【結論】2026年のドラフトで阪神が指名した捕手は、東京ガスの越川海翔選手6位の1人だけでした。1位は外野手の榊原七斗選手です。
- ドラフト前は青学大の渡部海捕手が1位の最有力と報じられていた
- 1軍の捕手は主に伏見36歳・梅野35歳・坂本32歳の3人
- 2軍は「ウエスタン最下位」ではなく、ファーム・リーグ西地区3位
- ただし2軍のチーム打率.235は地区で最も低い
阪神が数年後に暗黒期へ入ると予想するSNSの動画では、捕手の年齢と2軍の弱さが理由に挙げられていました。
投稿者は、坂本・伏見・梅野の3捕手の年齢を心配し、2軍からの補充も難しいと主張しています。
10月22日のドラフト会議で、阪神は捕手を何位で、何人指名したのか。
2軍の成績は本当に最下位だったのか。指名結果とNPBの記録から整理し、捕手の世代交代がどう進むかを予想します。
- 阪神の捕手陣の年齢と今季の出場数
- ドラフト2026で阪神が指名した9人と、捕手の順位
- 2軍が「最下位」と言われた件の実際
- 来季までに確かめたいポイントのチェックリスト
【考察】阪神の次の正捕手はどうなる?世代交代は「段階的」に進むと予想
ここからは編集部の予想です。
私は、阪神の捕手は来季も坂本選手を中心にしたベテラン体制が続き、若手への交代は数年かけて少しずつ進むと読みます。
一気に若返らせるのではなく、ベテランの下で次の捕手を育てるやり方です。
そう考える根拠は3つです。
根拠1:1位で捕手を選ばず、外野手を一本釣りした
ドラフト当日(10月22日)のデイリースポーツは、前日のスカウト会議を受けて1位の最有力は青学大の渡部海捕手と報じ、会議で「勝てる捕手」と説明があったと伝えていました(デイリースポーツ)。
ところが当日、阪神は明治大の榊原七斗外野手を単独で1位指名しました(デイリースポーツ)。
畑山統括スカウトは、他球団の動きから「一本釣りはできる可能性はかなり高い」と見ていたと話しています(デイリースポーツ)。
同じ記事は捕手を「補強ポイント」と書いており、捕手を軽く見たわけではありません。
それでも1位で競合を避けて外野手を優先した以上、少なくともすぐの正捕手交代を前提にした指名ではなかったと私は見ます。
根拠2:6位の越川は「坂本に学ぶ」立場から始まる
捕手は6位で東京ガスの越川海翔選手(24歳)を指名しました。
球団は「スローイングの安定感はアマチュアトップクラス」「経験値を積めば、まだまだ成長を期待できる」と紹介しています(阪神タイガース公式)。
越川選手本人も、正捕手の坂本選手に「キャッチャーのことでいっぱい聞きたい」と弟子入りを志願しています(デイリースポーツ)。
すぐに正捕手を奪う形ではなく、ベテランから学びながら出番を増やす流れが想像できます。
社会人出身の24歳は即戦力の枠でもあり、まずは3番手・4番手の争いに加わる位置づけになるとみます。
根拠3:坂本を中心にベテランが今季も起用された
坂本選手は今季97試合に出場し、伏見選手は54試合、梅野選手は27試合でした(NPB公式)。
伏見選手は髙橋遥人投手と「2026 プロ野球最優秀バッテリー賞」を受賞しています(阪神タイガース公式)。
年齢は高くても、今季の優勝を支えた3人です。
一方で若手の嶋村麟士朗選手は30試合、中川勇斗選手は10試合の出場にとどまりました(NPB公式)。
若手がまだ定着していない以上、球団としてはベテランが働けるうちに次の世代を育てたいと考えるのが自然でしょう。
この予想が外れるとすれば、オフにトレードやFAで実績ある捕手を獲得した場合です。
また、2軍で経験を積む若手が来春に一気に台頭する可能性もあります。
あくまで予想であり、断定ではありません。
早見表|阪神の捕手陣の年齢と今季の出場
生年月日はNPBの選手一覧(越川選手は球団の指名選手紹介)、出場数と打率は今季の個人打撃成績から抜き出しました(NPB公式)。
年齢は2026年10月23日時点です。
| 捕手 | 年齢 | 今季の試合 | 打率 |
|---|---|---|---|
| 坂本誠志郎 | 32歳(11月10日で33歳) | 97 | .197 |
| 伏見寅威 | 36歳 | 54 | .221 |
| 梅野隆太郎 | 35歳 | 27 | .219 |
| 越川海翔(6位指名) | 24歳 | 入団前 | - |
試合数は代打などを含む全出場数です(NPB公式)。
3人とも30代という点は動画の指摘どおりで、次の世代の育成が課題であることは確かです。
ドラフト2026|阪神が指名した9人
阪神は支配下7人、育成2人の計9人を指名しました(NPB公式)。
| 順位 | 選手 | 守備 | 所属 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 榊原七斗 | 外野手 | 明治大 |
| 2位 | 馬場拓海 | 投手 | 日本体育大 |
| 3位 | 常深颯大 | 投手 | 大阪経済大 |
| 4位 | 相羽寛太 | 内野手 | ヤマハ |
| 5位 | 的場吏玖 | 投手 | 天理大 |
| 6位 | 越川海翔 | 捕手 | 東京ガス |
| 7位 | 石井康輝 | 投手 | 徳島インディゴソックス |
| 育成1位 | 山下健信 | 投手 | 徳島インディゴソックス |
| 育成2位 | 荒木誠也 | 投手 | 徳島インディゴソックス |
9人全員が大学・社会人・独立リーグの選手で、高校生は一人もいません。
畑山統括スカウトはその理由を「現状の戦力を底上げする」「特に1軍に近いところのレベル」と説明しました(デイリースポーツ)。
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2軍は本当に「ウエスタン最下位」だった?
話題の動画では「今季ウエスタン・リーグ最下位」とされていました。
しかし2026年から2軍は「ファーム・リーグ」の東・中・西の3地区制に変わっています(NPB公式)。
阪神が入った西地区の最終順位は、ソフトバンク、オリックス、阪神(49勝63敗14分)、広島の順でした(NPB公式)。
つまり最下位ではなく4球団中3位です。
ただし広島とは1.0ゲーム差で、他地区との交流戦は10勝21敗でした(NPB公式)。
とはいえ、打撃の数字は厳しい内容です。西地区のチーム打撃成績を並べると、次のようになります(NPB公式)。
| 球団 | 打率 | 得点 | 本塁打 |
|---|---|---|---|
| ソフトバンク | .254 | 578 | 77 |
| 広島 | .248 | 403 | 56 |
| オリックス | .240 | 411 | 55 |
| 阪神 | .235 | 410 | 47 |
打率と本塁打は地区で最も低い数字です。
2軍からの補充が難しいという動画の心配は、打撃面に限れば数字と合っています。
動画が挙げたほかの不安|佐藤と森下、主力の年齢
佐藤輝明選手については、阪神が10月19日にポスティング移籍の容認を発表しました(デイリースポーツ)。
申請は11月1日からで、移籍先と契約はこれからです。
森下翔太選手は、デイリースポーツが代理人契約を結んでいると報じています(デイリースポーツ)。
動画のテロップにある「来年オフにいく?」は、投稿者自身の推測です。
主力野手の年齢は、近本光司選手が31歳(11月9日で32歳)、大山悠輔選手が31歳、中野拓夢選手が30歳です(NPB公式)。
来季までのチェックリスト
捕手の世代交代と2軍の底上げが進んでいるかは、次のポイントで確かめられます。
- 11月1日〜12月15日:佐藤選手のポスティング申請と交渉の行方
- オフの補強:FA・外国人・トレードで捕手や打者を加えるか
- 2軍打撃コーチ:梵英心コーチの辞意(球団は慰留中)がどうなるか
- 来春キャンプ:越川選手がどの組でスタートするか
- 来季の2軍成績:チーム打率.235から上向くか
梵コーチについては、デイリースポーツが10月23日付で、辞意を申し入れたことが22日に分かったと報じ、球団は慰留しているとしています(デイリースポーツ)。
よくある質問
Q1. 阪神はドラフトで捕手を何人取りましたか?
支配下では6位の越川海翔選手の1人です。
育成指名の2人はどちらも投手でした。
Q2. 渡部海捕手はどの球団に指名されましたか?
渡部捕手は東北楽天が1位で交渉権を獲得しました(NPB公式)。
阪神は渡部捕手を1位で入札せず、榊原七斗外野手を単独指名しています。
Q3. 2軍はなぜ「ウエスタン」ではないのですか?
2026年からファームは3地区制になり、リーグ名が「ファーム・リーグ」に変わったためです。
阪神はソフトバンク、オリックス、広島と同じ西地区です。
Q4. 坂本誠志郎選手は何歳ですか?
1993年11月10日生まれで、2026年10月23日時点で32歳です。
11月10日で33歳になります。
Q5. 「段階的に交代する」という考察は確かな話ですか?
考察は編集部の予想で、球団が発表した方針ではありません。
ドラフトの指名順位や今季の出場数など、確認できた事実をもとに読んだものです。
まとめ|捕手の答えは「すぐ」ではなく「数年かけて」
阪神は2026年のドラフトで、捕手を6位の越川海翔選手1人にとどめ、1位は外野手の榊原七斗選手を選びました。
1軍の捕手は伏見選手・梅野選手・坂本選手の30代3人で、坂本選手の97試合を中心に今季も起用されました。
2軍は「最下位」ではなく西地区3位でしたが、打率と本塁打は地区で最も低い結果でした。
捕手の世代交代と打撃の底上げがどこまで進むか、オフの補強と来春のキャンプで確かめていきたいところです。

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