サンマルクが熊本で小麦づくり!チョコクロを国産小麦にする狙いとサンマルクファームとは

    【先に結論】サンマルクが畑づくりを始めたのは、輸入に頼ってきた小麦を自分たちで育てるため。熊本県宇城市に「サンマルクファーム」を作り、いずれチョコクロにも国産小麦を使おうとしています。

    • 取り組み:熊本県宇城市で小麦などを育てる
    • 新会社:「株式会社サンマルクファーム」
    • きっかけ:小麦の輸入頼みから抜け出すため
    • 目標:いつかチョコクロを国産小麦で
    • ハードル:初年度は畑が予定より少なめ
    この記事のポイント
    • サンマルクが畑づくりを始めたわけ
    • サンマルクファームの場所とねらい
    • チョコクロを国産小麦にする計画
    • ガイアの夜明けの放送日

    7月3日放送の「ガイアの夜明け」(テレビ東京)でとりあげられる、サンマルクの畑づくり(農業参入)
    チョコクロのサンマルクが、どうして小麦を育てるの?」と不思議に思った方も多いはずです。
    答えはシンプルで、これまで輸入に頼ってきた小麦を、自分たちの手で作るための大きなチャレンジなのです。

    目次

    外食チェーンがなぜ畑づくり?(編集部の予想)

    ここからは編集部の予想です。
    パン屋やカフェが自分で小麦を育てるのは、とてもめずらしい話です。
    サンマルクがそこまでする裏には、3つのねらいがあると私たちは見ています。

    1つ目は、「小麦の値段に左右されたくない」という思いです。日本の小麦の自給率はおよそ15%しかなく、ほとんどを輸入に頼っています。ウクライナ侵攻のあと、小麦の値段は世界的に大きく上がりました(農林水産省)。小麦をたくさん使う外食チェーンにとっては、これは経営を直撃する大問題。自分で作れれば、値段の上下にゆさぶられにくくなります

    2つ目は、「作って売るまで、ぜんぶ自社でできる」こと。サンマルクは国内外に850店をこえるお店があるとされ、育てた小麦やお米を自分たちのお店で使えます(サンマルクHD公式)。農業でいちばんむずかしい「売り先さがし」を、自前のお店でクリアできる――これは外食チェーンならではの強みです。

    3つ目は、「国産」という価値です。いつかチョコクロなどに国産小麦を使えれば、「国産・地域貢献」という新しい魅力が生まれます。食の安心を気にする人が増えるなか、ストーリーのある商品はファンに選ばれやすくなります。番組名の「国産小麦でチョコクロを」は、まさにこのねらいそのものです。

    とはいえ、農業は天気や人手に左右されるむずかしい仕事です。
    うまくいくかどうかは、これからの数年が勝負になりそう。これはあくまで編集部の予想です。

    「ねらい」や「これからの見通し」は編集部の予想です。参入の経緯や場所などの事実と、その意味づけ(予想)は分けて書いています。

    サンマルクファームってどんな取り組み?

    では、わかっている事実を整理しましょう。
    サンマルクホールディングスは、熊本県宇城市に農業の会社「株式会社サンマルクファーム」を作り、畑づくりを始めました(日本経済新聞)。

    会社名株式会社サンマルクファーム
    親会社サンマルクホールディングス
    場所熊本県宇城市
    育てるもの小麦(お米の裏作)など
    ねらい原料の国産化・自社のお店で使う

    育てるのは、お米の裏作としての小麦がメインです。
    宇城市と協定をむすび、育てる→製粉する→ブランドにするまでを自分たちで手がける計画とされています。
    そして将来は、人気のあるチョコクロにも国産小麦を使うことをめざしています。

    藤川社長が話したきっかけ

    サンマルクHDの藤川幸樹社長は、ウクライナ侵攻で小麦の値段が上がったことを受けて、2023年から協力してくれる自治体をさがし始めたとされています(日本経済新聞)。
    日本の小麦自給率の低さという課題に向き合いながら、長く続けられる農業をめざす――それがこの取り組みのスタートでした。

    そもそもサンマルクってどんな会社?

    サンマルクホールディングスは、岡山うまれの外食グループです。
    チョコクロでおなじみのサンマルクカフェのほか、焼きたてパンが食べ放題のベーカリーレストランサンマルク鎌倉パスタなど、いくつものお店を展開しています(サンマルクHD公式)。
    最近は本社を京都へうつすなど、「京都から世界へ」を合言葉に成長をめざしています。
    「パンと小麦」が主役の会社だからこそ、小麦を自分で作る意味はとても大きいといえます。

    ぶつかっている壁―畑をどう増やすか

    チャレンジには壁もあります。
    初年度は10ヘクタールの畑をそろえる目標でしたが、実際は6.5ヘクタールにとどまったと伝えられています。
    動かす人も少人数からのスタートで、これから畑を広げられるかが大事なポイントになりそうです。

    それでも、外食チェーンが本気で畑づくりに乗り出す例は、まだまだ少ないのが現状です。
    「食べる側」だった会社が「作る側」へ――この挑戦が番組でどう描かれるか、楽しみです。

    サンマルクファームでは、まずは小さく始めて、ノウハウをためながら少しずつ作付けを広げる方針とされています。
    いきなり大規模にではなく一歩ずつ進めるやり方は、未知の農業に向き合ううえで現実的な選び方だといえそうです。

    ガイアの夜明けはいつ放送?(7月3日)

    サンマルクの農業参入は、2026年7月3日(金)よる22時から、テレビ東京「ガイアの夜明け」でとりあげられます。
    タイトルは「国産小麦でチョコクロを!サンマルク農業に挑む」
    番組では、現場の苦労や畑さがしの舞台裏が映りそうです。放送の内容は、わかりしだいこの記事にも足していく予定です。

    よくある質問(Q&A)

    Q1. サンマルクはどこで畑づくりを始めたの?

    熊本県宇城市です。「サンマルクファーム」という会社を作り、小麦などを育てています。

    Q2. どうして農業を始めたの?

    輸入に頼ってきた小麦を自分たちで作るためです。ウクライナ侵攻による値上がりがきっかけになったとされています。

    Q3. チョコクロが国産小麦になるの?

    将来チョコクロに国産小麦を使う計画とされています。すぐに全店で切り替わるのではなく、これからの目標という位置づけです。

    Q4. 育てた小麦はどこで使うの?

    サンマルクグループのお店で使う想定です。国内外に850店をこえるお店があり、売り先を自分で確保できる強みがあります。

    Q5. 社長はどんな人?

    サンマルクホールディングスの藤川幸樹社長です。2023年から協力自治体をさがし、農業参入を引っぱったとされています。

    Q6. うまくいきそう?

    初年度は畑の確保が目標に届きませんでした。農業は天気や人手の影響を受けやすく、これから規模を広げられるかが課題です(編集部の予想)。

    まとめ

    サンマルクの農業参入は、輸入頼みの小麦を自分たちでまかなうためのチャレンジです。
    熊本県宇城市に「サンマルクファーム」を作り、いつかはチョコクロにも国産小麦を使うことをめざしています。
    畑をどう増やすかという壁もありますが、外食チェーンが「作る側」に回る注目の取り組みです。
    7月3日の「ガイアの夜明け」で、その舞台裏が描かれます。

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