ビッグボードホームラン賞は賞金100万円!東京ドームの条件と歴代受賞者一覧

    【結論】ビッグボードホームラン賞は、東京ドームの広告看板に打球を当てた選手へスポンサーから100万円相当が贈られる賞です。1990年に始まり、2025年8月までの通算は113本しかありません。

    この記事で分かること

    • ビッグボードホームラン賞の対象と、賞金が出る条件
    • 2022年に変わった対象試合のルール
    • 第1号から最新までの歴代受賞者と、記録が多い選手
    • 賞金を出しているスポンサーの顔ぶれ
    • 年に数本しか出ない理由についての考察

    2026年8月11日、東京ドームで阪神の佐藤輝明選手が看板直撃の一発を放ち、「ビッグボードホームラン賞」の名前が一気に検索されました。賞金100万円という金額だけが先に広まっていますが、条件はあまり知られていません。

    ここでは東京ドーム公式の説明と受賞者一覧をもとに、対象・条件・歴代の受賞者を整理します。

    目次

    【考察】ビッグボードホームラン賞が年に数本しか出ない理由は?

    ここからは編集部の予想です。公式に発表された条件をもとに読み解いた内容で、東京ドームや球団が説明したものではありません。

    この賞が出にくい理由を、私は「飛距離」ではなく「打球の高さ」が壁になっているからだと読みます。遠くへ飛ばす打者は毎年いますが、看板の高さまで上げつつ勢いを保った打球は別物です。

    理由1:看板の位置がスタンドの上にある

    公式の説明では、対象になるのはスコアボードの両サイドにある大きな広告看板、および2022年以降はリニューアルされたメインビジョンの広告面です(東京ドーム公式)。いずれもスタンドの上部から上にあります。中段の座席に飛び込む一般的な本塁打では、そもそも当たる高さに届きません。飛距離が出ても弾道が低ければ対象外になります。

    理由2:到達する打球の水準が高い

    2026年8月11日に受賞した佐藤輝明選手の打球は、NPBプラスの計測で打球速度180.1キロ・推定飛距離146.3メートルでした(デイリースポーツ)。一般的な本塁打は110メートル台から120メートル台に収まりますから、そこから20メートル以上の上積みが必要になる計算です。狙って出せる数字ではありません。

    理由3:受賞ペースが実際に落ちている

    公式一覧を見ると、1990年代後半は年に5本前後が記録された年もありました。1999年だけで7本が並んでいます。一方、公式一覧に載る2020年以降の記録は年に1本から3本ほどです(東京ドーム公式)。2022年から対象が読売巨人軍公式戦に絞られたことで、対象試合数そのものが減った影響もあると考えられます。同じドームでも交流戦以外のパ・リーグ主催試合は対象から外れる形です。

    以上から私は、この賞を「本塁打王より当てにくい記録」と位置づけます。シーズンに40本打つ打者でも、看板に当たるのは運の要素を含みます。今後も年に1本から3本という水準が続くのではないでしょうか。あくまで予想であり、断定ではありません。

    ビッグボードホームラン賞とは?対象と賞金を整理

    始まりは東京ドーム開場3年目の1990年です。当時の名称は「東京ドーム特別スポンサー賞」で、プロ野球公式戦の全試合が対象でした(東京ドーム公式)。

    当時は2種類に分かれていました。スコアボードの両サイドにある大きな広告看板に当てると「ビッグボード賞」、オーロラビジョンに当てると「オーロラビジョン賞」という区分です。どちらもスポンサーから100万円相当の賞金または賞品が贈られました。

    項目内容
    開始1990年(東京ドーム開場3年目)
    旧名称東京ドーム特別スポンサー賞
    現名称ビッグボードホームラン賞(2022年〜)
    対象試合2021年まで:プロ野球公式戦全試合/2022年から:読売巨人軍公式戦
    対象の場所リニューアルされたメインビジョンの広告面
    スポンサーから100万円相当の賞金または賞品
    通算113本(2025年8月24日時点の公式一覧)

    賞金は東京ドームや球団ではなく、広告主となるスポンサー企業から選手へ贈られます。年ごとにスポンサーが替わるため、贈られる中身も現金と決まっているわけではありません。

    2022年に変わった点|対象が巨人主催試合に絞られた

    大きな変更は2022年です。それまでのプロ野球公式戦全試合から、読売巨人軍公式戦を対象とする形に切り替わりました。あわせて対象の看板も、リニューアルされたメインビジョンの広告面に一本化されています(東京ドーム公式)。

    この変更には、受賞のチャンスが減る側面があります。かつては日本ハムやオリックスなど、東京ドームを本拠地や準本拠地として使ったチームの選手も受賞していました。現在は巨人の主催試合に出場する選手だけが対象です。

    一方で、ビジターの選手にもチャンスは残ります。2026年8月11日に受賞した佐藤輝明選手は阪神の選手ですが、巨人主催試合での一発だったため対象になりました。

    歴代受賞者一覧|第1号は1990年の松永浩美

    公式の受賞者一覧では、記念すべき第1号が1990年5月25日の松永浩美選手(オリックス)と記録されています。2本目が同年9月15日の清原和博選手(西武)で、どちらもスポンサーはキリンビールでした(東京ドーム公式)。

    1990年代の主な受賞者

    記録日選手(所属)スポンサー
    1990.05.25松永浩美(オリックス)キリンビール
    1990.09.15清原和博(西武)キリンビール
    1992.08.22オマリー(阪神)日本電気
    1994.09.21秋山幸二(ダイエー)日産自動車
    1996.06.05金本知憲(広島)セコム
    1996.08.09松井秀喜(巨人)日本電気
    1997.08.24イチロー(オリックス)日本電気
    1998.09.10前田智徳(広島)セコム
    1999.07.01ペタジーニ(ヤクルト)セコム

    顔ぶれを見ると、イチロー選手や松井秀喜選手といった時代を代表する打者が並びます。松井秀喜選手は1996年から1999年にかけて複数回受賞しており、公式一覧でも名前が繰り返し登場する選手のひとりです。

    2015年以降の受賞者

    記録日選手(所属)スポンサー
    2015.03.28筒香嘉智(DeNA)旭化成ホームズ
    2015.08.01平田良介(中日)キリンビール
    2016.05.10レアード(日本ハム)キリンビール
    2018.05.08ロサリオ(阪神)東日本旅客鉄道
    2018.09.29坂本勇人(巨人)インターネットイニシアティブ
    2019.08.22岡大海(ロッテ)東日本旅客鉄道
    2020.07.30岡本和真(巨人)東日本旅客鉄道
    2021.05.11杉本裕太郎(オリックス)スターツコーポレーション
    2021.09.26大山悠輔(阪神)キリンビール
    2022.04.09塩見泰隆(ヤクルト)スターツコーポレーション
    2023.08.02岡本和真(巨人)スターツコーポレーション
    2025.08.24砂川リチャード(巨人)太田胃散

    公式一覧の最新は2025年8月24日の砂川リチャード選手で、これが通算113本目にあたります。佐藤輝明選手の2026年8月11日の一発は、この一覧に加われば114本目という位置づけになります。

    誤解しやすい点|賞金は球団から出るわけではない

    • 賞金を出すのは広告スポンサーで、球団や東京ドームではありません
    • 公式表記は「100万円相当の賞金、または賞品」です
    • 2022年以降の対象は読売巨人軍公式戦に限られます
    • ビジターの選手でも、巨人主催試合であれば受賞できます
    • 本塁打の本数記録とは別枠の表彰です

    もうひとつ混同されやすいのが、看板直撃と場外弾の違いです。東京ドームは屋根がある球場のため場外弾は生まれません。打球は看板に当たって跳ね返ります。屋外球場の場外弾とは条件が異なります。

    ビッグボードホームラン賞のQ&A

    Q1. 賞金はいくらですか?

    公式には「100万円相当の賞金、または賞品」と書かれています。金額は開始当初から変わっていません(東京ドーム公式)。

    Q2. どの看板に当てれば対象になりますか?

    2022年以降はリニューアルされたメインビジョンの広告面が対象です。それ以前はスコアボード両サイドの大型看板(ビッグボード賞)とオーロラビジョン(オーロラビジョン賞)に分かれていました。

    Q3. 第1号は誰ですか?

    1990年5月25日の松永浩美選手(オリックス)です。スポンサーはキリンビールでした。清原和博選手は同年9月15日の2本目として一覧に記録されています。

    Q4. 阪神の選手は過去に受賞していますか?

    受賞しています。公式一覧には1992年のオマリー選手、2018年のロサリオ選手、2021年の大山悠輔選手が記載されています。2026年の佐藤輝明選手は、阪神勢としては2021年の大山悠輔選手以来の受賞にあたります。

    Q5. パ・リーグの選手でも受賞できますか?

    2022年以降は読売巨人軍公式戦が対象のため、交流戦などで巨人主催試合に出場した場合に限られます。かつて日本ハムが東京ドームを本拠地としていた時期には、ウィルソン選手やオバンドー選手など多くのパ・リーグ選手が受賞していました。

    Q6. この記事の考察は公式の見解ですか?

    違います。「【考察】」の見出しが付いた部分は編集部の予想です。事実として扱ってよいのは、東京ドーム公式の説明・受賞者一覧と、報道で確認できる数字の部分になります。

    今後の見通し|次に受賞するのはどんな打者か

    対象が巨人主催試合に限られる以上、受賞の中心は巨人の主力打者になります。公式一覧でも2020年以降は岡本和真選手、砂川リチャード選手と巨人の名前が続いていました。

    一方で、佐藤輝明選手のようにビジターの長距離打者が受賞する例も残っています。東京ドームでの試合数が多いセ・リーグの強打者ほど、チャンスは巡ってきます。

    受賞者一覧は東京ドーム公式サイトで随時更新されます。最新の本数や受賞者を確認する場合は、公式ページをご覧ください。

    まとめ

    この記事のまとめ
    • ビッグボードホームラン賞は1990年開始の表彰で、賞は100万円相当
    • 賞金を出すのは広告スポンサー。球団や東京ドームではない
    • 2022年から対象は読売巨人軍公式戦に絞られた
    • 第1号は1990年の松永浩美選手。通算は2025年8月時点で113本
    • 阪神勢はオマリー選手・ロサリオ選手・大山悠輔選手が受賞済み

    36シーズンで113本という数字が、この賞の重さを表しています。金額の話題が先に立ちますが、看板に届く打球そのものが年に数本という点を押さえておくと、受賞のニュースの見え方が変わってくるはずです。

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