【結論】ユーチューバー「KENZO【新宿109】」を巡る事件の逮捕者は、10月27日の編集者の逮捕で4人になりました。次の節目は、検察による起訴の判断です。
- 新たに逮捕されたのは動画編集を請け負っていたとされる33歳の男
- 容疑はKENZOとの共謀による名誉毀損
- 10月14日には恐喝未遂の容疑で別の2人も逮捕
- 遺族は10月15日に約2億3000万円の損害賠償を求めて提訴
KENZO【新宿109】の名誉毀損事件では、逮捕から2週間ほどで編集を請け負っていた男も逮捕されました。
ここから先、何が決まっていくのかが気になっている人も多いはずです。
この記事では、事件の流れを日付順の早見表にまとめ、刑事と民事それぞれの今後を整理します。
内容は2026年10月29日朝時点の報道で確認できた範囲です。
- 事件の日付順の早見表
- 捜査の次の節目と3つの焦点
- 報道で確認できたこと・できていないこと
- 刑事手続きと民事訴訟の違い
【考察】KENZO事件の捜査は次にどこへ向かう?
ここからは編集部の予想です。
私は、この事件の次の焦点は名誉毀損と恐喝未遂につながりがあるのか、ないのかだと読みます。
編集者の逮捕は捜査の広がりを示していますが、事件全体の形を決めるのは、2つの容疑の関係です。
理由1:警察自身が「関係を調べる」と明言している
時事通信によると、恐喝未遂の2人は同様の動画を配信すると言って30億円を脅し取ろうとした疑いで逮捕され、動画はKENZOのアカウントに投稿されていました(時事通信)。
左京署は両者の関係についても調べるとしています。
警察がわざわざこの点を示した以上、動画が脅しの材料として使われたのかが、今後の捜査の柱になると私は見ています。
理由2:撮影の場面そのものが2つの容疑に重なる
関西テレビによると、男性は恐喝未遂容疑の男らとM&Aを巡るトラブルを抱えていたとみられ、KENZOはその協議の様子を撮影したとされます(関西テレビ)。
2人が動画を投稿サイトに投稿するなどと言って金を求め、その後に実際に動画が公開されたとも報じられています。
ただし、KENZOが恐喝未遂に関与したとは報じられていません。
同じ場面が両方の容疑の背景にある以上、関係があるかどうかの説明が今後の焦点になると私は考えます。
理由3:起訴の判断には期限がある
刑事訴訟法では、逮捕後48時間以内に送致、24時間以内に勾留請求、勾留は10日で延長しても通じて10日までと定められています(デジタル庁 法令検索 刑事訴訟法)。
勾留が延長まで続いた場合、10月14日に逮捕された3人はこの枠の中で起訴するかどうかが判断される可能性があります。
そのため、2つの容疑の関係についての説明は、起訴の判断と前後して出てくると私は予想します。
報道を並べると、撮影した人・投稿した人・金を求めたとされる人が別々に挙がっています(関西テレビ)。
恐喝未遂の容疑は30億円の要求、名誉毀損の容疑は動画の投稿で、問われている行為そのものが違います。
この役割の切り分けがどう整理されるかで、事件全体の見え方は大きく変わるはずです。
ただし、関西テレビは恐喝未遂の1人が「お金を取る目的ではなかった」と否認していると伝えています(関西テレビ)。
KENZO(10月14日時点の報道)と編集の男も認否を留保しています。
誰がどこまで関わったのかは、当事者の説明と証拠がそろうまで分からない点です。
KENZO事件の早見表(日付順)
まずは、報道で確認できた出来事を日付順に並べます。
対象とされた男性は京都市の不動産会社の元代表の男性(当時36)です。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2025年6月14日ごろ | 男性を中傷するとされる動画がユーチューブに投稿される(逮捕容疑の日付) |
| 動画投稿の翌月 | 男性が亡くなる |
| 時期は報道されていない | 母親が告訴(10月14日の逮捕より前) |
| 2026年10月14日 | KENZOを名誉毀損容疑で逮捕。別の2人を恐喝未遂容疑で逮捕 |
| 2026年10月15日 | 母親が京都地裁に損害賠償を求めて提訴 |
| 2026年10月27日 | 動画編集を請け負っていた男を名誉毀損容疑で逮捕 |
出典は、10月14日の逮捕が時事通信、提訴が弁護士JPニュース、10月27日の逮捕が京都新聞です。
10月27日に逮捕された編集者の容疑
京都府警左京署が逮捕したのは、東京都新宿区のアルバイトの男(33)です(京都新聞)。
同署によると、男はユーチューバーの男から動画編集作業を請け負っていたとされます。
容疑は、KENZOとして活動するユーチューバーの男と共謀して2025年6月14日ごろに動画を投稿し、男性の名誉を傷つけたというものです。
男は「弁解など全ては弁護士と話をしてから話す」と述べ、認否を留保しています(デイリースポーツ)。
KENZOこと池田実貴容疑者(28)は、「詐欺撲滅」と称して700本超の動画を投稿し、チャンネル登録者は103万人とされています(時事通信)。
ネット上の中傷が法律でどう扱われるのかを知りたい人は、解説書で基本を押さえておくと、続報が読みやすくなります。
▼ネット中傷と法律の本はこちらから
※改正前の内容の本もあるため、発行年を確かめてから選んでください
確認できたこと・できていないことチェックリスト
事件の話題は広まる途中で、報道にない情報が混ざりやすい状態です。
編集部が確認できた範囲を、次のように分けました。
報道で確認できたこと
- 逮捕者は累計4人(京都新聞は「男3人が逮捕された事件」で新たに逮捕と報道)
- KENZOと編集の男は名誉毀損、別の2人は恐喝未遂の容疑
- 遺族の訴訟は池田容疑者ら3人を相手に約2億3000万円を求めるもの(弁護士JPニュース)
確認できていないこと
- KENZOや編集の男が起訴されたかどうか(10月29日朝時点で報道なし)
- 訴訟の被告3人の内訳
- 編集の男が動画のどの部分を担当したか
- SNSで紹介されている関係者の反応の元投稿
刑事手続きと民事訴訟はどう違う?
刑事手続きは、国が罪を問うかどうかを決める手続きです。
名誉毀損罪の法定刑は「三年以下の拘禁刑又は五十万円以下の罰金」で、告訴がなければ起訴できない罪とされています(デジタル庁 法令検索 刑法)。
この事件では、男性の死後に母親が告訴していました(時事通信)。
民事訴訟は、遺族が損害の賠償を求める手続きです。
母親は、動画の投稿と死亡に因果関係があると主張して提訴しています(関西テレビ)。
刑事で起訴されるかどうかと、民事で賠償が認められるかどうかは、別々に判断されます。
よくある質問
Q1. 編集者が逮捕されたのはなぜですか?
報道上の容疑は、KENZOと共謀して動画を投稿した名誉毀損です。
同署によると男は動画編集を請け負っていましたが、編集の仕事そのものが罪とされたわけではありません。
Q2. 30億円の話はKENZOの容疑ですか?
いいえ。30億円を巡る恐喝未遂の容疑で逮捕されたのは岡山市の会社役員の男2人です。
警察はKENZOとの関係も調べるとしていますが、中身はまだ明らかになっていません。
Q3. 起訴の判断はいつごろですか?
勾留が延長まで続いた場合、逮捕から最長でおよそ23日の間に、起訴するか釈放するかが決まるのが原則です。処分保留での釈放や再逮捕で変わることがあります。
ただ、勾留が決まった日などは報道されていないため、具体的な日付は分かりません。続報を確認してください。
Q4. 遺族の訴訟の相手は誰ですか?
報道では「池田容疑者ら3人」とされています。
残る2人が誰かは、編集部では確認できていません。逮捕された人と同じとは限らないため、決めつけないよう注意が必要です。
Q5. 考察の内容は確定した事実ですか?
いいえ。考察は報道と条文をもとにした編集部の予想です。
2つの容疑の関係について、警察や検察はまだ説明していません。
まとめ
KENZO【新宿109】を巡る事件は、10月27日に動画編集を請け負っていた男が逮捕され、逮捕者は4人になりました。
名誉毀損と恐喝未遂という2つの容疑がどうつながるかが、これからの焦点です。
刑事では起訴の判断、民事では京都地裁での審理が続きます。
逮捕された人はいずれも容疑者で、有罪が確定するまでは無罪と推定されます。新しい報道が出たら、事実を確かめながら追っていきます。

コメント