
    遊ぶ側が形も使い方も知っているからです。
    ひとりの制作と身近な題材は、相性がいいのだと思います。

    手がかり4:コントローラーの発想とつながっている

    ここが決め手だと見ています。
    宮澤さんの看板の仕事は日用品をコントローラーに作り替えること
    シャンプーのボトル、眼鏡、トイレットペーパーの芯。
    題材が日常だからこそ、道具も日常のものが使えるという関係が成り立っています。
    宇宙が舞台の作品に、シャンプーボトルは入りません。
    テーマと操作装置が、同じ方角を向いているわけです。

    手がかり5:遊ぶ人を見て表現を変えている

    もうひとつ、方針を変えた形跡があります。
    宮澤さんは小学校にパソコンやインターネットが普及して児童の間で流行し始めたことを受け、グロテスクな表現は後の作品では控えるように意識していると説明されています。
    実際、初期の『GOKI DASH』はゴキブリを出したことに批判があり、デフォルメしたデザインに変更されました。
    誰が触るかを見て中身を直せる人だ、ということです。
    この姿勢も、身近な題材を選ぶ判断と地続きでしょう。

    ここから先はただの想像です。
    番組の案内にはシャンプーボトルとメガネとあるので、実際に遊べる状態で出てくるのではと踏んでいます。
    ただし紹介文に、どの作品が出るかまでは書かれていません。

    ここまではすべて当ブログの予想です。
    宮澤さんが「ひとりで作るから日常を選ぶ」と語った記録は見つかりませんでした。

    プロフィールを一覧にすると

    項目内容
    読み方みやざわ たかひろ
    ハンドルネームタカヒロウ
    生年月日公表されていない
    出た学校大阪芸術大学 芸術学部デザイン学科
    拠点大阪府
    肩書きインディーゲーム開発者
    サイトSKT products/MIYAZAWORKS
    代表作『モアイまわし』『引越し奉行』ほか

    サイト名の由来が変わっています。
    大学3年の頃、個人サイト「セイカンタイ」で活動を始めました。この名前には「自分が気持ちいいものだけを創り続ける」という意味があります。
    のちのSKT products は、このセイカンタイの頭文字を取ったものです。

    番組の「変わったコントローラー」が気になった方のために、自作コントローラーや電子工作の本を探せる場所を貼っておきます。

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    作品と題材を並べてみる

    「日常が題材」と言われてもピンと来ないので、実際の作品で確かめてみます。

    作品題材になっているものどこにあるか
    雑念打満員電車の乗客の雑念通勤路
    GOKI DASH民家とゴキブリ家の中
    引越し奉行家具と「おばあちゃん」の引越し家の中
    うねりの塔フォークリフトと竜巻働く現場
    マウスでごわす紙相撲子どもの遊び
    シュココーココソープボトル洗面所

    ひとつだけ毛色が違うのが『うねりの塔』です。
    15年に一度発生する竜巻を、中和装置を積んだフォークリフトで消すという内容で、主人公は妻を失った過去を持つ老人助成金のために自らの命を危険に晒すというシリアスな話になっています。
    身近な道具を使いながら、扱う中身は必ずしも軽くありません。

    銀行系SEを半年で辞め、郵便局のバイトへ

    ここまでの道のりは、決してまっすぐではありませんでした。

    時期できごと
    大学3年ごろ趣味でゲームとWebサイトを作り「セイカンタイ」で活動開始
    在学中仕事の依頼が届くようになり「SKT products」を立ち上げ
    2001年ごろ『雑念打』を制作。ここから仕事としての制作が始まる
    卒業後銀行系システムエンジニアとして勤務するも半年で辞職
    退職後郵便局でアルバイトをしながら『信行軍団3』を制作
    その後東京中心に依頼を受けつつ、大阪府で制作を継続

    フリーになって最初に手がけたのは、Adobe Shockwaveで作った『GOKI DASH』
    民家を舞台に、ゴキブリを動かして罠を避けるゲームでした。

    郵便局で働いていた頃は、宣伝も兼ねて「BROAD STAR」(のちのクリエイター発掘事業「BROSTA TV」)などに作品を出し、人脈を広げていったとされています。

    銀行系SEを辞めた理由は明かされていません。分かっているのは「半年で辞職することになった」という一行だけです。

    13年あけて受けた2つの賞

    作品
    2006年『モアイの巣』日本ゲーム大賞 インディーズ部門 優秀賞
    2019年『イセキクライマー』アジアデジタルアート大賞展FUKUOKA エンターテインメント(産業応用)部門 大賞

    『モアイの巣』はマウスカーソルで触れるとモアイが消え、30秒で100匹片づけるとステージクリアという作品。
    評価されたのは出現するモアイ像の動きのユニークさや各ステージの場面設定、そしてインパクトとスピード感でした。

    対する『イセキクライマー』は、ロープ型のコントローラーと左右のボタンで3本のロープを持ち替えながら遺跡を登るアーケードゲームです。
    2006年はマウスで遊ぶブラウザゲーム、2019年は専用の物理コントローラー
    13年のあいだに、作るものの形そのものが変わったことが分かります。

    勘違いしやすいところ

    ありがちな読み違い実際に確認できること
    ゲーム会社に勤めている個人サイトを拠点にした開発者。依頼仕事も受けている
    理系の出身大阪芸術大学 芸術学部デザイン学科の出身
    SEを長くやっていた銀行系SEは半年で辞職している
    東京に住んでいる依頼元は東京中心だが、制作の拠点は大阪府
    年齢が分かる生年月日・年齢とも公表されていません

    よくある質問

    Q1. おいくつですか?

    公表されていません
    生まれ年も出ておらず、たどれるのは大阪芸術大学の出身であることと、2001年ごろから仕事として作り始めたという経緯だけです。

    Q2. 「タカヒロウ」というのは?

    宮澤さんのハンドルネームです。
    イベント出展の記録などでは、この名前で載っていることもあります。

    Q3. SKT productsとは何ですか?

    宮澤さんが大学在学中に立ち上げた個人サイトです。
    名前は、それ以前のサイト「セイカンタイ」の略
    セイカンタイには「自分が気持ちいいものだけを創り続ける」という意味が込められています。

    Q4. 一番の代表作は?

    代表作として挙げられているのは『モアイまわし』『引越し奉行』です。
    『引越し奉行』は物理エンジンを使い、カタパルトで家具を投げて家を壊すという内容。
    受賞したのは『モアイの巣』と『イセキクライマー』の2本です。

    Q5. 番組の出演者は?

    「野田クリの野望〜ゲーム天下統一への道〜」のレギュラーはマヂカルラブリーの野田クリスタルさん、しんやさん、かけおちの青木マッチョさん。
    宮澤さんはゲストとしての登場です。

    Q6. 何時から放送ですか?

    2026年8月24日(月)17時59分から18時30分、TOKYO MX1です。
    案内文には「シャンプーボトルとメガネがコントローラーに⁉」とあります。

    まとめ

    宮澤卓宏さんは大阪芸術大学 芸術学部デザイン学科を出て、大阪府で活動するインディーゲーム開発者です。
    卒業後に入った銀行系SEは半年で退職し、郵便局のアルバイトをしながら作品を出し続けました。

    2006年に『モアイの巣』で日本ゲーム大賞インディーズ部門優秀賞、2019年に『イセキクライマー』でアジアデジタルアート大賞展FUKUOKAの大賞。
    作品を貫いているのは満員電車や民家といった、誰でも知っている日常という題材でした。
    2026年8月24日(月)17時59分からのTOKYO MX1「野田クリの野望」で、その仕事が取り上げられます。

    参照リンク

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