【結論】綱取りに挑む大関・霧島は2敗目を喫し、横綱昇進は優勝が前提の状況に追い込まれました。
2026年7月20日、大相撲名古屋場所9日目。綱取りに挑む大関・霧島が平幕の美ノ海に敗れ、2敗目を喫しました。土俵際での逆転負けで、昇進への道は一気に細くなっています(時事通信)。
- 霧島は10日目終了時点で8勝2敗。千秋楽まで残り5日
- 横綱昇進の内規は「大関で2場所連続優勝、またはそれに準ずる成績」
- 前場所は12勝3敗で優勝決定戦に進み、敗れた
- 浅香山審判部長は「厳しくなってきていることは確か」とコメント
- 1敗の力士が2人いるため、自力での優勝は難しい位置
「2敗で綱取りは終わりなのか」「あと何勝すれば横綱になれるのか」。検索が集まっているのは、この2点です。昇進の内規と、審判部長が実際に何を言ったかを突き合わせて整理します。
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【考察】霧島の綱取りはどうなる?残り5日をこう読む
今場所の霧島の横綱昇進は、見送りになると予想します。残り5日を全勝して13勝2敗で優勝しても、昇進の議論は割れると読んでいます。理由は3つです。
理由1:審判部長の言葉が「条件」から「厳しさ」に変わった
場所前、浅香山審判部長は昇進の条件として「高いレベルでの優勝が求められる」と語っていました(日本経済新聞)。ところが2敗目を喫した9日目のあと、言葉は「厳しくなってきていることは確かです」に変わっています(スポーツ報知)。
審判部の発言が条件の提示から評価の下方修正へ移ったという変化は軽くありません。ここから優勝しても、「高いレベル」と言えるかどうかで議論が残ると読みます。
理由2:自力優勝の条件がすでに他人任せになっている
10日目終了時点で、1敗の安青錦と琴栄峰が霧島の前を走っています。霧島が残り5日を全勝しても13勝2敗。先頭の2人が1つ落とすだけでは並べません。2人ともが2つ以上落とす展開が必要になります。
9日目には上位陣が総崩れとなり、豊昇龍が3敗目、大の里が4敗目を喫しました(スポーツ報知)。番付上位が崩れている場所では、先頭の力士に上位との難しい取組が集中しにくくなります。追う側にとっては不利な形です。
理由3:それでも綱取りの土台は次に残る
ここが今場所を落としても悲観しなくてよい部分です。前場所の12勝3敗・優勝決定戦進出という成績は消えません。今場所も2敗を保っており、大崩れはしていません。
八角理事長は2敗目について「これを痛いと思っているようでは横綱になれない」と語っています(日刊スポーツ)。突き放した言い方に見えて、横綱になる前提で話していると読み取れます。今場所で終わりという扱いはされていません。
考察のまとめ
今場所の昇進は見送り、ただし綱取りの挑戦そのものは次の場所へ持ち越されると予想します。注目すべきは今場所の結果より、終盤5日でどれだけ内容のある相撲を残せるかです。
霧島の2敗目|9日目に美ノ海へ土俵際の逆転負け
名古屋場所は7月12日にIGアリーナで初日を迎えました。霧島は序盤を全勝で走り、3日目を終えた時点でも星を落としていません(中日スポーツ)。
最初の黒星は5日目でした(NHK)。そして9日目、平幕の美ノ海に土俵際で逆転を許して2敗目を喫します。物言いがつきましたが、軍配は変わりませんでした。
霧島本人は「もう少し見ていれば」と振り返っています(デイリースポーツ)。攻め急いだのではなく、決めにいく場面で一拍置いた結果の逆転でした。
元大関・琴風はこの相撲について、「肩の力を抜け」「前のめりにならず自分の相撲を」と課題を指摘しています(スポーツ報知)。綱取りの重圧が相撲を硬くしている、という見立てです。
横綱昇進の条件|内規は「2場所連続優勝、またはそれに準ずる成績」
横綱昇進には、明文化された内規があります。
大関の地位で2場所連続優勝、またはそれに準ずる成績を挙げること。横綱審議委員会に諮問され、委員の3分の2以上の賛成を得たうえで、理事会で正式に決まります。
難しいのが「準ずる成績」の幅です。数字で固定されていないため、その時々の審判部・横綱審議委員会の判断が入ります。だからこそ、審判部長の発言が注目されます。
| 場所 | 霧島の成績 | 綱取りへの評価 |
|---|---|---|
| 2026年5月場所 | 12勝3敗(優勝決定戦で敗退) | 綱取り場所として次へ |
| 2026年7月場所(10日目時点) | 8勝2敗 | 「厳しくなってきている」 |
前場所は小結・若隆景との優勝決定戦で敗れ、優勝を逃しました。優勝していれば今場所の条件は大きく緩んでいたはずです。この1番の差が、今の状況を作っています。
残り5日で霧島に必要な星|数字で整理する
10日目を終えて8勝2敗。千秋楽までの5日で取れる星を整理します。
| 残り5日の結果 | 最終成績 | 昇進の見込み |
|---|---|---|
| 5戦全勝+優勝 | 13勝2敗 | 議論の対象になる |
| 5戦全勝・優勝なし | 13勝2敗 | 見送りの公算 |
| 4勝1敗以下 | 12勝3敗以下 | 今場所での昇進は難しい |
報道でも、昇進にはハイレベルな成績での優勝が必要と伝えられています(スポーツ報知)。つまり優勝が最低条件であり、そのうえで内容が問われる形です。
重圧との向き合い方|霧島は場所前に何を語ったか
場所前、霧島は綱取りについて「あまり考えずにいつも通り。重圧を自分にかけないように」と話していました(日本経済新聞)。
3日目には名古屋の暑さに触れながら、「勝ち負けを気にしないで」と自らに言い聞かせるように語っています。意識して力を抜こうとしていたことが分かります。
それでも中盤に2敗が並びました。琴風が指摘した「大事にいきすぎると…」という課題は、慎重さが裏目に出る場面が増えていることを示しています。攻めきる形をもう一度取り戻せるかが、終盤の鍵になります。
Q&A|霧島の綱取りでよくある疑問
Q1. 2敗した時点で綱取りは消滅しましたか?
消滅はしていません。浅香山審判部長の言葉も「厳しくなってきている」であり、終了とは述べていません。ただし優勝が前提になったため、条件はかなり狭まりました。残り5日の結果次第です。
Q2. 13勝2敗で優勝すれば横綱になれますか?
自動的に決まる仕組みではありません。内規の「準ずる成績」に数字の固定がないため、審判部が横綱審議委員会に諮問するかどうかから議論が始まります。優勝が条件を満たす出発点になる、という位置づけです。
Q3. 今場所を逃すと綱取りはやり直しですか?
大関の地位を保っていれば、好成績を挙げた次の場所があらためて綱取り場所になります。横綱昇進に回数制限はありません。前場所12勝3敗という実績も、評価の材料として残ります。
Q4. 霧島は今場所、誰に負けましたか?
初黒星は5日目、2敗目は9日目の美ノ海戦と報じられています。9日目は土俵際での逆転負けで、物言いがつきましたが軍配は変わりませんでした。10日目終了時点の成績は8勝2敗です。
Q5. この記事の考察は公式見解ですか?
いいえ。「【考察】」がついたセクションは編集部の予想であり、日本相撲協会の見解ではありません。昇進の可否は場所終了後に正式な手続きを経て決まります。
今後の見通し|千秋楽までに見るポイント
名古屋場所の千秋楽は7月26日です。霧島に関して追いかけたいのは次の3点です。
- 3敗目を喫するかどうか(喫した時点で今場所の昇進は難しくなる)
- 1敗の安青錦・琴栄峰が星を落とすかどうか
- 攻めきる相撲を取り戻せるか(内容が次場所の評価につながる)
結果が出るまで、昇進の可否は確定しません。最新の星取は日本相撲協会の公式サイトで確認できます(日本相撲協会)。
まとめ
- 霧島は10日目終了時点で8勝2敗、残り5日
- 昇進の内規は「2場所連続優勝、またはそれに準ずる成績」
- 前場所は12勝3敗、優勝決定戦で敗退
- 審判部長は「厳しくなってきていることは確か」とコメント
- 1敗の力士が2人おり、優勝は他力の要素が大きい
綱取りは、勝ち星の数だけで決まるものではありません。2敗という数字より、残り5日で見せる相撲の中身が次につながります。終盤の取組を追いかけたいところです。

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