【結論】キプロスは地中海の東側に浮かぶ島の国で、いまも南北に分かれた状態が続いています。検索が伸びた背景には『VIVANT』第2シーズンがありそうです。
耳にしたことはあっても、
地図のどこか答えられる人は
そう多くないはずです。
日本での報道量が少ない国にあたります。
ところがこの島には、
ほかにあまり例のない事情があります。
ひとつの島が線で分けられているのです。
- 正式にはキプロス共和国。トルコの南に位置する地中海の島です
- 首都はニコシアで、市街地に境界がある珍しい首都として知られます
- 1974年以降、島の北側をトルコ系の勢力が実効支配する状態が続いています
- EU加盟は2004年5月、ユーロの使用は2008年から
- 『VIVANT』第2シーズンの海外ロケ地はアゼルバイジャンとタイと発表済みです
検索が伸びたきっかけは日曜劇場の放送
動きが出たのは
7月26日(日)21時からの放送のあとでした。
『VIVANT』第2シーズンの初回で、
通算では第11話にあたります。
放送のなかで
キプロスが舞台として出てきたという
視聴者の書き込みが並び、
そこから調べる人が増えたとみられます。
報道によると、初回の世帯視聴率は
関東地区で18.8%。
7月期の民放連続ドラマで最も高い数字と
伝えられています。
見ていた人の母数が大きいほど、
知らない単語を調べる人も増えます。
今回の急上昇も、
その積み上がりだと考えられます。
場所と基本情報をおさえる
位置としては
地中海のいちばん東寄り。
トルコの南側にあたり、
中東の海岸線もそう遠くありません。
ヨーロッパ、中東、
アフリカ北岸に囲まれた
交通の要所にあたるため、
昔から人の往来が絶えなかった島です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 国名 | キプロス共和国 |
| 位置 | 地中海東部の島(トルコの南) |
| 首都 | ニコシア |
| 言語 | ギリシャ語/トルコ語 |
| EU加盟 | 2004年5月1日 |
| 通貨 | ユーロ(2008年〜) |
そして避けて通れないのが
南北の分断です。
1974年以降、島の北側のおよそ4割を
トルコ系の住民による勢力が実効支配し、
承認しているのはトルコだけとされています。
首都ニコシアにも境界が引かれており、
ひとつの街が二つに分かれた状態です。
世界的にも珍しい形と紹介されます。
歴史の面でも
層の厚い島として語られます。
島の名前は銅を指す言葉と
結び付けて説明されることがあり、
古くから銅の産地として
知られてきたと言われています。
周りの大きな勢力が入れ替わるたびに、
支配する側も変わってきた土地です。
ギリシャ語とトルコ語が並ぶという
いまの姿も、
その積み重ねの結果と言えます。
【考察】物語の舞台にこの島が選ばれた理由
ここからは編集部の考察(予想)です。
候補は世界中にあります。
そのなかでこの島に落ち着いたのには、
いくつか噛み合う条件があったはずです。
結論としては、
「線引きが複雑な土地だから」という見方を
挙げておきます。
まず位置の性質です。
ヨーロッパ側からも中東側からも
手が届く距離にある島。
だからこそ人が集まる理由を作りやすく、
国境をまたぐ話に向いています。
次に分断そのものです。
同じ島の中で
適用される仕組みが変わるという状況が、
作り話ではなく実在します。
追う側と逃げる側を描くなら、
これ以上ない条件だと言えます。
三つ目に資金の話があります。
この島は金融の拠点として語られることがあり、
2013年の金融危機は
日本でも広く報じられました。
お金の流れが絡む筋書きを置いたとき、
説得力が出やすい土地です。
四つ目は前作との違いです。
第1シーズンの舞台は
実在しない国でした。
今回は現実の、しかも事情の込み入った島。
作り物では出せない厚みを
持ち込めたのではないでしょうか。
加えて、視聴者を動かす効果も
あったかもしれません。
名前は知られていても
中身までは知られていない国を出すと、
その場で調べる人が現れます。
実際に検索が伸びた今回の流れは、
そのまま話題の拡散につながりました。
ただし、
珍しさだけで扱える題材ではありません。
分断はいまも続く現実の問題です。
描き方によっては批判も出るため、
制作側も慎重に組み立てているはずです。
- ヨーロッパと中東の双方から近い位置
- 同じ島で仕組みが変わるという実在の構図
- 資金の流れを描くのに説得力のある土地
- 架空の国だった前作との対比で厚みが出る
- 調べたくなる国名が、話題の広がりを後押しする
以上は外側からの推測にとどまります。
実際の意図は
公表されているわけではありません。
旅行を考えるなら公的な情報から
行き先として調べる場合は、
公的機関の情報を起点にするのが安全です。
個人の体験談だけで決めず、
公式の案内と突き合わせるほうが
安心できます。
- 外務省 海外安全ホームページ(危険情報・注意喚起)
- 外務省の国別基礎データ(政治・経済の概況)
- 在キプロス日本国大使館の発信(現地の最新情報)
観光面では
地中海の海と古代の遺跡が
よく紹介されます。
世界遺産に登録された場所もあり、
ヨーロッパからの旅行先として
名前が挙がる島です。
ただし、島の南北で条件が違います。
境界をまたぐ移動が入る場合は、
事前の確認が必須と考えてください。
よくある疑問(Q&A)
Q1. キプロスはヨーロッパですか、中東ですか?
地理としてはその中間にある島です。ただしEUに加盟しているため、政治や制度の面ではヨーロッパ側として扱われます。
Q2. 首都はどこですか?
ニコシアです。市街地の途中に境界があるという、ほかにあまり例のない首都として知られています。
Q3. 分断はいつからですか?
1974年の出来事以降とされています。北側はトルコ系の勢力が実効支配し、承認しているのはトルコのみと説明されます。
Q4. 言語は何が使われていますか?
公用語はギリシャ語とトルコ語です。観光の場面では英語が通じることも多いとされています。
Q5. ドラマは現地で撮影されたのですか?
発表されている海外ロケ地はアゼルバイジャンとタイです。舞台の設定と撮影地は別と考えるのが自然です。
Q6. 初回の数字はどのくらいでしたか?
報道では関東地区の世帯視聴率18.8%とされ、7月期の民放連ドラでトップと伝えられました。
Q7. 治安はどう確認すればよいですか?
外務省の海外安全ホームページで最新の情報を見るのが確実です。南北で状況が異なる点にも注意してください。
Q8. 国名の由来は何ですか?
銅を指す言葉との関係で語られることが多く、古代からの銅の産地として知られてきたと説明されます。ただし由来には諸説あります。
まとめ
キプロスは地中海東部の島国で、1974年以降、南北に分かれた状態が続いています。
EUの加盟国でもあります。
線の引かれた島という背景は、
物語を読み解く手がかりにもなりそうです。
これからの展開を追ううえで、
知っておくと見え方が変わります。
新しい発表があれば、
その時点で追記します。
参考: スポーツ報知(初回視聴率) / 阪急交通社(ロケ地ツアー) / 外務省 海外安全ホームページ / 在キプロス日本国大使館

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