カメムシ大量発生2026の原因はヒノキの実|静岡は平年20倍、家に入れない対策と時期

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    【結論】2026年のカメムシ大量発生は、エサとなるヒノキの実の豊作などが重なった結果とみられています。家庭では、侵入が本格化する前のすき間ふさぎが基本の対策です。

    • 静岡県は10月1日、果樹カメムシ類の病害虫発生予察警報を県内全域に発表(静岡県病害虫防除所)
    • 県内4か所の予察灯の誘殺数は平年の約20倍で、異常多発した2024年を上回る水準
    • 原因として、ヒノキの実の豊作、夏の気温、暴風雨が少なく幼虫が育ったことなどが挙げられています
    • 警報は果樹など農業向けの情報。家庭では、秋の侵入シーズン前に窓枠・換気口のすき間を確認するのが基本です

    「今年はカメムシが多すぎる」「洗濯物に付いていた」「家の中に入ってきた」という声が、秋に入って増えています。原因は何なのか、いつまで続くのか、家に入れないためにはどうすればよいのかが気になるところです。

    この記事では、大量発生の原因、静岡県の警報の中身、家庭でできる対策を、自治体の公表資料と報道をもとに整理します。

    目次

    【考察】カメムシ大量発生2026はいつまで続くのか

    ここからは編集部の予想です。

    私は、野外で目立つピークは10月中、家の中での遭遇は11月以降も続くと予想します。秋はカメムシが「エサを探す時期」から「冬を越す場所を探す時期」へ移る境目で、困りごとの中身が変わっていくと読みます。理由は3つあります。

    理由1:ヒノキから離れ始めたサインがすでに出ている

    静岡県の警報資料によると、ヒノキの実に残る吸汁痕の数が20に近づくと、カメムシはヒノキから離れてエサを探しに飛ぶとされています。9月上中旬の時点で、調査地点の6割がこの目安を超えていました(静岡県病害虫防除所)。

    山のヒノキで育った成虫が、すでに里へ移動し始めている段階です。県が警報で示した発生時期と防除時期がともに「10月」であることからも、野外での飛来は10月が山場と読みます。

    理由2:気温が高い見込みで、活動期間が長引きやすい

    同じ資料では、名古屋地方気象台の1か月予報で気温が平年より高い見込みであることを挙げ、カメムシの発生を助長すると書かれています(静岡県病害虫防除所)。

    寒くなるのが遅ければ、それだけ動ける期間が延びます。「10月が終われば落ち着く」とは限らないと見ておくのが安全です。

    理由3:秋は越冬のために家へ入り込む時期

    札幌市保健所の案内では、カメムシは10月中旬ごろ、越冬のため屋内へ侵入し、春先に野外へ戻るとされています(札幌市)。秋田市も、秋口は暖かい場所に集まり、換気口や窓のすき間から屋内に入ることがあると説明しています(秋田市)。

    野外の数が多い年ほど、家に入ろうとする数も増えると考えるのが自然です。家の中で見かける時期は、野外のピークより後ろにずれると予想します。

    以上は公表資料から読み取ったあくまで予想であり、断定ではありません。地域によって時期は変わるため、お住まいの都道府県の病害虫防除所や自治体の情報もあわせて確認してください。

    静岡県で警報|カメムシ大量発生の数字

    静岡県病害虫防除所は2026年10月1日、果樹カメムシ類(チャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシ、クサギカメムシ)について、令和8年度の病害虫発生予察警報第1号を発表しました(静岡県病害虫防除所)。

    項目2026年平年
    予察灯の誘殺数(9月1〜20日・4か所平均)19,512頭960頭(約20倍)
    フェロモントラップの誘殺数(6か所平均)269頭107頭(約2.5倍)
    ヒノキ球果の寄生数(10結果枝あたり)37.5頭6.1頭(約6倍)

    予察灯の数字は、異常多発した2024年を上回る水準です。ヒノキ球果での寄生数は、9月としては1996年以降で過去最多とされています。気象予報士の解説記事でも、この「平年の約20倍」という数字が紹介されています(Yahoo!ニュース エキスパート)。

    なお、この警報の対象作物はかんきつや柿、キウイフルーツなどの果樹です。農業向けの情報であり、家庭への侵入数を予報したものではありません。ただ、市街地への飛来も報じられており、生活の中で気になる方が増えています(ABEMA)。

    家の周りでカメムシを見かけるようになったら、早めに寄せ付けにくくする対策を始めておくと安心です。

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    大量発生の原因|ヒノキの実と夏の条件

    静岡県の担当者は、原因としてエサとなるヒノキの実が豊作だったこと、夏の気温がカメムシに適していたこと、暴風雨が少なく幼虫が成長できたことが重なったと説明しています(ABEMA)。

    気象予報士の松浦悠真さんの解説では、今年は春の越冬量が平年より少なかった一方、ヒノキの球果が多く、夏以降に新成虫が急増したと整理されています。そのうえで「猛暑だったから増えた」と単純には言えないとし、エサの量や越冬状況など複数の条件が重なった結果とみる必要があると指摘しています(Yahoo!ニュース エキスパート)。

    県の資料でも、7月時点では発生が平年より少なく、8月中旬以降にヒノキで増えた新成虫が急増した流れが示されています。夏の終わりから一気に増えたことが、「急に増えた」と感じる理由のひとつです。

    種類の違いに注意
    果樹を加害する「果樹カメムシ類」と、田んぼのコメを好む「イネカメムシ」は別の虫です。ニュースで見かける数字は、どの種類の話かを確認して読むのがおすすめです。

    家に入れないためのカメムシ対策

    札幌市保健所は、カメムシは体が平たく、窓枠や溝、換気口など、ごく狭い場所からでも侵入できると説明しています。そのうえで、侵入が始まる前に大きな穴をふさぎ、窓枠や溝、換気口の周囲に専用の殺虫剤を散布しておく方法を案内しています(札幌市)。

    • 窓枠・サッシのすき間:すき間テープでふさぐ
    • 換気口・通気口:防虫フィルターやネットをかぶせる
    • 網戸:破れや外れがないか確認する
    • 洗濯物:取り込む前に軽くはたき、付いていないか確認する

    札幌市は、カメムシの臭いは手につくと取れにくく、屋外に干した洗濯物を汚すことがあるとも説明しています。森林を背にした白壁の家は侵入被害を受けやすいとされており、山や林が近い家は特に注意したいところです。

    家の中に入ってきたときの対処

    家の中で見つけたら、つぶさずに捕まえて処分するのが基本です。札幌市は、ガムテープなどでつぶさないように捕まえる方法を案内しています。多数入り込んだ場合は、くん煙剤ですき間から追い出して捕まえる方法もあるとしています(札幌市)。

    窓まわりのすき間対策には、ホームセンターなどで手に入るすき間テープが使えます。

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    ※サッシの形状に合う幅・厚みを選んでください

    SNSで注目されている点

    静岡県では、カメムシが農園だけでなく市街地にも飛来し、県に相談が寄せられていると報じられています。SNSでは「異常すぎる」「カメムシ県」といった声も上がりました(ABEMA)。

    静岡市の生活雑貨店では、カメムシ対策グッズが当初7〜8種類あったものの、売り切れで3種類しか残っていないという報道も紹介されています(Yahoo!ニュース エキスパート)。対策グッズを買う場合は、店頭の在庫が少ないことも想定しておくとよさそうです。

    カメムシ大量発生に関するQ&A

    Q1. 2026年にカメムシが多い原因は何ですか?

    静岡県の担当者は、ヒノキの実の豊作、夏の気温、暴風雨が少なかったことなどが重なったと説明しています。気温だけで増えたとは言えず、エサの量や越冬状況を含めた複数の条件が関係しているとみられています。

    Q2. 警報が出ると、家にもカメムシが入ってきますか?

    静岡県の警報は果樹の生産者向けの情報で、家庭への侵入を予報したものではありません。ただ、野外の数が多い年は市街地での目撃も増えるため、窓枠や換気口のすき間を早めに確認しておくのがおすすめです。

    Q3. カメムシが家に入りやすい時期はいつですか?

    札幌市は10月中旬ごろに越冬のため屋内へ侵入し、春先に野外へ戻ると案内しています。地域や気温によって時期は前後するため、秋に入ったら早めに対策を始めるのが安心です。

    Q4. 家の中で見つけたら、どう退治すればよいですか?

    つぶさずに捕まえて処分するのが基本です。つぶすと臭いが広がり、取れにくくなります。札幌市はガムテープなどで捕まえる方法や、多数いる場合はくん煙剤で追い出す方法を案内しています。

    Q5. 大量発生はいつまで続きますか?

    静岡県の警報では、発生が予想される時期を10月としています。記事内の【考察】では家の中での遭遇は11月以降も続くと予想しましたが、これは編集部の予想であり断定ではありません。

    Q6. 静岡以外でもカメムシは増えていますか?

    気象予報士の解説によると、農林水産省も東海・四国の一部で果樹カメムシ類が多くなると予想しています。お住まいの地域の状況は、都道府県の病害虫防除所が出す注意報・警報で確認できます。

    今後の見通し

    静岡県は、警報の中で今後もヒノキで増えたカメムシが果樹園に大量飛来するおそれがあるとしています。気温が平年より高い見込みであることも、発生を後押しする要因として挙げられています。

    家庭では、寒くなる前の今のうちに、すき間対策を済ませておくことが大切です。冬を越したカメムシは春先に外へ出ていくため、秋の侵入を減らすことが、冬から春にかけての困りごとを減らすことにもつながります。

    まとめ

    • 静岡県は10月1日に果樹カメムシ類の警報を発表。予察灯の誘殺数は平年の約20倍でした
    • 原因はヒノキの実の豊作や夏の条件など、複数の要因が重なったとみられています
    • 警報は農業向け。家庭では窓枠・換気口・網戸のすき間を早めにふさぐのが基本です
    • 家の中ではつぶさずに捕まえる。多い場合はくん煙剤で追い出す方法もあります

    カメムシは人体に大きな害を与える虫ではありませんが、臭いや洗濯物への付着は困りものです。侵入が本格化する前に、できるところから対策を進めてみてください。

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