【結論】10月1日から、店頭価格の目安でビールは1缶約9円の値下げ、発泡酒・第3のビールは約8円の値上げです。酒税が350mlあたり54.25円にそろい、価格差は小さくなりました。
- 酒税(350ml換算)はビール63.35円→54.25円、発泡酒・新ジャンル46.99円→54.25円
- 店頭の目安はビール350ml缶193円→184円、新ジャンル160円→168円
- 毎日1本なら、ビール派は年約3,320円の負担減、第3のビール派は年約2,650円の負担増
- 金麦・GOLD STAR・麦とホップ・クリアアサヒ・本麒麟が10〜11月に順次ビールへ
「10月からビールは安くなるの?」「第3のビールはいくら上がる?」「結局どれを買えば得?」と気になって検索した方も多いはずです。
この記事では、酒税がいくら変わったか、店頭価格の目安、家計への影響、そして各社のビール化スケジュールをまとめます。
【考察】酒税改正のあと、第3のビールを選ぶ理由は残るのか?
結論から書きます。「安いから第3のビール」という選び方は、この秋で役目を終えると編集部は予想します。これからの家飲みは、値段ではなく味と好みでビールを選ぶ時代に入ります。
そう予想する理由は3つあります。
理由1:1缶あたりの差が十数円まで縮んだ
酒類販売店カクヤスの価格で比べると、9月まではビール350ml缶が193円、新ジャンルが160円で差は33円でした。10月からはビール184円、新ジャンル168円で、差は16円まで縮みます(Impress Watch)。
流通アナリストの渡辺広明さんは、50円近い差なら第3のビールを選んでいた人も、20円・10円の差なら「だったらビール」と考えやすくなると解説しています(Yahoo!ニュース エキスパート)。十数円の差は、その境目にあたります。
毎日1本飲む人で考えると、ビールに切り替えたときの上乗せは1日十数円・月に500円前後です。「週末だけビール」だった人が、平日もビールにするかどうかを迷える金額まで下がってきました。
理由2:主力の第3のビールがそろってビールになる
大手4社は、看板の新ジャンル商品を10月から11月にかけて相次いでビール化します(Impress Watch)。キリンの本麒麟は、麦芽比率を50%以上に上げ麦100%の生ビールに変わります(ITmedia ビジネスオンライン)。
売り場の主役が「ビール」の名前で並び直すため、「第3のビール」という選択肢そのものが店頭から減っていくと読みます。
理由3:ビール化しても値段は新ジャンル並みに寄せてくる
本麒麟は、ビールになっても価格は第3のビール並みとされ、コンビニでの想定価格は350ml缶で198円と報じられています(日本経済新聞)。サントリーの金麦も新ジャンルの価格帯を維持する方針です(オトナンサー)。
「安いのにビール」という商品が増えれば、第3のビールを探す理由は薄れます。価格の差ではなく、味・度数・糖質で選ぶ流れが強まると編集部は見ます。
第3のビールが残るとすれば、ケース買いで1円でも安くしたい人や、糖質オフなど機能で選ぶ人向けの一部の商品に絞られていくはずです。
以上は報道と発表内容から読み解いた編集部の予想であり、断定ではありません。店頭価格は店や地域で異なるため、実際の値段は売り場で確かめてください。
10月1日の酒税改正で何が変わった?
今回の改正は、2020年10月から3段階で進んできた酒税見直しの最終段階です(ファイナンシャルフィールド)。ビール・発泡酒・新ジャンルの税額が350mlあたり54.25円に一本化されました。
| 種類 | 9月まで | 10月1日から | 差 |
|---|---|---|---|
| ビール | 63.35円 | 54.25円 | 9.10円 減税 |
| 発泡酒 | 46.99円 | 54.25円 | 7.26円 増税 |
| 新ジャンル(第3のビール) | 46.99円 | 54.25円 | 7.26円 増税 |
税額がそろったことで、ビールは安く、発泡酒と第3のビールは高くなります。「どれを飲んでも税金は同じ」になったのが今回の大きな変化です。
▼ 値下がりしたビールをケースで探したい方はこちらから
※価格は店舗ごとに異なります。リンク先でご確認ください
1缶・1ケースの価格はいくら変わる?
Impress Watchが紹介したカクヤスの価格では、次のように変わります(Impress Watch)。
| 商品(350ml缶) | 9月まで | 10月から | 変化 |
|---|---|---|---|
| ビール | 193円 | 184円 | 9円安 |
| プレミアムビール | 225円 | 216円 | 9円安 |
| 発泡酒 | 162円 | 170円 | 8円高 |
| 新ジャンル | 160円 | 168円 | 8円高 |
| ビール 1ケース | 4,544円 | 4,328円 | 216円安 |
| 新ジャンル 1ケース | 3,800円 | 3,992円 | 192円高 |
1缶で見ると10円前後の差ですが、ケース買いでは約200円の差になります。まとめ買いの多い家庭ほど、改正の影響を感じやすいはずです。
毎日1本飲むと年間いくら違う?
ファイナンシャルフィールドの試算では、350ml缶を毎日1本飲む場合、税額の差だけで次のようになります(ファイナンシャルフィールド)。
- ビール派:9.10円×365日で年約3,320円の負担減(月約273円)
- 第3のビール派:7.26円×365日で年約2,650円の負担増(月約218円)
実際の店頭価格は店の値付けで変わるため、あくまで税額ベースの目安として見てください。
金麦・本麒麟などがビールになる日程一覧
第3のビールの人気商品は、この秋に順次ビールへ切り替わります(Impress Watch、Yahoo!ニュース エキスパート)。
| メーカー | 商品 | ビールとしての発売日 |
|---|---|---|
| サントリー | 金麦ほか | 10月6日(〈豊潤〉は10月13日) |
| サッポロ | GOLD STAR・麦とホップ | 10月20日 |
| アサヒ | クリアアサヒ〈生〉 | 10月27日 |
| キリン | 本麒麟 | 11月4日(度数6%→5%) |
本麒麟はビール化にあわせてアルコール度数が6%から5%に下がります(ITmedia ビジネスオンライン)。度数の高さで選んでいた人は、切り替え後の味を確かめたいところです。
発売日の前後は、旧仕様(新ジャンル)と新仕様(ビール)が店頭に混在することがあります。缶の品目表示が「ビール」になっているかを確かめると区別できます。
酒税改正のQ&A
Q1. 酒税改正はいつからですか?
2026年10月1日からです。ビール・発泡酒・新ジャンルの酒税が、350mlあたり54.25円にそろいました。
Q2. ビールは何円安くなりますか?
酒税は350mlあたり9.10円下がります。カクヤスの価格では、ビール350ml缶が193円から184円になると紹介されています。
Q3. 第3のビールは何円高くなりますか?
酒税は350mlあたり7.26円上がります。カクヤスの価格では、新ジャンル350ml缶が160円から168円になると紹介されています。
Q4. 第3のビールはなくなるのですか?
制度上なくなるわけではありません。ただし、金麦・本麒麟・クリアアサヒなど主力商品がビールへ切り替わるため、店頭で見かける数は減っていくと見られます。
Q5. 買いだめはしたほうがいいですか?
改正は10月1日に始まっています。これから買う場合は、ビールは値下がり、第3のビールは値上がりした後の価格です。ビール化した商品の価格を見比べてから選ぶのがおすすめです。
Q6. 考察の「第3のビールは役目を終える」は確定情報ですか?
いいえ。報道と発表内容から読み解いた編集部の予想であり、断定ではありません。
今後の見通し
10月6日の金麦から11月4日の本麒麟まで、約1か月で主力の新ジャンルがビールへ移ります。年末の家飲み需要に向けて、各社の「手ごろなビール」の売り場争いが本格化しそうです。
店頭価格は店ごとの値付けで変わります。特売やケース価格を見比べることで、税額の差以上にお得に買える場面もあるはずです。
▼ ビール化した銘柄を飲み比べたい方はこちらから
※組み合わせや本数はリンク先でご確認ください
まとめ
- 10月1日から酒税は350mlあたり54.25円に一本化
- ビールは約9円安、発泡酒・第3のビールは約8円高
- 毎日1本なら年約3,320円減(ビール)/約2,650円増(第3のビール)
- 金麦10/6、GOLD STAR・麦とホップ10/20、クリアアサヒ10/27、本麒麟11/4にビール化
ビールと第3のビールの差が小さくなった今、値段だけでなく味で選び直すよい機会です。気になる銘柄から試してみてはいかがでしょうか。

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