【結論】W杯トロフィーは18金製で、金の素材価値だけなら“1億円クラス”との試算もあります。ただし正確な値段は公表されていません。そもそも売られない、非売品だからです。
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- トロフィーの中身(18金・重さ・台座の石)
- 金の素材価値はだいたいいくらなのか
- 「値段がつけられない」と言われる理由
- 優勝賞金との違い
2026年のワールドカップは、スペインの優勝で幕を閉じました。
ピッチで高々と掲げられた金色のトロフィー。
「あれって何でできているの?」「売ったらいくら?」と気になった人へ、
中身と“値段のリアル”をやさしく整理します。
【考察】FIFAの“回収してレプリカを渡す”制度は今後も変わらないと予想します
ここからは編集部の予想です。
「優勝国が本物を持ち帰れない」という今の仕組みは、これから先も変わらないと読んでいます。
そう考える理由を挙げます。
1つ目は、過去に本物が失われた歴史があるからです。
初代の「ジュール・リメ杯」は盗難に遭ったり、行方不明になった過去があります。
こうした反省から、2006年ドイツ大会以降は本物をFIFAが保管する形になりました(Wikipedia)。
一度作った安全な仕組みを、わざわざ元に戻す理由がありません。
2つ目は、トロフィーが“世界に一つ”の象徴だからです。
優勝国ごとに渡してしまえば、同じ本物が各国に散らばってしまいます。
専門メディアも「国宝級」「値段がつけられない」と表現しており(ウォーカープラス)、
一つだけを大切に守る運用は理にかなっています。
3つ目は、レプリカでも十分に役割を果たせるからです。
優勝国に渡される金メッキのレプリカは、見た目はほぼ同じです。
パレードや記念展示は、これで問題なく成立します。
本物のリスクを負ってまで手渡す必要が薄いのです。
以上から、この制度は今後も続くと考えます。あくまで予想であり、断定ではありません。
W杯トロフィーは「18金」でできている
まず、中身から見ていきます。
いま使われているトロフィーは2006年ドイツ大会から登場したもので、材質は次のとおりです。
| 本体 | 18金(金の純度75%) |
| 台座 | マラカイトという緑色の鉱石 |
| 高さ | 約36.8cm |
| 総重量 | 約6175g(6.175kg) |
ポイントは、純金ではなく18金だということです。
18金は金が75%で、残りは丈夫にするための別の金属が混ざっています。
また、重さの6175gは台座の石も含めた全体の重さで、
「金だけで6175g」という意味ではありません。
デザインは「2人が地球を支える」形
トロフィーのデザインにも意味があります。
2人の人物が両手を上げて地球を支えているような形で、
勝利の喜びと世界規模の大会を表しているとされます。
作ったのはイタリアの彫刻家で、1974年からこのデザインが使われています。
もう一つ面白いのが、底面(台座の裏)に歴代優勝国の名前が刻まれることです。
大会ごとに優勝国が一つずつ増えていきます。
名前を刻むスペースには限りがあるため、
いつかは新しいトロフィーに切り替わる予定だとも言われています。
今のトロフィーは、そんな“歴史の記録帳”の役割も持っているわけです。
金の素材価値は「約1億円クラス」との試算も
気になる金額ですが、正確な値段は公表されていません。
FIFAが金の含有量を明らかにしていないためです。
そのうえで、ネット上の試算では金の素材価値だけで約9500万円前後〜1億円超とされることがあります(週末世界のfootball)。
動画などで見かける「約5kg」「1億1500万円」といった数字も、
あくまで非公式の試算で、諸説あります。
金の相場は毎日動くので、計算する日によって金額は変わります。
そして、この金額は「金を溶かして売ったら」という素材だけの話です。
80年以上の歴史や、優勝国の名前が刻まれる価値はお金に換算できません。
だから多くのメディアが「値段がつけられない」とまとめています。
「優勝賞金」とは別の話
ここで混同しやすいのが、トロフィーの価値と優勝賞金は別という点です。
トロフィーは非売品の“象徴”ですが、優勝賞金はFIFAから実際に支払われるお金です。
金額の規模もまったく違います。
優勝賞金がいくらなのかは、別の記事で解説しています。
本物は優勝国も持ち帰れない
意外に思われますが、本物のトロフィーは優勝国も持ち帰れません。
表彰式の直後にFIFAが回収し、優勝国には金メッキのレプリカが渡されます。
母国パレードで掲げられているのも、このレプリカです。
本物が今どこにあるのか、盗難の歴史も含めて別記事でまとめています。
Q&A:W杯トロフィーの中身と値段
Q1. トロフィーは純金でできているの?
純金ではなく18金です。金の純度は75%で、残りは強度を上げるための別の金属です。台座には緑色のマラカイトという石が使われています。
Q2. 結局いくらくらいの価値があるの?
公式には出ていません。金の素材価値だけなら約9500万円〜1億円超との試算もありますが、相場で変わります。歴史や象徴の価値を含めれば「値段がつけられない」というのが実態です。
Q3. 重さの6175gは全部が金なの?
いいえ。6175gは台座の石も含めた全体の重さです。金だけの重さは公表されていません。「約5kg」という数字も非公式の推定値です。
Q4. 優勝したら本物をもらえるの?
もらえません。表彰式のあとFIFAが本物を回収し、優勝国には金メッキのレプリカが渡されます。過去の盗難や紛失を踏まえた安全のための仕組みです。
Q5. この記事の「考察」は事実として断定していい?
考察は編集部の予想です。制度が今後も変わらないという見立ては、あくまで予想であり、FIFAの方針変更があれば変わります。
Q6. 本物とレプリカは見分けられるの?
見た目はほぼ同じで、ぱっと見では区別がつきにくいです。本物は18金製、優勝国に渡されるのは金メッキの真鍮製という素材の違いがあります。台座の裏に刻まれた歴代優勝国名も、本物ならではの部分です。
今後の見通し
金の価格はこの数年で大きく上がっています。
そのため、大会のたびに「今の相場ならトロフィーは〇億円」という話題は、これからも繰り返し出てくると考えられます。
ただし、それは素材としての金の話にすぎません。
本物はこれからもFIFAが大切に保管し、売られることはありません。
数字に驚くのも楽しいですが、
「お金では測れない世界一の証」という見方のほうが、実態に近いといえます。
まとめ
- トロフィーは18金製・台座はマラカイト・総重量6175g
- 金の素材価値は約1億円クラスとの試算もあるが公式値はなし
- トロフィーの価値と優勝賞金は別の話
- 本物はFIFAが回収し、優勝国にはレプリカが渡される
「何でできてる?」「いくら?」というシンプルな疑問から入ると、
W杯トロフィーの特別さがよく見えてきます。
金額の大きさだけでなく、デザインや歴史まで知ると、あの輝きの見え方も少し変わるはずです。
次の優勝シーンでは、掲げられたトロフィーの中身も思い出してみてください。

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