【結論】本物のトロフィーは大会後にFIFA本部で保管され、優勝国が持ち帰れるのはレプリカだけです。
@shougun0315 W杯トロフィー実はあれ偽物であることが判明、本物はどこに#サッカー #W杯 #ワールドカップ
♬ オリジナル楽曲 – さっしー – さっしー
- 本物は大会後にFIFA本部(スイス)へ返却される
- 優勝国が持ち帰るのは金メッキのレプリカ
- 初代トロフィーは盗難で今も行方不明
優勝の瞬間、主将が誇らしげに掲げる黄金のトロフィー。
あの実物は、大会が終わったあとどこへ行くのか。
意外と知られていない、トロフィーの「その後」をたどってみます。
【考察】なぜ優勝国に本物を渡さないのか
ここからは編集部の予想です。
本物を渡さない一番の理由は、過去の紛失から学んだからだと私は考えています。
根拠の1つ目は、実際に失われた前例があることです。初代のジュール・リメ杯は、ブラジルへ永久譲渡されたあと1983年に盗まれ、今も見つかっていません(Wikipedia)。「渡したら失われた」という現実が、今の慎重な運用を生んだと見るのが自然です。
2つ目は、世界に1つという希少性です。本物を各大会で使い回すからこそ、トロフィーは「世界一の唯一の証」であり続けます。優勝国ごとに現物を配っていたら、シンボルとしての重みは薄れてしまうでしょう。
3つ目は、18金という資産性です。本物は純度の高い金でできており、金額としても大きな価値があります。破損や盗難のリスクを避けるうえでも、FIFAが一括管理する方が理にかなっています(フットボール戦士)。あくまで予想であり、断定ではありません。
本物は今どこで保管されている?
本物のトロフィーは、大会が終わるとスイスのFIFA本部で保管されます。
普段は表に出ず、次の大会や公式イベントのときだけ、厳重な警備のもとで姿を見せます。
決勝の表彰式で主将が掲げるのは本物ですが、その後はFIFAへ返却されます。優勝国が手元に残せるのは、金メッキのレプリカだけです(theWORLD)。パレードや自国での展示で見るトロフィーの多くは、このレプリカということになります。
触れられるのは限られた人だけ
本物のトロフィーは、触れられる人まで決められています。
FIFAは、直接触れられるのをワールドカップ優勝経験のある選手と各国の国家元首だけに限っているとされています(フットボール戦士)。
つまり、優勝した選手が表彰台でトロフィーを掲げられるのは、「今まさに世界一になった」瞬間だからこその特権です。次に触れられるのは、また優勝したとき。そう考えると、あの数分間の重みが伝わってきます。
トロフィーの歴史を年表で整理
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 1970年 | ブラジルが3度目の優勝でジュール・リメ杯を永久譲渡 |
| 1974年 | ガッツァニーガ設計の現行トロフィーが登場 |
| 1983年 | ジュール・リメ杯がブラジルで盗難、以後未発見 |
今使われているトロフィーは、イタリア人彫刻家シルビオ・ガッツァニーガがデザインし、1974年大会から使用されています。高さは約36.8cm、18金製とされています(Wikipedia)。
かつては「永久譲渡」ルールがあった
実は昔は、今とは真逆のルールでした。
創設時のFIFA規定では「同じ国が3度優勝したらトロフィーを永久に授与する」と定められていました。
この規定により、1970年に3度目の優勝を果たしたブラジルへ、初代トロフィーが永久譲渡されました。ところが、その後の盗難でトロフィーは失われてしまいます。「渡す」から「守る」へ——FIFAの方針が変わった背景には、こうした苦い経験があったと考えられます。
実は「犬が発見」した盗難事件もあった
初代ジュール・リメ杯の盗難は、1983年だけではありません。
それ以前にも盗難に遭った波乱の歴史があり、トロフィーは何度もピンチをくぐり抜けてきました(theWORLD)。
なかでも有名なのが、大会前に盗まれたトロフィーが1匹の犬によって発見されたという逸話です。人間の捜査では見つからなかったトロフィーを、思わぬ形で犬が掘り当てた——まるで映画のようなエピソードとして語り継がれています。世界一の象徴でありながら、意外なほど人間くさい騒動に巻き込まれてきたのが、このトロフィーなのです。
こうした一連の事件は、「本物をむやみに外へ出すべきではない」という教訓になりました。守るべき対象としての意識が高まり、現在の厳重な管理体制へとつながっていったと考えられます。トロフィー1つに、これだけのドラマが詰まっているのです。
レプリカだからといって軽く見てはいけない
「本物じゃないなら価値がない」と思うのは早計です。
優勝国に贈られるレプリカは、公式に用意された専用の記念品で、見た目は本物とほとんど変わりません。
各国のサッカー協会は、このレプリカを世界一の証として大切に保管・展示します。ファンが実際に目にできるのも、多くの場合このレプリカです。本物の所有権はFIFAが握り続ける——この一点だけ押さえておけば、トロフィーをめぐる仕組みはスッキリ理解できます。他競技では優勝チームがカップを預かる例が多いなか、W杯の徹底ぶりは際立っています。
レプリカとはいえ、そこに刻まれるのは優勝した国と年という、二度と書き換えられない事実です。世界中のトップチームが4年に一度しか挑めない舞台で、たった1か国だけが手にできる記念品。金の純度や本物かどうかを超えて、そこには「世界一になった」という重みが宿っています。だからこそ、レプリカであっても各国は最大級の敬意をもって扱うのです。数字や素材のスペックだけでは測れない価値が、このトロフィーにはあります。
Q&A:本物トロフィーの気になる点
Q1. 本物は今どこにあるの?
大会後はスイスのFIFA本部で保管されます。次の大会や公式行事のときだけ、厳重な管理のもとで持ち出されます。
Q2. 優勝国は本物をもらえないの?
もらえません。決勝で掲げたあと本物はFIFAへ返却され、優勝国は金メッキのレプリカを受け取ります。
Q3. なぜ触れられる人が限られているの?
世界に1つの貴重品を守るためとされています。優勝経験のある選手と国家元首だけが触れられる特別な扱いになっています。
Q4. 初代トロフィーはなぜ見つからないの?
1983年の盗難で犯人は逮捕されたものの、トロフィー本体は発見されていません。溶かされた可能性も指摘されており、行方は不明のままです。
Q5. 現在のトロフィーはいつからのもの?
ガッツァニーガがデザインした現行トロフィーは、1974年大会から使われています。高さ約36.8cm、18金製とされています。
Q6. レプリカは何個も作られるの?
優勝国に贈られる公式レプリカは、その優勝国のための記念品として用意されます。市販の記念品とは別物で、世界一を証明する特別な一点として扱われます。
まとめ
ワールドカップの本物トロフィーは、大会後にスイスのFIFA本部で保管され、優勝国が持ち帰れるのはレプリカだけです。
触れられるのは優勝経験のある選手と国家元首のみ。かつての永久譲渡と、犬が発見した逸話まで残る盗難という歴史を経て、FIFAは世界に1つの本物を厳重に守り続けています。
次に優勝シーンを見るときは、「本物に触れられる貴重な瞬間」として眺めてみてください。

コメント