【結論】試合が動いたのは、87分から延長109分までの終盤だけです。
@user3312609376126 高校サッカー最強DF7位
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- 2014年1月13日、国立競技場での選手権決勝
- 富山第一 3-2 星稜(延長)。富山第一が初優勝
- 86分までは0-2。そこから3点
- 決勝点は延長109分、右サイドのスローインからの左足
高校サッカーの「伝説の試合」を挙げるとき、
必ず名前が出るのがこの決勝です。
ただ、何がどの順番で起きたのかまでは意外と共有されていません。
そこでこの記事では、時間を追って1点ずつ並べ直します。
結論から言えば、勝敗を分けたのは87分以降の終盤だけでした。
- 5つの得点シーンが起きた順番
- この決勝が「最後の国立」と呼ばれる理由
- 試合直後に選手が何を語ったか
- なぜ逆転できたのか(編集部の予想)
【考察】逆転を呼んだのは「交代出場の2人」だと読む
ここからは編集部の予想です。
私は、この試合の分岐点をベンチから出た選手が2得点に絡んだことだと読んでいます。
スタメンの力ではなく、交代のカードが当たった試合という見方です。
根拠を3つ挙げます。
根拠1:1点目を返したのが途中出場の選手
87分にカウンターから1点を返したのは、途中出場していた高浪奨選手でした(サッカーキング)。
0-2で残り数分という場面です。
この1点がなければ、後半アディショナルタイムのPKはただの1点差止まりで終わっていました。
順番として、ここが最初の分岐点です。
根拠2:決勝点も交代出場の選手
延長109分の決勝点を決めたのは村井和樹選手で、こちらも交代出場でした。
試合後には「ヒーローになりたいなと思っていた」と語っています(ゲキサカ)。
右サイドのスローインを、左足でダイレクトに合わせた形です。
5得点のうち2点を交代選手が挙げている。
偶然で片づけるには多すぎる比率だと考えます。
根拠3:チームの層が数字にも出ている
この大会の優秀選手38名のうち、富山第一からは6選手が選ばれています(ゲキサカ)。
得点王も富山第一の渡辺仁史朗選手でした。
1人に頼るチームなら、0-2から3点は取れません。
だから私は、この逆転は層の厚さが出た結果と予想します。
あくまで予想であり、監督が交代の意図を説明した記録を確認したわけではありません。
5つの得点を時間順に並べる
報道をもとに、起きた順に整理します(サッカーキング)。
| 時間 | チーム | 内容 | スコア |
|---|---|---|---|
| 34分 | 星稜 | 原田亘が倒されPK獲得。主将・寺村介が決める | 0-1 |
| 70分 | 星稜 | カウンター。仲谷将樹のクロスに森山泰希がヘディング | 0-2 |
| 87分 | 富山第一 | 途中出場の高浪奨がカウンターから | 1-2 |
| 後半AT | 富山第一 | PK獲得。主将・大塚翔が決めて同点 | 2-2 |
| 延長109分 | 富山第一 | 村井和樹が右サイドのスローインから左足で直接 | 3-2 |
並べてみると分かりますが、86分までのスコアは0-2のままでした。
試合時間の大半は、星稜が2点リードしていた計算になります。
先制のPKは、富山第一の村上寛和選手が星稜の原田亘選手を倒したことで生まれています。
決めたのは星稜の主将・寺村介選手。
ここまでは、星稜のペースだったと言っていい流れです。
この試合の映像を探している方も多いはずです。
あわせて、足元でボールを扱う練習を始めるならこのあたりから。
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「最後の国立」だった第92回大会
この決勝が特別に扱われる理由は、会場の事情にあります。
長らく選手権のメイン会場だった国立霞ヶ丘競技場は、
2014年夏から全面建て替え工事に入ることが決まっていました(Wikipedia)。
つまり第92回大会が、改修前の国立を使う最後の選手権でした。
放送した日本テレビは、大会に「国立最蹴章」というキャッチコピーを付けています。
区切りの大会で、劇的な逆転が起きた。
この重なりが、映像を何度も呼び出す理由になっています。
| 大会 | 第92回全国高校サッカー選手権 |
| 期間 | 2013年12月30日〜2014年1月13日 |
| 参加 | 48チーム/47試合 |
| 優勝 | 富山第一(富山県勢としても初) |
| 準優勝 | 星稜(石川) |
| 得点王 | 渡辺仁史朗(富山第一)/長谷川覚之(神戸弘陵) |
選手たちの言葉
試合直後のコメントが残っています(ゲキサカ)。
短いですが、そのときの空気がよく伝わります。
DF藤井徹(3年)
「劇的過ぎて自分たちでもビックリ。こんな試合は初めてだし、これからもないかなというぐらいすごかった」
GK高橋昂佑(2年)
「(リードされていたが)前線の選手を信じて。逆転できると信じていました」
DF竹澤昂樹(3年)
「国立は何かが起きると感じました。(石川県出身だが)富山でサッカーをやっている限りは富山県民のために身体を張ってやろうと思っていました」
竹澤選手はこの試合のMOMに選ばれています。相手の星稜は、彼の出身県である石川県の代表でした。
MF西村拓真(2年)
「素直に嬉しいですけど、来年もあるので喜んでばかりはいられない。連覇します」
のちにプロで名前を知られる選手が、この時点では2年生でした。
主将の大塚翔選手は「3年間の思いを全部ぶつけて逆転しろと言われていた」と振り返っています。
この大会の富山第一は親子鷹としても知られていました。
Q&A
Q1. 決勝のスコアは何点でしたか?
富山第一 3-2 星稜(延長)です。前半34分と後半70分に星稜が2点を先行し、富山第一が87分・後半アディショナルタイム・延長109分に3点を返しました。試合はPK戦の直前で決着しています。
Q2. どの時点まで0-2だったのですか?
86分までです。87分に高浪奨選手が1点を返すまで、スコアは0-2で動いていません。90分のうち86分間は2点差だった計算になり、これが「劇的」と言われる理由そのものです。
Q3. 決勝点はどんなゴールでしたか?
延長109分、村井和樹選手が右サイドのスローインを左足でダイレクトに合わせたシュートです。PK戦の直前という時間帯でした。村井選手は途中出場で、試合後に「ヒーローになりたいなと思っていた」と語っています。
Q4. なぜ「最後の国立」なのですか?
国立霞ヶ丘競技場が2014年夏から全面建て替えに入ったためです。第92回大会が改修前の国立を使う最後の選手権になりました。次の第93回大会の決勝は、別会場で行われています。
Q5. この試合に出ていた有名選手はいますか?
富山第一の西村拓真選手が2年生として出場していました。優勝コメントでは「連覇します」と語っています。また、この大会の得点王は同じ富山第一の渡辺仁史朗選手(神戸弘陵の長谷川覚之選手と同時受賞)でした。
Q6. 記事の考察は事実ですか?
いいえ。考察セクションは編集部の予想です。得点経過と選手のコメントは報道に基づく事実ですが、「交代のカードが当たった試合」という読み方は解釈であり、監督が意図を説明した記録を確認したものではありません。
この試合が語り継がれる理由
0-2からの逆転は、高校サッカーでも珍しくはありません。
ただ、それが決勝で、しかも残り数分からとなると話は変わります。
加えて会場が、建て替え前の国立で行われる最後の決勝でした。
試合の中身と、場所の区切りが同じ日に重なった。
だから10年以上たっても映像が呼び出されます。
もう1つ挙げるなら、勝った側だけでなく負けた側にも見せ場があったことです。
星稜は2点をリードし、延長ではクロスバーを叩いています。
一方的な試合なら、ここまで残らなかったはずです。
まとめ
- 決勝は富山第一 3-2 星稜(延長)。富山県勢として初優勝
- 86分まで0-2。そこから87分・後半AT・延長109分で3点
- そのうち2点は交代出場の選手が挙げた
- 会場は建て替え前の国立で行われた最後の決勝
スコアだけ見れば3-2の接戦です。
けれど中身は、86分間の劣勢と、そこからの猛攻という極端な試合でした。
もう一度見る機会があれば、時計を意識して追ってみてください。

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