【結論】大リーグは12月にロックアウト入りが濃厚と報じられていますが、前回2022年は海外アマチュア選手の契約が予定どおり1月15日に始まりました。織田翔希投手の場合は、その前に11月1日の登録が関門になります。
- コミッショナーが労使協定の延長を否定(現地10月23日)
- 2022年はロックアウト中でも国際アマ契約が1月15日に開始
- 織田投手は未登録と米記者が投稿、期限は11月1日
- 本人・学校からの説明はまだない
米国挑戦を表明し、巨人から1位指名を受けた横浜高校の織田翔希投手。
その進路に、大リーグの労使交渉という別の要素が重なってきました。
「ロックアウトになったら1月に契約できないのでは」という疑問に、前回の例と最新の報道から答えます。
あわせて、話題になった未登録の報道と、続報を読むときのチェックポイントも整理しました。
- ロックアウトで1月15日の契約が止まるかの編集部の予想
- コミッショナーの延長否定発言の中身
- 米記者が伝えた未登録と11月1日の期限
- 続報を読むときのチェックリスト
【考察】織田翔希の1月15日の契約はロックアウトで止まる?2022年の前例から予想
ここからは編集部の予想です。
先に答えを書きます。
ロックアウトそのものが、1月15日の契約開始を止める可能性は低いと私は見ます。
より大きな分かれ目は、ロックアウトより前の11月1日の登録です。
根拠は3つあります。
根拠1:前回のロックアウトでも契約期間は予定どおり始まった
2021年12月に労使協定が失効し、大リーグはロックアウトに入りました。
それでも2022年の国際アマチュア契約は予定どおり始まったとサンケイスポーツは伝えています(サンスポ)。
大リーグ公式サイトにも、その年の契約期間が2022年1月15日に始まり、12月15日までと記されています(大リーグ公式サイト)。
同じ状況が一度あり、そのときに止まらなかった事実は重いと考えます。
ただし大リーグ公式サイトによると、労使は2020年3月にコロナ下の国際契約期間について合意していました。
サンスポも、2027年の契約期間は「現行の労使協定と同様のルールが適用された場合」と条件を付けています。
それでも前例がある以上、今回も契約期間の開始日そのものが動く可能性は大きくないと読みます。
根拠2:米報道は「マイナー契約扱い」を理由に挙げた
当時の米国の一部報道は、止まらなかった理由として、海外アマチュア選手との契約がマイナー契約として扱われた点を挙げています(スポーツ・イラストレイテッド系サイト)。
ロックアウトで止まるのは大リーグの選手との交渉や契約で、マイナーの契約は対象の外にあった、という説明です。
日本の高校から直接米球団と契約する場合も、国際アマチュア選手としてマイナー契約を結ぶことになると報じられています(日刊スポーツ)。
前回と同じ扱いが続くなら、1月の契約は労使交渉と切り離して進むと読みます。
根拠3:ただし見方は分かれており、登録が先に来る
一方で、デイリースポーツは10月、関係者の話として新しい協定が結ばれるまで契約できないと伝えていました(デイリースポーツ)。
新しい協定で海外アマ選手のルール自体が変われば、前回の例はそのまま当てはまりません。
2022年の前例とデイリーが伝えた関係者の話とで、見方が分かれている点は押さえておく必要があります。
そして、どちらの見方に立っても、11月1日までに登録が済んでいなければ1月の契約は原則として難しくなります。
だからこそ私は、ロックアウトより登録の行方を先に見るべきだと考えます。
以上はあくまで予想です。
新しい協定の内容や本人の判断によって、見通しは変わる可能性があります。
コミッショナーが協定延長を否定|ロックアウトの見通し
大リーグ機構のマンフレッド・コミッショナーは現地10月23日、ワールドシリーズの会場で取材に応じました。
12月1日に失効する予定の労使協定について、延長してロックアウトを避ける可能性を問われ、「その考えは双方ともにない」と答えています(日刊スポーツ)。
労使は、球団の総年俸に上限を設けるサラリーキャップ制度の導入をめぐって対立しています。
日刊スポーツは12月2日からロックアウトに入るのは確実との見方を示し、そうなればFA交渉やトレードなど大リーグの業務が止まると伝えました。
| 比較 | 前回(2021〜22年) | 今回(2026〜27年) |
|---|---|---|
| 協定の失効 | 2021年12月 | 2026年12月1日の予定 |
| 延長の可能性 | 延長されずロックアウト | コミッショナーが否定 |
| 海外アマの契約開始 | 2022年1月15日に開始 | 2027年1月15日の予定 |
| ルール変更 | - | 新協定しだいで未確定 |
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ロックアウトより先に来る関門|11月1日の登録
大リーグ公式サイトによると、海外のアマチュア選手が球団と契約するには、事前に大リーグ機構へ登録していなければなりません(大リーグ公式サイト)。
スポニチは、その登録期限が11月1日だと伝えています(スポニチ)。
この登録について、全米野球記者協会に所属するフランシス・ロメロ記者が現地23日、情報筋の話としてXに投稿しました。
スポニチの訳では「織田翔希は2027年の国際契約期間およびMLBドラフトのいずれにもまだ登録されていない」という内容です(スポニチ)。
記者は「方向性の変更を示唆する可能性がある」とも記しましたが、本人や学校、代理人からの説明は出ていません。
サンスポは、期限までに登録しなかった場合でも、コミッショナーが説得力のある理由を認めれば例外があると伝えています。
ただし、どんな理由なら認められるのかは示されていません。
巨人と松井新監督の立場
巨人は10月22日のドラフト会議で織田投手を1位で指名し、2027年3月31日まで交渉権を持っています(サンスポ)。
米国側の契約期間が1月15日に始まっても、巨人の交渉期限はその後も続きます。
10月23日に就任した松井秀喜新監督は、「世界一になる可能性がある投手と契約できるチャンスをいただいた」と話しました(デイリースポーツ)。
自ら会いに行くかは「球団の方と相談してになる」とし、本人の気持ちを第一に考えたいという姿勢です。
指名後の織田投手は、米国挑戦の気持ちは「全くぶれません」と話しています。
ドラフト当日の時点では、今後メジャー球団との面談を予定しており、巨人の指名あいさつなどは未定とされていました(デイリースポーツ)。
続報を読むときのチェックリスト
これからの報道は、情報の出どころによって重みが変わります。
次の5点を確認しながら読むと、事実と見立てを区別しやすくなります。
- 登録の情報は本人側・大リーグ機構の発表か、記者の情報筋か
- 11月1日を過ぎた後に例外の申請が報じられたか
- ロックアウトの報道がマイナー契約にも触れているか
- 新しい協定で海外アマ選手のルールが変わるか
- 巨人が指名あいさつや面談を行ったか
ロックアウトと織田翔希に関するよくある質問
Q1. ロックアウトとは何ですか?
労使協定が切れた後、オーナー側が選手を締め出す措置です(日刊スポーツ)。
日刊スポーツは、ロックアウトに入ればFA交渉や契約、トレードなどの業務が止まると説明しています(日刊スポーツ)。
Q2. 2022年はなぜ海外アマ選手の契約が止まらなかったのですか?
当時の米国の一部報道は、海外アマ選手との契約がマイナー契約として扱われたためと説明しています。
大リーグ公式サイトでも、契約期間が2022年1月15日に始まったことが確認できます。
Q3. 織田投手は登録を済ませたのですか?
米記者は現地10月23日時点で未登録と投稿しました。
その後に登録したかどうかを伝える報道や、本人側の説明は確認できていません。
Q4. 巨人との交渉はロックアウトの影響を受けますか?
ロックアウトは大リーグ側の労使の問題で、日本の球団の交渉とは別と考えられます。
巨人の交渉期限は2027年3月31日と報じられています。
Q5. 冒頭の考察は確かな情報ですか?
編集部の予想で、確定情報ではありません。
前回の例と報道をもとに読み解いたもので、新しい協定の内容によって結論が変わる可能性があります。
まとめ|労使交渉より先に11月1日を見る
- コミッショナーは協定の延長を否定し、ロックアウトが濃厚と報道
- 前回は海外アマ選手の契約が予定どおり開始
- 織田投手は未登録との報道、期限は11月1日
- 編集部はロックアウトより登録が分かれ目と予想(断定ではない)
大リーグの労使交渉は、日本の高校生の進路にも影響しうる出来事です。
まずは11月1日、そして12月の交渉の行方を、本人の発信とあわせて見守りたいと思います。

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